この記事を書いたライター

伊藤璃帆子

伊藤璃帆子

芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

2020年5月15日

インターンシップのオンライン化!これから「オンラインインターン」が主流になる?

新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞によって、企業も就活生も多大な影響を被ることになりました。学生の皆さんは困惑されていると思いますが、企業の人事採用担当者も手探りのなかで採用活動を進めているようです。

2021年卒の採用活動セミナーや選考はオンラインで進める企業が多くなりそうですが、これから就職活動を始める2022年卒業生のためのインターンシップは一体どうなるのでしょうか。今後、各企業から方針が打ち出されると思いますが、今回は現在のインターンシップの位置づけと、コロナ禍でも参加できるオンラインインターンシップの状況について整理していきます。不安に思われている学生の皆さんの参考になれば幸いです。

現状のインターンシップについて

いままで対面がスタンダードだったインターン。オンラインではどう変わる?

まずは現状の採用活動におけるインターンシップの位置づけや役割について確認してみましょう。また、セミナーや面接がオンラインに切り替わっているなかで、インターンシップのオンライン化の実状を整理していきます。

インターンシップの位置づけと現状

就活生と企業の双方がお互いを知るためには、インターンシップは欠くことができない

昨今の就職活動は3月に広報開始、6月に採用選考、内々定というスケジュールで進められています。この公式のスケジュールで考えると、企業とコミュニケーションをとることができるのは3か月程度という短い期間になります。企業側も学生側もお互いを理解することは簡単なことではありません。そこで採用活動前の就業体験としてでインターンシップを行い、企業と学生が相互理解を深めているのが現状です。

マイナビの調査によると、2019年10月時点でインターンシップに応募したことがある学生は93.8%(前年比11.1pt増)、参加したことがある学生は84.9%(前年比12.1pt増)で、この数字は前年と比較しても増加しています。またインターンシップの平均応募社数は5.9社(前年比1.0pt増)と3年連続で増加傾向がみられ、平均参加社数は3.2社(前年比0.2pt増)と5年連続で増えています。つまり、就活生にとってインターンシップはかかせないものとなっているのです。いまはインターンシップ抜きにして満足のいく就職活動はできないとさえ言えるかもしれません。

オンラインインターンシップの実状

新型コロナウイルスの影響で、2021年卒の就職活動は面接のオンライン化を図り、対面での実施は最小限に抑えるという企業が増加しました。しかし、2022年卒の就職活動インターンシップに関してはまだ方向性が見えません。

実は、コロナウイルス騒動以前にもインターンシップのオンライン化は議論されていました。ほとんどのインターンシップは首都圏や関西圏で行われるため、地方学生にとっては距離や金銭面で参加が難しい状況でした。また企業としてもより多くの学生と出会いたいという思いがあり、地方学生に対しても都心部同様の機会を提供したいとの考えがオンライン化に結びついていたのです。職種は限られるものの、企業の一部はオンラインで完結できるインターンシッププログラムをすでに公開しており、現在もその流れが続いています。

オンラインインターンシップに関する情報サイト

オンラインインターンシップを募集しているページをご紹介!

ここからは実際にオンラインインターンシップの情報を掲載しているサイトを紹介します。

TechTrain MISSION

MISSIONは、TechBowlが展開するU30世代のエンジニアを対象としたプロエンジニア養成サービス「Tech Train」に公開された企業の事業や技術、カルチャーを疑似体験できるオンライン完結型のインターンプログラムです。サイバーエージェント、サイボウズなどのIT企業が参画し現在(2020年4月23日)は、14のミッションが公開されています。

MISSIONのオンラインインターンシッププログラムは、参画企業のCTOや採用責任者とTechBowlが共同開発したものになります。企業ごとに異なるMISSIONをクリアすることで、企業の担当者からのフィードバックをもらえたり、オフィスで行われる交流会への参加ができます。なかには採用選考において優遇措置をとってもらえる特典も。さらにMISSIONを進めていくうえで課題に直面したときには、直接エンジニアにオンラインで相談できる機能などもあります。現在使われている技術やサービスに触れながらスキルアップ、事業の理解を深めることが可能なコンテンツが提供されています。

日経ビジネスRaise(レイズ)

日経ビジネスRaise(レイズ)は、日経BPが運営を手がけるWebサイトで、そのなかの企画としてオンラインインターンシップを提供しています。

パートナー企業には味の素、ANAホールディングス、NTTドコモ、JR東日本、パナソニック、三菱商事、TOTOといった面々が参画。ユーザーはそれぞれの企業担当者とオンライン上で直接コミュニケーションすることができます。実際に企業に訪問するいわゆる就労体験とは異なり、あくまでもオンライン上のやりとりとはなりますが、ビジネスの最前線で働く各企業の社員とやりとりができるため企業を深く知ることができます。また、各社から社会課題に関する問いが出題されることもあります。学生はコメント欄に回答を投稿し、社員がその回答を踏まえて返答するという課題解決のための対話もオンライン上で行われています。このようにさまざまなアプローチ方法から商品・サービス開発やマーケティングのエッセンスを得ることが可能です。

2019年12月9日を最後に更新はストップしていますが、現在も30を超える過去の記事やそのなかで交わされたやり取りは閲覧可能です。「誰でも」「どこからでも」参加できるインターンとして多くの学生に活用されています。

Infraインターン

Infraインターンは、Traimmuが運営するインターンシップの検索サイトです。期間や条件面を比較しながら探すことができます。インターンシップの検索サイトはマイナビやリクナビも展開していますが、Infraインターンの場合、検索する際の条件で「遠隔・リモート可」を選べることが特徴です。これにチェックして検索すれば、オンラインを含めて自宅でできるインターンシップが可能な企業を効率的に探し出すことができます。

そのほか、エンジニアから編集・ライターまで幅広い職種で検索できたり、大学1、2年生も参加できるインターンシップを探せるのも特徴的なサイトです。

オンラインインターンシップを募集している企業事例

どんな企業がオンラインインターンシップを募集しているの?

まだまだオンラインでのインターンシップ開催している企業は少ないですが、ここでは現在募集している企業の事例をいくつかご紹介します。

セプテーニグループ

セプテーニグループが行うインターンシップは、オンライン上で場所を選ばずいつでもインターンシップを体験することができます。学業で忙しい学生や地方在住の学生を対象にしたプログラムを展開しています。インターンシップは、自己分析、業界理解動画セミナー、キャリア面談、OBOG訪問のコンテンツがあり、すべてオンライン上で受けることが可能です。また専用のアプリと市販のVRゴーグルが必要となりますが、セプテーニグループの働く環境や仕事を体験することができるVRコンテンツも用意されています。

サイバーエージェント

サイバーエージェントでは、新卒技術職(エンジニア・クリエイター)を対象にしたオンライン完結型のインターンシップが職種別に行われています。クリエイター向けには講義、課題制作のメンター社員によるサポート、プレゼンなどがすべてオンラインにて実施されていましたが、現在は終了しています。ただしエンジニア向けには先ほど紹介したMISSIONにて、CA Tech Dojo サーバサイド (Go)編の募集が行われています。

ディップ

ディップではデータサイエンティスト職のインターンシップを募集しています。就業体験というよりはオンラインの養成コースに近いもので、以下の順番で進んでいきます。

  1. 「データサイエンス基礎」
    オンライン学習ツールでデータサイエンスの基礎について学ぶ。
  2. 「データサイエンス実習」
    ディップ社が保有する「バイトル」の実データをデータ分析する。
  3. 「実データを使った実戦演習」
    「データサイエンス実習」での分析のフィードバックを踏まえ分析精度を高めていく。

この3つのステップのあとは、人数が絞られるものの給料が発生する実務インターンも用意されています。データサイエンティストは人気の職種ですので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ:アフターコロナを想定してオンラインインターンシップにトライしよう!

アフターコロナの社会では、オンラインやリモートワークが加速するかもしれない

いまはこの先の社会がどのように変化していくのかまだ予測が立たず、企業も現状はまだまだ手探りという状態です。現状はインターンシップをオンライン化している企業は上記のように、各社のホームページやプレスリリースなどを探さなければなりませんが、もう少し落ち着いてくると大手就職サイトのインターンシップ掲載情報も充実してくることが見込まれます。お目当ての企業の採用情報をこまめにチェックしていきましょう。

一方で、想定しておかなければならないことがコロナウイルス終息後の世界です。コロナウイルスが落ち着いたとしても、以前のような日常ではなく新しい日常が作り出されることになるだろうといわれています。つまり、世の中はオンラインやリモートの方向に舵を切っていくことが想定されます。そうなれば実際の職務もオンラインで進むことになるかもしれません。いまのうちにオンラインやリモート環境での就業体験を積んでおくことは良い経験となるでしょう。まずは現在募集しているオンラインインターンシップに参加して新しい働き方を体験してみてはいかがでしょうか。

就活の悩みは、就活アドバイザーに相談!

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オンラインインターンシップに関する情報サイト

参考サイト①「TechTrain MISSION
参考サイト②「日経ビジネスRaise(レイズ)
参考サイト③「Infraインターン

オンラインインターンシップを募集している企業

募集企業①「セプテーニグループ
募集企業②「サイバーエージェント
募集企業③「ディップ

※ご紹介したのはいずれも記事公開日現在の情報です

出典:マイナビ新卒採用サポネット「2019年度 マイナビ大学生インターンシップ調査」
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伊藤璃帆子

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芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

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