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ミスターJ

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ジョイキャリア中のヒト、新しいサービスやビジネスモデルに出会うと興奮を抑えきれずに記事を書いたり、インタビューに出たりと好き放題。とにかく仕事を楽しむこと、楽しい仕事をすること、新しい価値を生み出すことに情熱を注いでいる。「温泉ワーク」を研究中

2018年11月7日

ZOZO節炸裂!Twitterでの公開質問会は今後の採用の流れとなるのか?

株式会社ZOZO代表取締役社長 前澤友作氏がまた新たな人材戦術に打って出た。多くの経営者たちが行き着く先は人材である。どんなにテクノロジーやシステムが高度化しても最後に勝負を決めるのは人間力、個の力だ。かのカーネギーは自分より優秀な人材を集めることで事業を成功させ多くの富を築いたという。

度々ド派手なプロモーションで世間を驚かせる前澤氏だが、我々ジョイキャリアでは、同氏の動きは多くの優秀な人材を惹きつける為の戦略だとみており、その働き方に対する考え方や人材の獲得と活用方法に注目している。そして、今回はTwitterを活用した採用作戦、公開FAQ「#ZOZOTech質問会」である。公開から3週間あまりの現状を追った。

現場では質問は少ない事が多いがTwitterではいかに?

突如Twitterで始まった公開質問会

前回、ジョイキャリアではZOZOの社名変更に合わせて前澤氏が出した「楽しく働く」環境作りにコミットするという言葉に合わせて「ZOZOが社名変更!アノ前澤社長が謎のメッセージ“楽しく働く”ってなんだ?!」という記事を公開している。筆者も楽しく働くことで個人としてのパフォーマンスが上がり、周りにも良い影響をもたらすと考える一人でこれに賛同している。

そんな前澤氏は、メジャーデビューまでした元ハードコア・パンクバンドのメンバーであり、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOの創業社長だ。さらに数億円もするようなアート作品の数々やスーパーカーのコレクターとしても名を馳せている。そして、先日発表された月旅行、音楽・アート・デザイン・宇宙とその活躍はまさに境界が見えないコスミックな広がりを見せている。

Twitterのフォロワー数は50万人に迫る勢い(2018年11月現在)、若者ならずも中高年をも虜にする要素にも事欠かない、その人気っぷりはまるでロックスターのようだ。2018年10月19日、そんな同氏が、Twitterで突如号砲を放った。

なんと、twitter上で公開で質問を受け付けるという。しかも人事・採用担当ではなく、経営者3名が自ら対応するとのことだ。

Twitterで採用質問に答えるってどういうこと?

採用FAQといえば、決まったフォーマットで質問と回答を掲載するFAQサイトがまだ主流だ。最近では採用担当とコミュニケーションができるLINEやチャット、自動応答のチャットボットなども出てきているという状況だ。過去にはTwitterでお題に一言で答えて採用という事例を発見したが、その効果は不明だ。

SNSを活用したソーシャルリクルーティングも始まってきてはいるが、採用担当ではない経営者や社員が自ら公開で質問に答えるというのは稀な事例だろう。もちろん本気で入社したいという人たちからの質問が大半だろうが、フォロワー50万人に迫る前澤氏、そのド派手なプロモーション、自由な言動やライフスタイルはアンチもまた多いのも事実だ。いま最も注目を集める上場企業、下手をすると優秀な人材獲得どころか評判を落とすことにもなりかねない。

採用担当以外が直接やりとりすることは稀だ。

さらに前澤氏の投稿で@メンションを付けられていた2名の社長のうちのひとりである金山氏には突然のことだったようだが楽しそうである。なんというド◯なのだろうか…笑

そして、本当にTwitterで、、プロフィール画像がイラストの方にもちゃんと、、結構コアな内容の回答をしている。。

Twitterな方々にも真摯な対応の金山社長

このようなしっかりした対応もあり評判は良いようだ。さらに現役社員の方々も参戦し、ZOZOで働きたいという方が増加していそうだ。確かに採用戦略としての効果は大きいだろう。だが職人気質のエンジニア達にこの戦略が通用するのか?は未知数だと思われる。

さらに広がりを見せる公開質問会

公開質問会は社員の自発的な参加も促した。

質問会は3名の社長だけでなく、ZOZOの社員の方々も巻き込んだ展開へ。現役の社員たちも自発的にハッシュタグ #ZOZOTech質問会で自発的にツイートを発信、自分たちの仕事や働き方を紹介し、入社を目指す候補者たちへのメッセージという展開になっている。

経営者が自らが懐を開き正面からぶつかる姿をさらすことで従業員たちのエンゲージメントがさらに高まり援軍のように追随。経営・従業員・ファン(候補者)が一体化し、大きなムーブメントになることで冷やかしやアンチの牽制にもなっているのだろうか。

前澤氏はこの動きを初めから予想し、狙っていたのだろうか?真意はわからないがこの一連の動きからでも組織の自律的な成長とチームワークの強さの両立を容易に感じる事ができる。何よりもこの状況を全員が楽しんでいるという事が素晴らしい。人を中心に据えた理念の浸透と前澤氏のリーダーシップこそがZOZOの強さなのだろう、多少のことでは揺るぎない組織になっているようだ。

「楽しく働く」をいち早く証明

公開質問会には「楽しく働く」姿勢が不可欠

今回の一連のTwitterでの公開質問会は、ZOZOの社名変更と同時に前澤氏が「楽しく働く」と言うメッセージを出したの10月1日のわずか19日後の出来事である。

代表取締役社長 前澤友作のメッセージ

私たちは「楽しく働く」ことを徹底します。

「楽しく働く」ことが、私たちを応援し支えてくださる全ての皆さまの幸福に繋がることを、身をもって証明します。

私たちの「楽しく働く」姿は、労働の概念をアップデートしていきます。

「楽しく働く」ことが世界中で大流行し、心も体も健康な友人が増えた時、お金中心だった私たちの暮らしは、新しい未来へと向かいます。

だから、私たちは「楽しく働く」ことを徹底します。

2018年10月1日

代表取締役社長 前澤 友作

引用サイト:https://corp.zozo.com/news/20181001-5984/

このメッセージを見たときに理想論だと半信半疑に思った方も多いのではないだろうか。しかしこの短い期間で、しかもこれまでやってこなかった形で、働く人たちの希望と社員へ新たな楽しみを与え、戯言ではなく「楽しく働いている」ことを世間に行動をもって知らしめたのである。

まとめ

今回ZOZOが行ったTwitterを活用した求人FAQ、この方法が今後の求人市場に新たな可能性をもたらしたことは事実として素晴らしい。だが、他の企業に同じ事が出来るのか?ここまで出来る経営者がいるのか?と言われると疑問は生じる。

これは自分が前面で全てを受け止め、自らの責任を持ってリスクを取れる経営者だけが出来る究極の採用作戦ではないだろうか?うまくいけば優秀な人材の獲得のみならず社員のエンゲージメント向上やプロモーション効果も期待できる。

しかし、一朝一夕には行かないだろう。普段からの会社や事業に対する直向きな取り組みと高い社員の満足度、さらには何事も楽しむ姿勢なしにはこの作戦は語れないのではないだろうか。このプロセスでZOZOにどんな人材が参画するのか今後も気になるところだ。

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