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大橋 さやか

大橋 さやか

大学卒業後、食品メーカーに勤務し管理部門を5年経験する。 学生時代はスポーツクラブのインストラクターやバーテンダーなどを経験。 20代の長期休暇は、日本各地の神社仏閣を巡る一人旅や、友人と海外食い倒れ旅行を満喫。 得意分野は食品・生活・教育・歴史。趣味は読書、旅行。

2019年1月17日

強みを活かした仕事の適性とは? 大谷翔平も実践したマンダラートを使って自分を知ろう!

会社が求めている適性と学生が考えている適性は、実は異なっていることが多いことをご存知ですか? 「適性」には深い意味があるのです。自分の性格、強みを今一度知ってみませんか?その強みは、今まで自分が短所だと思っていた部分かもしれません、そしてそれこそが会社が求めている適性かもしれません。

マンダラート発想法で自分の性格を掘り下げてみる

学生が考える適性と、実際の適性は異なる

自分の性格が意外な職種で生かせることも

自分は社交的な性格ではないから、きっと営業は向いていない。几帳面ではないから、きっと事務には向いていない。そのように考えて就職活動を始めてしまうのは早計です。

社交的な人が事務職として、社内の人間関係を円滑にすることもあります。几帳面な人が営業職として、細かいところまでよく気づくと客先で評価されることもあるでしょう。仕事・職種は性格の一部分に優れているから優秀な成績を残せるというわけではないのです。

また仕事はひとりではできず、会社は大きなチームとして機能しています。社内に似たような人ばかりいるよりも、多種多様な人材がいるほうが会社として幅広く対応していくことができます。

まずは自分の性格をよく知ろう

適性を考える前に、まずは自分がどんな人間なのか知る必要があります。自己分析をしていく中で自分への理解は深まっていると思いますが、より具体的にするための方法として、ここではマンダラート』を活用してみます。

まずは「己を知る」ことから始まる!

●マンダラートとは

密教の世界観を表す曼荼羅をヒントに考案された、中央からどんどんアイデアを広げていく発想法です。

まず3×3の計9マスを書き、そのマスの中心に考えたいことのテーマを書き込みます。空いている周りのマスにテーマに関連する事柄を埋めていきます。

次に周りの8マスから1マスのワードを選び、更にそのマスのワードを別の紙の中心のマスに転記し、同様に8回繰り返すし、発想を深めていく手法です。実際にやってみましょう。

例)対象者:就職活動中のAさん

自分はシャイで内向的な性格だと思っている。そのため事務職を希望している。相手に自分のことを伝えることが苦手だが、人の話を聞くことは好きで、親しい人から相談を受けることもある。また絵を書くことが好きで、他にも趣味がいくつもあり、好きなことはとことんやってみるタイプ。

●マンダラート作成手順

黄色の3×3の計9マスから埋めていきます。まず中心にテーマ「自分の性格」を据え、他の周辺8マスにどんな性格なのか書き込みます。

「内向的」「絵を書くこと」「シャイ」「我慢強い」「親切」「人の話をよく聞く」「趣味が深い」「身内に優しい」の8つをサブテーマとして据えました。あとは8つのサブテーマごとに更に細かく展開していきます。

マスは最終的には全て埋めてください。順番に埋めていく際に埋まらない場合は、次のサブテーマのマスを埋めてから空欄に戻ります。最後の空欄を埋めていく作業はなかなか大変ですが、実は一番大切です。それは今まで気づかなかった新しい考えが生まれやすいためです。

あまりに埋まらない場合はサブテーマを変更してみるのもひとつの手です。全てが埋まると「72」の情報を可視化することができます。

マンダラート作成例

自分の強みを知ろう

強みがわかると自分への自信にもつながる

中心のマスにあるサブテーマは、自分で把握している自分の性格です。

このマンダラートからは自分が気づいていない部分も見つけ出すことができます。似ている言葉のマスはありませんか?

「相手への配慮を忘れない」「相手の立場を考えることができる」「気配り上手」、または「地道な作業ができる」「細かい作業が苦にならない」など似ているマスは、Aさんをよく表すキーワードと考えてよいでしょう。

また、採用側として採用したいと思えるのは「安心感を与える」「周りに信頼される」「同じ職場で長く働く」「メンタル安定」といった部分だと思います。

自分の強みが仕事のどのような場面で発揮されるのか

Aさんは、自身を「シャイで内向的」と認識していますが、マンダラートを埋めてみると、シャイで内向的なのは一面的な見方でしかなく、実際は多くの仕事に活かせる強みを持った人物です。

本人は事務職を希望しているようですが、職種というのはたくさんあります。最初から絞ってしまうのはあまりにもったいないことです。ここからはマンダラートの情報が、色々な職種で強みとして活かせることを説明したいと思います。自分では短所だと思っていた点が、長所として活かせることにも注目してみてください。

コンプレックスから出合う適職があるかも!

・営業職

「観察力が高い」「人の話をよく聞く」「安心感を与える」など、冷静に相手の要望を的確に掴み取る営業は、口先だけではないのだなと相手先に安心感を与えることでしょう。

・企画職

「好奇心旺盛」「新しいものが好き」は新しいものを考えていくために不可欠な要素です。「自分に自信がある」のも、作り出していく人には大事ですね。

・管理部門

「おせっかい」「相手の立場を考える」は人事や総務、経理など社員をサポートする管理部門で求められる部分です。

・販売・サービス職

「親切」「気配り上手」「肯定的」「人の話をよくきく」といった点は、自分がサービスを受ける側だったとしたら、ぜひサービスを受けてみたいと思いますね。販売・サービスというと社交的な人をイメージしがちですが、一概にはいえないことが分かります。

・専門職・技術職

「地道な作業ができる」「好きなことのために努力できる」「専門分野がある」=コツコツできる、それは大きな強みになります。「慎重」であることも長く働いていくためには大切です。

・事務職

「計画を立てて実行する」「見やすい資料作成が可能」「注意深い」など、事務的な仕事をするために役立ちます。一方、社内で円滑に仕事を進めていくには、「話の整理が上手」や「連絡マメ」といった点も事務職では評価されます。

・公務員・教員

「ルールを守る」「見返りを求めない」は公務員や教員の適性として一般的に考えられていることだと思います。「親切」に相手と接する仕事ぶりが評価されそうです。

実際に働きはじめてみないと分からないこともたくさんあります。社会に出てあらためて周りを見て、他にやってみたい職種が見つかるかもしれません。その場合は社内で異動を希望する、または他者からの判断による異動があったりすることもあります。

どうしてもやりたい職種が社内で叶わない場合は転職という方法もあります。自分の選択肢は多く持ちつつ、働きながら探してみてもよいのではないでしょうか。

悩んだときには、ジョイキャリアの特集『シゴトのお悩み相談室』がおすすめ!キャリアカウンセラーが回答していますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

好き』というのは原動力になります。まずは自分のやりがいを感じる仕事を探してみてはいかがでしょうか。今まで説明してきましたが、あなたの強みを活かせる仕事はたくさんあります。好き』をベースに、強みを活かして仕事をしていくことで『適職が育っていくのだと思います。最初から適職を見つけようと、選択肢を狭めることなく、自分の強みをより活かすために自分の好き』を追求し、自分の可能性を試してみてください。

最後に補足として、野球のエンゼルス・大谷翔平選手が高校1年生の時に作成したマンダラートを参考例としてご紹介したいと思います。マンダラートはアイデアを出すだけでなく、目標設定のツールとしても使えますので、今後の就活や就職後にも役立てていただければ幸いです。

参考:NEWS PICKS 大谷を怪物にした花巻東高校の「目標達成用紙」

 

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大学卒業後、食品メーカーに勤務し管理部門を5年経験する。 学生時代はスポーツクラブのインストラクターやバーテンダーなどを経験。 20代の長期休暇は、日本各地の神社仏閣を巡る一人旅や、友人と海外食い倒れ旅行を満喫。 得意分野は食品・生活・教育・歴史。趣味は読書、旅行。

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