この記事を書いたライター

大橋 さやか

大橋 さやか

大学卒業後、食品メーカーに勤務し管理部門を5年経験する。 学生時代はスポーツクラブのインストラクターやバーテンダーなどを経験。 20代の長期休暇は、日本各地の神社仏閣を巡る一人旅や、友人と海外食い倒れ旅行を満喫。 得意分野は食品・生活・教育・歴史。趣味は読書、旅行。

2019年11月2日

もう怖くない! 一次・二次・最終面接対策と「あなたの価値」を伝える方法

就職活動の面接では、人事や現場の社員が行う「一次面接」、人事や現場の責任者が行う「二次面接」、役員など経営者が行う「最終面接」という流れで行われることが一般的ですが、それぞれの面接ごとに、見られている点は異なります。

面接の回数は企業によって異なりますが、多くの企業は2~3回程度、行っています。ここでは、一次面接と二次面接、最終面接について見られている点の具体的な説明と、面接で「あなたの価値」を伝えるための方法をお伝えします。

この記事のポイント
  • ①なぜ面接はある? 企業はあなたという「人」を見ている
  • ②一次・二次・最終面接の対策はコレ! チェックすればもう面接は怖くない⁉︎
  • ③「あなたの価値」をどう伝える? 参考動画と覚えておくべき「ゴールデンサークル」

なぜ就活には面接があるのか。対策はなぜ必要なのか。

インタビュー

自分の価値、それが伝わるかが勝負

受験勉強では、志望校の過去問題や参考資料から対策を立て、事前に模試を受けることで自分の現在地がおおよそ見当つきましたし、本番の試験では合格点以上を採れば合格できました。しかし、就活では、受験勉強のような「これができれば合格」という答えはありません。

就職活動では書類選考に加え、面接の合否が大きなポイントとなります。面接で問われているのは

・「あなたはどんな人?」=自己PR
・「なぜうちの会社に入りたいの?」=志望動機

という大きく2つの質問です。この2つの答えの正解はありません。ですが答えるべき回答はあなたの中にあります。

インタビュー

希望の会社を知り尽くして熱量を伝えられるか

面接官は質問をいろいろ変えながら、あなたという人を見ています。そしてどこまでの熱量を持って入社したいと思っているのか、確かめています。そう考えた時、面接に望む全ての会社に同じ答えでは対応できません。

就職活動中は忙しく、ともすればスケジュールをこなすだけの作業になりがちです。しかしそんな時こそ、あなたの中の答えを考え、探し続けてください。その磨かれていく過程が重要であり、あなたなりの答えこそが、求められているものだからです。

最初の一歩! 一次面接の対策について

インタビュー

ビジネスマナーは守れている? 自分のペースを守ってベストを尽くそう!

一次面接では、人事や現場の社員の、主に2人以上の面接官によって、ビジネスマナーや採用基準を満たしているかを見られています。面接は自己PRや志望動機が中心となります。

応募者が多い場合はグループ面接になることもあります。その際は一人当たりの時間は短くなるため「○分以内でお願いします」などと伝えられることもあります。その場合に備え、簡潔に答えられるよう話す内容をまとめ、練習しておきましょう。

また、グループの場合は他のメンバーが気になり自分のペースを乱しがちです。対策として30秒や1分間の自己PRと志望動機を用意しておきましょう。ちなみに30秒は150文字程度です。

「あー」や「えーと」と言ってしまいがちですが、言うごとに1秒のロスに、また自信が無いようにも聞こえてしまいますので、スムーズに言えるまでしっかり練習しておくと、緊張していてもつっかえることなくきちんと人前で話せますよ。

一次面接では第一印象を良くするように努め、身だしなみや立ち振る舞い、敬語の使い方などに注意しましょう。

グループ・集団面接と個人面接の違いに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので読んでみてください。

ふんばりどころ! 二次面接の対策について

インタビュー

企業の「なぜ」に、自分の言葉で答える二次面接

二次面接は一次面接を通過した学生を更に絞り込むため、一次よりも鋭い視点で、責任者クラスの社員が判断することが多いのが特徴です。

質問自体は一次面接と重なる内容になることもありますが、マナーや基本的な受け答えを見られていた一次とは異なり、具体的で突っ込んだ質問が増えてきます。相手の「なぜ?」に答えられるよう、事前に対策を立てておきましょう。

自分なりの言葉で考えを伝えられるようにしておくことが大切です。一次面接の自己PRや志望動機をさらにブラッシュアップしておきましょう。1分間、300文字程度の自己PRと志望動機を用意しておくと心強いですね。

また、二次面接では、志望動機が重要になってきます。「なぜ、数ある会社の中から、うちの会社を志望するのか」という相手の一番知りたい問いに答えられるよう、実際の会社概要、業績、競合他社との違いなどの下調べは必須です。特に企業理念と自分の志望動機のすり合わせをきちんとしておくことは、強いアピールになります。

最後の一押し! 最終面接の対策について

インタビュー

会社にとっても大きな決断であることは言うまでもない

最終面接に通過すると内定がもらえます。面接官は役員クラスの経営者が行うことが一般的です。経営上、自分を採用してもらうことが「会社の利になる!」という説明ができるといいですね。

とはいっても、実際の実務経験は無いわけですから、これができます!というよりは、例えば「入社したら、〇〇というような仕事をし(希望職種と自己PRをからめる)、このように(具体的な例をだす。企業理念と志望動機をからめる)がんばりたいと思います。

その結果として御社を通じて、お客様に〇〇をお届けします(会社の利となることを述べる)」というような入社後のビジョンを明確にアピールできるといいでしょう。

インタビュー

収益を出すメンバーとして受け入れられよう

また、会社は慈善事業ではありません。まずは売上、そこからコストを差し引き、利益が残ります。利益がなければどんなに高い企業理念を掲げていても、社会に貢献できません。

あなたを採用するまでにもお金がかかっていますし、入社したあとは給与や保険料、研修費などコストがかかります。そのコストに見合うだけの利を生み出す人材であると「自分の価値」をアピールしてください。

<一次面接〜最終面接まとめ>

・一次面接は基本的なビジネスマナーや第一印象が重視される。
・二次面接は志望動機と会社理念がマッチしているか、入社したいという熱意どの程度あるか、といった点をチェックされる。
・最終面接は、会社に利がある人材かを判断される。

【まとめ】面接対策のその先へ。価値を伝える方法

インタビュー

あなたの価値、ちゃんと伝えられてますか?

あなたの価値を伝えるためにどうすればいいのか

自己PRや志望動機の考える時、何を参考にしていますか、本当に自分の言葉で考えていますか?

最後に考え方のヒントとなればと良いと思い、サイモン・シネックのゴールデンサークルについて説明します。ご紹介するのは、TED(アメリカで毎年行われる、学術・エンターテインメント・デザインなどの分野における第一線で活躍する人がプレゼンテーションを行う講演会のこと)において、サイモン・シネックがスピーチした16分程度の動画です。

内容も興味深いですが、就活に役立つ高いレベルのプレゼンテーションも、一見の価値アリですよ。

参考:サイモン・シネック「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」TED

以下に内容を一部抜粋、要約します。



「人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる」

・人を動かすにはパターンがあります。

そのパターンとは重なりあう3つ円の中心から、「WHY」→「HOW→「WHAT」の順に広がっていきます。これを「ゴールデンサークル」と名付けます。

・ヒトの脳の断面を上からみると3つの主要な部位に分かれていて、それはゴールデンサークルと対応しています。

[就活豆知識]ゴールデンサークル


WHAT:大脳新皮質/合理的・分析的な思考、言語を司ります。

HOW・WHY:大脳辺縁系/感情、信頼、忠誠心などを司ります。

またヒトの行動を司り、全ての意思決定を行います。言語能力はありません。直感的な決定はここから生まれます。

・私達が考え、行動し、伝えるやり方は外から中へ、明確なものから曖昧なものへ向かいがちです。しかし、飛び抜けたリーダーや飛び抜けた組織は考え行動し伝える時に中から外へと向かいます

具体的な例をあげます。

Appleが他の会社と同じようにCMを作った場合

「我々のコンピュータは素晴らしく(WHAT)
美しいデザインで簡単に使え、ユーザフレンドリー(HOW)
ひとついかがですか?(WHY)」

実際のAppleのCM

「我々のすることはすべて 世界を変えるという信念で行っています。違う考え方に価値があると信じています(WHY)

私たちが世界を変える手段は美しく、デザインされ、簡単に使えて、親しみやすい製品です(HOW)

こうして素晴らしいコンピュータができました(WHAT)」

・情報の順番を逆にすることで、後者のCMの方が買いたいと思わされます。

これが示しているのは、人は「何を」ではなく 「なぜ」に動かされるということです。アップルはコンピュータ会社です。アップルと他社とで何か特別に仕組みが違うわけではありません。でもみんなアップルから買うのです。


ご紹介したのは前半部分だけですが、就活に役立つ示唆に富んでいます。

インタビュー

誰かのマネでは響かない。自分なりの就活で未来を掴もう

「人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる」
→「なぜ」に重点をあてて自己PRや志望動機を組み立てていく。

人の直感的な決定は、言語能力のない大脳辺緑系でなされる。
→テクニックやマニュアルにあふれた、誰かの言葉を借りてきたような自己PRや志望動機では、相手の大脳辺緑系には響かない。相手の感情に訴える「なぜ」を探す。

自己PRや志望動機はあくまで言葉です。ですがその言葉に「なぜ」をこめることで、相手の心を揺さぶり意思決定を左右することができます。

ぜひ、自分なりの「なぜ」を探してみてください。そして面接では、自分の価値をゴールデンサークルに則ってプレゼンテーションをしてみましょう。あなたの満足のゆく結果がでること願っています。

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大橋 さやか

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大学卒業後、食品メーカーに勤務し管理部門を5年経験する。 学生時代はスポーツクラブのインストラクターやバーテンダーなどを経験。 20代の長期休暇は、日本各地の神社仏閣を巡る一人旅や、友人と海外食い倒れ旅行を満喫。 得意分野は食品・生活・教育・歴史。趣味は読書、旅行。

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