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ひろみ

ひろみ

短大卒業後、アパレル業・飲食業・企業受付・事務など様々な業界を経験。 自分に合った仕事は一体なんぞやと模索したのち、2018年よりライター活動を開始。旅行・神社・ねこ・食べる事が好き。夢は子供と2人で海外旅行。

2019年11月17日

就職浪人のメリット・デメリットは?既卒・第二新卒扱いになることも

就活

「絶対に入社したい! 」と思って入社試験を受けた企業から不採用通知が届いた……。どこからも内定がもらえていない状況であれば、希望通りの就職が全てでは無いと思いつつも、「就職浪人」が頭をよぎることもあるかもしれません。

今回は、就職をせずに卒業する「就職浪人」とはどういうことなのか? そのメリット・デメリットについて考えてみます。

この記事のポイント
  • ①就活浪人は就活生全体の約7%はいる! その理由は? 自分で浪人を選ぶ人も
  • ②より深く自己分析ができる! 一方で「新卒枠」には応募ができない……就活容認のメリットとデメリット
  • ③就活浪人生だからって、就活だけやる訳じゃない。資格取得を目指すなど、自己成長の時間に

就職浪人とはどのくらいいる?

悩む女性

人生の選択? 就職浪人は「あり」か「なし」か?

文部科学省の「平成30年度学校基本調査(速報値)」を元に作成したグラフによると、平成30年3月、大学学部卒業者における「就職者」の「正規の職員等」、「正規の職員等でない者」、「一時的な仕事に就いた者」,「進学も就職もしていない者」の割合は、下の図のようになっています。

円グラフ

出典:文部科学省「平成30年度学校基本調査(速報値)」

就職浪人とは、新卒時に就職活動をしていたが採用や内定までには至らず、大学を卒業し就職活動を継続している人たちのことを指し、上の図では「進学も就職もしていない者」が「就職浪人」にあたります。平成30年度の「就職浪人」の数は39,843人で全体の7%となっており、平成29年度の、44,182人(7.8%)よりも下回っているものの、毎年就職浪人をする学生は存在します。

近年では、希望する企業の内定が決まらず再びチャレンジするために就職浪人を選ぶ人や、フリーターになる人、海外に留学をするために自ら就職浪人を選ぶ人も存在しています。

一浪する選択もある? 就職浪人のメリットとは?

いいこともある

悪いことばかりじゃない!

就職浪人というとあまり良いイメージがありませんが、現役の就活生よりも多くの企業から内定を得る人や、時間をかけ自分の志望する業界や会社からの内定を勝ち取る人たちも存在します。そう考えると、就職浪人=悪いことばかりではないのです。では、就職浪人のメリットとは何でしょうか。

・時間をかけることで自分のやりたいことや何をしたいのかが明確になる

初めての就職活動では、自分は何をしたいのかなどが不明確だったり、わからないまま就職活動を継続する人も少なくありません。しかし、就職浪人になると就職活動期間が約1年間伸びることになり、1回目の就職活動よりも余裕が出ます。そのため、「片っ端から応募」「とにかくどこでも良いから内定」といったネガティブな思考に陥ることもありません。

また、就職浪人をしたことで、他の現役生と比べてより深く自己分析ができているため、「自分が就きたい業界」「向いている職業」「今後の自分」について明確な答えと目標を持ちながら就職活動プランを練ることができるようになるのです。

深い自己分析についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧下さい。

・精神的に強くなり、余裕が出る

就活

経験値が余裕に変わる

就活を一度経験していることは、大きな強みです。右も左も分からず初めての就活に挑む人たちとは、経験値が異なるのですから。

たとえば、「こういった受け答えは面接官の反応が良かった」「この就活イベントには参加しておいた方が良い」など、前年度の経験と知識をフルに活かしたり、「こういう場面ではうまくいかなかったから違う方法を試してみよう」といったことができたりするのも、経験しているからこそ。精神的にも成長しているため緊張も少なく、余裕も持て、無駄なく就職活動に励むことができます

・就活生としての心構えができている

就活

自分の経験だけでは得られない、アドバンテージがある

いきなり就活モードにシフトせざるを得ない学生と比べ、すでに就活モードを一年経験しているのですから、マナーや言葉遣いなどは身についているはず。

さらに、一緒に就活をした同期は、一足先に社会人1年生となっています。友人たちから、「これをやっていたらもっと就活をうまくやれたかも」「学生と社会人の差」といった、社会人になったからこそわかるアドバイスがもらえます。

もしかしたら、入社後に知った採用のポイントなど、業界・会社の裏話的な情報を入手できるかもしれません。自身の経験に加え、周囲から成功・失敗談を多く得ていることは、大きなアドバンテージがあるといえます。

選択前に確認! 就職浪人のデメリット

厳しい現実

もちろん厳しい現実もある

あえて社会人デビューを一年遅らせる就職浪人。当然、リスクやデメリットも存在します。

・新卒枠で応募できない企業がある

就職浪人の場合「既卒」扱いとなるため、企業によっては新卒採用枠での応募ではなく、中途採用枠での応募になる場合があります。また、中途枠の場合、新卒とは違って高いスキルを求められることが多く、経験豊富な転職組と比べると不利になってしまうことも。自分の希望する企業が、新卒枠に関し「既卒」の応募も可なのか(「●年生まれの者まで応募可」など)、調べておきましょう。

・孤独やプレッシャーとの戦い

就活

情報収集は独力で!

就職浪人を実感することの一つに、サポートがなくなることが挙げられます。未就労のまま卒業した学生のフォローをする大学もありますが、在学生時と比べるとその機会は大きく減るでしょう。

さらに、在学中は大学が企画するビジネスマナー講座や面接講座、企業説明会などに参加する機会がありますが、大学を卒業してしまうと当然それらに参加できなくなりますので、スキルアップや情報収集は基本的に独力になると考えましょう。

就活

今までたくさんの人と共に行っていたことも、ひとりでやる

また、同期の多くは社会人になっているため学生時代のような仲間がおらずに、孤独と戦うことにもなります。

浪人することで、「もう失敗できない」という気持ちは現役生よりも強くなります。それが焦りを招くことは十分考えられます。親や周囲の目が気になり、プレッシャーにとなってしまうかもしれません。

焦りやプレッシャーが、危機感や程よい緊張感となっているときは良いですが、時にはマイナスに働くことも。そんなことがないよう、積極的にイベントや説明会に出向くなど、活動する時間を増やし、また情報交換できるような場を見つけ、仲間を作っておくとよいでしょう。

就職浪人期間に、就活以外の「何か」を見つけよう!

勉強する女性

浪人期間を活用して資格を取るのもオススメ!

就職浪人の場合、面接の際に「就職浪人をしている間は、就職活動以外に何をしていたのか」という質問を受けることが予想されます。きちんと受け答えできるよう、就職活動以外に1つでも何かほかの活動をしておきましょう。

ただ「主にアルバイトをしていました」はあまり印象が良くないでしょう。そこで、たとえば「業界で必要とされる資格の勉強をしていた」など、“自分の成長につながる目標に向かって頑張っていた”という部分をアピールするようにしましょう。

就職活動に役立てるために、すぐにでも具体的に説明ができるような活動を行ってみてください。それらは自身の就活のモチベーションにもつながるはずです。

【まとめ】就活浪人期間を、自己成長の期間に

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浪人期間を有意義な期間に。何事にもムダはない。

就職浪人は一般的に、「第二新卒」となるため、不利になるという考え方もあります。しかし、周囲より時間をかけ、希望する業界・職種をしぼったうえで就活することは、自身の人生や働く目的をより明確にできるというメリットがあります。

就職浪人中は「遠回りをしている感じ」や、一年早く社会人となった仲間と比べ「出遅れた」という思いが強くなるかもしれません。しかし、人生を振り返った時、「あれは必要な時間だった」と思えるようであれば、就職浪人という選択も「あり」ではないでしょうか。

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短大卒業後、アパレル業・飲食業・企業受付・事務など様々な業界を経験。 自分に合った仕事は一体なんぞやと模索したのち、2018年よりライター活動を開始。旅行・神社・ねこ・食べる事が好き。夢は子供と2人で海外旅行。

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