この記事を書いたライター

大橋 さやか

大橋 さやか

大学卒業後、食品メーカーに勤務し管理部門を5年経験する。 学生時代はスポーツクラブのインストラクターやバーテンダーなどを経験。 20代の長期休暇は、日本各地の神社仏閣を巡る一人旅や、友人と海外食い倒れ旅行を満喫。 得意分野は食品・生活・教育・歴史。趣味は読書、旅行。

2020年2月16日

就活に疲れたら読みたい一冊 シーンに合わせた10冊を紹介

読書 就活 本 おすすめ

希望と不安が交差する就活は大変なもの。就活疲れで心も体も弱ってしまったあなたへ読書のおすすめです。心が折れそうなときに効く【癒し】と【勇気】の本、そして疲れた【体の処方箋】となる本を読んで、元気を回復してみませんか?明日からまた頑張れる、元気の出る10冊をご紹介します。

この記事のポイント
  • ①就活に疲れてなにもかももう嫌! 癒しがほしい! そんなときにおすすめの本4選
  • ②就活に自信が持てない…勇気がほしい! そんなときに読むべき本はコレ
  • ③就活もうまくいかないし、なんだか心身の調子も悪い? そんなときはこの本を読もう!

就活に疲れたあなたへ“就活疲れに効く本”もう全てが嫌になってしまった時、心が癒される本

読書 就活 本 オススメ

まずは、ほっと一息つこう

【こんな時におススメ!】
ただでさえ授業、ゼミ、アルバイトとやることがあるのに、就活はやることがたくさんで遊びにも行けない。「もうすべてを投げ出したい!!」そんな時に。

・宮下奈都 / 「羊と鋼の森」 / 春秋文庫

羊と鋼の森

高校時代にピアノの調律師と出会ったことをきっかけに調律の世界に入り、1人前の調律師を目指す青年の物語です。「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より一部抜粋)」一歩一歩積み上げていくことの大切さを、静かに暖かく紡いでいる1 冊です。

・星野道夫 / 写真絵本「ナヌークの贈り物」 / 小学館

「いつの日か、わたしたちは、氷の世界で出会うだろう。そのとき、おまえがいのちをおとしても、わたしがいのちを落としても、どちらでもよいのだ。(本文より一部抜粋)」厳しい氷の世界を舞台とした、ナヌーク(エスキモーの言葉でシロクマの意)の本です。アラスカの自然や動物の写真を撮り続けた写真家 星野道夫氏は、この本が出版された年にヒグマに襲われて亡くなりました。いのちとは何か、彼が残した写真と言葉の1つ1つが心に刺さります。

・伊藤若冲 / 画集「伊藤若冲画集」 / 楽しく読む名作出版会

伊藤は江戸時代中期に活躍した絵師です。京都の青物問屋の長男として生まれ、23歳の時に家業を継ぎ、40歳で隠居後に絵師としてのスタートをきりました。「古くて新しい」と評される作風は、今見てもモダンで鮮やかな色彩が目を引きます。

どの作品も目を楽しませてくれますが、特に面白いと思う「」では、お釈迦様が(お亡くなり)した時の様子を描いた涅槃図も、若冲にかかると登場人物が全て野菜になっており、その奇抜な発想がさすが青物問屋の息子…だと感嘆します。また大胆な構図や斬新な着色方法などは、異色の経歴を持つ彼だからこその着眼点でしょうか。その時は人生の回り道とも思える経験でも、後に何が役に立つかは分からないものだと感慨深いものがあります。

・ヤマザキマリ / 漫画「テルマエ・ロマネ」 / KADOKAWA エンターブレイン

古代ローマ人技師ルシウスが現代に日本にタイムスリップし、日本の温泉文化を古代ローマへ持ち帰り伝えていくお話。シャンプーハットやフルーツ牛乳など馴染みのあるものですが、ルシウスは「恐るべし! 高度な文明を持つ平たい顔族(日本人のこと)!! 」と毎回びっくりしてくれるのが面白く、ついつい声に出して笑ってしまいます。笑った後は、ぜひ銭湯に行って、平たい顔族の文明を満喫しましょう。

心に元気がない時は、感覚が剥き出しになっているように感じます。傷つきやすくなっている一方、目に映る景色、聴こえてくる音、温かい飲み物、文章のふとした一節、何気ない周りの人の優しさが、いつもより心に沁みてくる。そんな時だからこそ、自分が【心地良い】と感じる感覚を大切にしてください。心地良さにほっこりして心を温める、疲れた時の何よりのお薬だと思います。

就活に疲れたあなたへ“就活疲れに効く本”自分の心に喝!を入れて欲しい時、勇気をもらう本

きみならできるよ

【こんな時におススメ!】
会社説明会や面接に行くと、周り全員が自分よりも優秀に見える。つい「自分なんか受からないんじゃないか……」と自信を無くしそうな時にはこの4冊。

山崎豊子 / 「沈まぬ太陽」 / 新潮文庫

1985年に起きた日本航空123便墜落事故をモデルとした話のようです。航空会社という巨大組織の中で勤務する恩地は、労働組合委員長として職場環境の改善に取り組んでいたことから、会社の上層部を敵に回し、世界の僻地へ約10年間、左遷。帰国後は東京本社で航空機墜落事故の遺族係を命じられます。その後は失墜した会社の再建に新会長とともに尽力し…というのがあらすじです。どんな環境に置かれても真っ直ぐと立つ主人公の姿には心揺さぶられるものがあります。早く転職した方がいいよ、とも思いますが。

・小野不由美 / 「月の影 影の海(十二国記シリーズ)」 / 新潮文庫

突然見知らぬ国へ放り込まれた女子高校生の陽子。異国にひとりぼっちで、自分が生きるため襲ってくる獣と闘い続け、現地の人からの差別や、心許した人間からの裏切りにあい…過酷な旅は彼女の心をどんどん荒んだものにしていきます。今までは波風を立てぬよう相手が望むままに自分を演じて生きてきた彼女が、精神的にも肉体的にも絶望的な状況で、自分の弱さ、人の醜さと向きあい、掴み取った己が生の意味とは? 苦しかったりつらかったりした思いを乗り越えた経験が、ひと回りもふた回りも自分を強くしてくれる、そう感じさせてくれる1 冊です。

・万城目学 / 「とっぴんぱらりの風太郎」 / 文藝春秋

時は豊臣から徳川へ天下が移る頃、どこか優しく非情になりきれない伊賀忍者の風太郎は、訳あって国を追い出され、京でのんびりニート生活を送っていた。あるひょうたんを手にしたところから風太郎の人生の休暇は終わり、豊臣家最後の決戦へ巻き込まれていく、というお話です。忍者という縛られた生き方の中であがきながらも、人として立とうとする主人公の姿は、苦しいときこそ自分の性根が試されていると感じ入るものがあります。

・曽田正人 / 漫画「capeta(カペタ)」 / 講談社

小学生時代、父親が廃材から作った1 台のカートからカペタ少年のレース人生は幕を開けます。資金がない、環境が整わない、ないない尽くしの中で、彼はいかにマシンを(長持ちさせるために)気持ち良く走らせるかという独自の技術を身につけていき、やがてはF1レーサーを目指すようになります。「たとえ成功の可能性が低くても たとえ他人がムリだって言っても 強く望み 念じて そして自分で「イメージ」することができたものは それにかなり近い形で実現する(本文より一部抜粋)」イメージし続けることの大切さを教えてくれます。

一生懸命って泥臭くって汗臭くって格好悪いかもしれません。でも、周りの人のために生きてるわけでなく、自分のために生きてるんだから、格好悪くてもいいんです。

自分の生き方を自分で決めることは、ちょっと恐いけどワクワクして、時に失敗もするけど、大丈夫です、今の時代は命までは取られないから。せっかくの人生だから一生懸命、生きてみてもいいんじゃないでしょうか。

就活に疲れたあなたへ“就活疲れに効く本”なんだかいつもの調子がでない時、心の不調は体から!?

心と体は表裏一体

【こんな時におススメ!】
勉強や就活対策が深夜まで及び、生活が不規則で最近疲れが取れないな…そんな時はこの2冊。

・姫野友美 / 「心療内科へ行く前に食事を変えなさい」 / 青春出版社

タンパク質、鉄分、ビタミンB6、ナイアシンといった栄養素の不足が、心の不調につながるというお話。牛もも、豚もも・ひれ、鶏むね、の部位、マグロやカツオなど赤身の魚、豆類は、たんぱく質やビタミンB6、ナイアシンが多く含まれています。鉄分はレバーに多く含まれていますが調理する余裕がない場合は、手軽に摂取しやすい鉄分入りの飲み物などでも代用できます。

・崎田ミナ(著)・福永伴子(監修) / 「自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ」 / 飛鳥新社

やってみようと思った時にゆる〜く始めてみるのがおすすめ。痛いと感じるまでの無理はせず、体が気持ち良いと感じる程度まで伸ばす、息を長く吸って…長く吐く…。体がほぐれると心もほぐれていくような気持ち良さがありますよ。手軽にできるラジオ体操もおすすめです。

疲れているとついつい食事がおざなりになりがちです。簡単に食べられるパンやお菓子ばかり食べていませんか?いつものご飯の上に、しらす干し、かつお節、ツナ(缶詰)を、おやつにさつまいも、バナナ、ナッツを、飲み物を鉄分入りになど、できるところから少しずつ身体を労わってみてはいかがでしょうか。そして1日の終わりにはゆっくりお風呂に浸かって、寝る前に少し体操をして、身体をほぐすと、よく眠れますよ。

社会人になる前に読んでおくべき本は、働き方、人工知能、お金…20代・新社会人におすすめの本10冊でも紹介しています。この機会に合わせてご覧ください。

【まとめ】就活に疲れたら読書を。就活疲れは乗り越えられる

読書 本 おすすめ 就活

毎日を丁寧に積み重ねていく

最後に私がお届けしたいのは「それでも明日を乗り越えるために、あなたに寄り添う本」です。

心の中が何だかずっとモヤモヤして、重苦しくて、自分ではどうしようもないけれど、明日はまた就活という戦場に出かけて行かなくてはいけない。そんなあなたに寄り添うような詩を最後に紹介したいと思います。

嬉しい時も苦しい時も【毎日を、日常を過ごすことが、今を生きること】だと淡々と書かれています。詩人として選び抜かれた言葉の美しさが、繰り返し読むほどに心に沁みてきます。

・谷川俊太郎/絵本「生きる」/福音館書店

「生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ(本文より一部抜粋)」

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大橋 さやか

大橋 さやか

大学卒業後、食品メーカーに勤務し管理部門を5年経験する。 学生時代はスポーツクラブのインストラクターやバーテンダーなどを経験。 20代の長期休暇は、日本各地の神社仏閣を巡る一人旅や、友人と海外食い倒れ旅行を満喫。 得意分野は食品・生活・教育・歴史。趣味は読書、旅行。

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