この記事を書いたライター

菊川ゆみ

菊川ゆみ

社会人デビュー後、畑違いの仕事ばかりをして現職に落ち着く。中学生の息子と二人三脚で頑張るシングルマザー。趣味は、仕事以外に趣味がない自分を変えたくて始めたゴルフ。今は一つの趣味にすぎないが将来は「特技」になる予定。スピードより心に響く仕事を心がけています。

2019年7月24日

これからどうなる?21卒の就職活動 東京2020オリンピックの影響に備えよ!

2020年はいよいよスポーツの祭典Tokyo 2020! チケットが発売されるなど、開幕が近づくにつれ盛り上がりを見せています。しかし一方で、開催期間中は公共交通機関の混雑など、私たちの日常に少なからず影響を及ぼすことも懸念されています。そして実は、この世界的ビッグイベントが、2021年卒(現大学3年生)の就活にも大きな影響を与えそうなのです……。どのような影響があるのか今のうちにチェックして、対策を講じておきましょう。

就活ルールが廃止! 経団連主導から政府主導に

就活ルールを作る主体が国に変更!

まず押さえておくべきは、2018年10月に経団連が、「2021年度以降に入社する学生を対象とする採用選考に関する指針(就活ルール)を廃止する」と発表したこと。

これまでは経団連がルールを作り、経団連加盟企業はそれに沿って新卒採用活動を行い、加盟していない企業や中小企業も経団連のルールを踏まえた採用活動を行ってきました。

◆経団連が策定していた主なルール
・広報活動開始(募集要項開示・会社説明会開催など)時期:3月1日
・選考活動(面接など)の開始:6月1日
・内定通知(内定式など):10月1日以降

この、いわゆる「就活ルール」の廃止が意味することは、採用・就職活動の「目安」がなくなること

これまでは開始時期が決められていたことで、企業も学生もその時期に合わせてスケジュールを組み立てていたのですが、いつスタートさせるか、いつ本格化させるかという基準がなくなることから、企業・学生双方の混乱を招くことが懸念されるようになりました。

そこで2021年以降、経団連に変わってルール作りを主導するのが政府です。結論からいうと「当面は現状維持」ということで就活スケジュールの大幅な変更は起きないと思われます。

しかしながら、経団連はこれまでの春の一括採用から、留学生や卒業後数年を経た既卒学生を対象にした「通年採用」に移行する姿勢を見せています。数年後には、一括採用をメインとしつつも、通年採用も並行して導入する採用活動が主流になるでしょう。

東京2020オリンピックが就活にどのように影響するのか?

楽しみな五輪も就活生には憂鬱?

さて、世界から注目を集めるTokyo 2020。開催決定から関連する経済効果は32兆円といわれ、日本中が“オリパラ景気”に沸き立っています。

一方、このビッグイベントが就活生にとって無視することのできない、深刻な影響を及ぼすことをご存知ですか?

開催期間である2020年7月24日から8月9日までの17日間は、都内各地の交通網に支障をきたすのではといわれています

さらには、開幕前からはじまる観光客の受け入れ、開催中のボランティア活動など、人の動きがあわただしくなり、その間の経済活動は一時的な混乱をきたす可能性があります。

つまり、開催期間中に限って、多くの企業が通常の事業活動を見直す必要があるのです。

そして7~8月といえば就活ルールでいう「選考時期」の真っただ中。例年であれば多くの企業が説明会や面接を実施している時期ですが、東京2020オリンピック開催中は採用活動に影響が出るかもしれません

特に、大会スポンサーになっていたり、大会ボランティアに積極的に社員を動員したりする大手企業は、人手不足に陥ることが予想されます。そうなると、新卒採用のやり方を変えるしかありません。

時期を前倒しもしくは後ろ倒しにしたり、一次~最終面接までの期間を例年より短くしたりすることもあるかもしれません。多くの企業が説明会や面接の時期をずらしたり短縮したりすると、他社と日程が重なってしまいます。

また、2020年は合同企業説明会に影響が出ることは間違いありません。その原因ひとつが、会場の問題です。

毎年大規模な合同企業説明会が開催される「東京ビッグサイト」は、すでに各国のメディアの報道拠点となる「国際放送センター」や「メディアプレスセンター」として使用されることが決まっています。

そのため、東京ビッグサイトでは合同説明会を開催することができません。同じように、例年は合同説明会として活用していた会場が、東京2020オリンピック関連の施設として使われてしまう可能性は大いにあります。

つまり、首都圏以外での開催や規模の縮小などの影響は避けられないでしょう。このように2020年のの開催によって、就職活動にもさまざまな影響が出るのです。

サマーインターンが早まる、採用が早まる

いつもより早いスタートがカギを握る!?

オリンピック・パラリンピックの開催により、就職活動にもさまざまな影響が出ることをお伝えしてきましたが、企業が考える対応策としては「できる限り採用活動を前倒しすること」です。

なぜなら、開催期間中は採用活動をいったん止めて、落ち着いた9月くらいから再開するなどと悠長なことをいっていたら、他社に優秀な学生を取られてしまうからです。

10月の内定式や翌年4月入社に変更はありませんし、9月以降に採用活動を再開することが効果的でない以上、できることは「前倒し」しかないのです。

そして、採用活動だけでなく、サマーインターンも早める企業が増えることが予想できます。

2021年春入社の学生向けインターンはすでにスタートしていますが、秋や冬インターンの時期を早める、日数を短縮することなどは十分ありうることです。

優秀な学生にはインターン中から接触を図り、インターン後の内定通知や、面接解禁となる6月早々に内定を出すなどの動きが、例年以上に活発になるでしょう。

いずれにしても現3年生は、サマーインターンや採用の時期が早まることを見越した準備をオススメします。

就活の東京2020オリンピック対策! 情報を制すものが就活を制す!

状況に惑わされないことが勝利につながる!

さて、企業や学生にとって、さまざまな影響が出るTokyo 2020。「インターンシップや採用活動の時期が早まる」とお伝えしました。

その他にも、経団連による就活ルールの廃止とオリンピックが重なることで、予想のできない影響がでるかもしれません。

では例年とは異なる就活戦線を勝ち抜くためには、どうすればよいのでしょう?

ポイントは、とにもかくにも「情報」です。不確実な掲示板の書き込みやゴシップではなく、正しい情報をいち早くキャッチし状況を判断することが重要になります。

「情報を制する者が就活を制す」は、いつの時代も就活における真理です。ネットの情報だけでなく、外に出て実際に情報を掴むようにしてください。

合同説明会に参加すればさまざまな企業の担当者から実際の情報を得られ、採用活動の動向を知ることができます。そして、大学のキャリアセンターに足を運びキャリアカウンセラーに相談することで、自身が得た情報をもとに就活の方向性を定めることができます。

56年ぶりに東京で開催されるオリンピック中の採用活動ですから、企業も手探りですし、初めて就活に挑む学生にとっても混乱は避けられません。正しい情報をいち早くキャッチし、冷静に行動できるかが勝敗を分けることになるでしょう。

【まとめ】2021年卒の就活を制する3つのポイント

Point
・就活ルールの廃止とオリンピックの影響で、不測の事態が起こることを想定しておく
・サマーインターン・採用の前倒しを見越して、早めに準備をしておく
・合同説明会やキャリアセンターなどで、正確な一次情報を得るようにする

就活ルールは毎年のように変更され、通年採用が本格化してきたら、今後はさらに多様化していきます。そのようななかで迎える2021年卒の就活は、かつてないほど混乱するかもしれません。

しかし焦りは禁物。自己分析や企業研究など、やることが変わるわけではありませんし、情報は多ければ多いほど、あなたの選択肢は増えます。焦らず怠らず、一歩一歩ゴールに向かって歩みを進めていきましょう。

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菊川ゆみ

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社会人デビュー後、畑違いの仕事ばかりをして現職に落ち着く。中学生の息子と二人三脚で頑張るシングルマザー。趣味は、仕事以外に趣味がない自分を変えたくて始めたゴルフ。今は一つの趣味にすぎないが将来は「特技」になる予定。スピードより心に響く仕事を心がけています。

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