この記事を書いたキャリアカウンセラー

神瀬邦久

神瀬邦久

株式会社ビジネスリテラシー代表取締役 特異なキャリアの初期から大学生との接点が多く、彼らの潜在力を掘り起こし、ビジネス戦力へ進化させる手腕には定評がある。「企業」「学生」どちらにも偏らない斬新な切り口から説き起こし、就職活動を通じた「人間の成長」を目標に現実的な視点から指導を行う。「企業・社会の本音」を学生に明確に提示することによって、就業後のミスマッチ、モチベーションダウンを防ぎたいと願い、就職活動の支援を行っている。

2020年1月7日

同族企業で社長の息子たちの部下になるのが嫌という理由での転職はありですか?|仕事の悩み相談【第24回】

キャリアカウンセラー神瀬邦久/シゴトのお悩み相談

現役キャリアカウンセラーが読者の皆様の「仕事」や「職場」「キャリア」に関するお悩みにお答えする本企画。今回のご相談者は「会社で社長の息子に悩まされている」20代会社員の男性。回答するのは「経験豊富なベテランタイプ」神瀬邦久カウンセラーです。

相談者

同族企業で社長の息子たちの部下になるのが嫌という理由での転職はありですか?

介護の仕事を4年半経験したのち、メーカー営業に転職して1年経ちます。入社してから知ったのですが、親族経営の会社で社長の息子がふたり在籍していますが、そのふたりの仲が悪く業務にも影響があります。社長も家族のことなのでとくに口出しもせず両方の肩をもつ状態です。

また息子ふたりは自分の親の会社だからと好き勝手やりたい放題の状況で、将来的にこんなふたりの部下として働く事が嫌になってきています。社員の入れ替わりも激しく私も転職した方がいいのでしょうか。

また同じ部署に3人しかいないので辞めると言ったら「抜け駆けして!」と思われそうなのが気になります。とくにこれがやりたいというのはなく。ただ介護の資格を持っているので、それと営業の経験を活かせたらいいなとは思います。

もう少し考えた方がいいのでしょうか。よろしくお願いします。

神瀬邦久
神瀬 邦久

ご自分のキャリアなので転職の判断は主体的に

こんにちは、キャリアコンサルタントの神瀬(こうのせ)です。最近はコンサル先での相談も「離職防止」「定着」に大きくシフトしつつあるようです。2020年を実りある一年にするためにも、しっかり考えていきましょう。

介護職からの転身で、現在はメーカー営業で1年半ご活躍中ということですので、お仕事自体は順調にこなされている、という前提でお答えしていきますね。

まず、お勤めの企業自体が順調に収益を上げているか、将来的な展望はどうなのか、ということを客観的に見極めていただきたいと考えます。属人的な状況はともかく、これからの発展が望めないのであれば方向転換も必然ですね。

お仕事自体が順調であるならば、継続勤務も選択肢になってくると思います。その場合、社内力学として「ふたりの息子さんのどちらが将来トップになるのか」によって身の処し方が変わることもあると思いますが、同時にそれに惑わされず会社の将来に資するよう自らの役割を全うすることがあなたの身を助けることにもなります。

また周囲にも退職される方が多いとのことですが、ご自分のキャリアのことですので右へならえ、ではないようにしていただきたいです。「転職した方が良いのでしょうか?」という仰り方が若干、主体性に欠ける印象がありますので、そこは慎重にご検討ください。

同部署のおふた方から「抜け駆けして」とのそしりをうけることをご心配されていますが、これは気にされないで良いと思います。よく、転職の際にこのようなことを考える方は多いのですが、極端に申し上げると「そのふたりがあなたの一生の給料・キャリアを保証していただける」のでしょうか? あなたご自身の人生ですので主体的にご判断していただきたいです。

もし、転進されるとして「介護の経験を活かした営業」という切り口はなかなか有効と思われます。しかし、営業経験が1年半というのは若干、物足りないかな、という危惧もあります。

現在の営業が「新規・ルート」「BtoB、BtoC」なのかよくわかりませんので、気になるようでしたら人材紹介会社に登録して面談など受け、ご自分の「市場価値」「スキルの棚卸」をされるのも良いことかと思われます。

いずれにせよ、後悔のないよう「継続・転職」を意思決定してくださいね。

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株式会社ビジネスリテラシー代表取締役 特異なキャリアの初期から大学生との接点が多く、彼らの潜在力を掘り起こし、ビジネス戦力へ進化させる手腕には定評がある。「企業」「学生」どちらにも偏らない斬新な切り口から説き起こし、就職活動を通じた「人間の成長」を目標に現実的な視点から指導を行う。「企業・社会の本音」を学生に明確に提示することによって、就業後のミスマッチ、モチベーションダウンを防ぎたいと願い、就職活動の支援を行っている。

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