この記事を書いたライター

竹谷彩香

竹谷彩香

学生時代はボート部で全国準優勝の実績をもつTHE体育会系。大学卒業後は数社にて新卒・中途採用、内定者フォローに従事する。現在は2人の息子の子育てを満喫しつつ、自身の育児体験を元にライターとして活動中。ママ友やライター仲間たちとの果てしないおしゃべり&ランチが今の一番の楽しみ。

2020年5月2日

他己分析で差をつける。自己分析を一歩先を行く就活の武器

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「就活には自己分析が必須」「まずは自己分析から!」就職活動中、みなさんが幾度となく目にする「自己分析」という言葉。では、どうして自己分析は重要なのでしょうか? そして自己分析と同様に必要なのが、「他己分析」。それぞれがなぜ重要なのか、オススメ手法と合わせてご紹介していきます。

この記事のポイント
  • ①「自己分析」は主観的、「他己分析」は客観的な視点から、“あなた”を分析する。理想やバイアスを抜きにした「説得力のある分析」をしていこう!
  • ②オススメの自己・他己分析の方法を紹介! 「モチベーショングラフ」「ジョハリの窓」とは?
  • ③面接官は「スパっと綺麗な回答」を求めてない? 後悔のない就活をするためには、己をよく知るべし!

“自己分析”と“他己分析”をとことん活用!自分の適職がわかる。就活で自己分析が大切な理由

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自分の価値、しっかりPRできますか?

就職活動における「自己分析」とは、過去を振り返り、自分の行動の特徴、性格、興味、価値観を理解することです。

思い返してみると、これまでの人生にはいくつもの選択肢があったのではないでしょうか? 高校、大学といった進学先はもちろん、部活やサークル、アルバイトなど。これまで様々なことを選択した際、あなたは何を基準に選択をしてきたのでしょうか?

そして、選択した先でどのような行動を取り、どのように感じてきたのでしょう? 今までの人生を思い返し、もう一度自分の価値観や行動を見直すことで、自分の軸が見つかります。自分の軸が見つかると、

  • 適職を見つけることができる(仕事選びの軸が見える)
  • エントリーシートや面接でしっかりと自己PRができる

ことに繋がります。これがすべての基準となるため、就活では「まずは自己分析!」といわれるのです。

“自己分析”と“他己分析”をとことん活用!「自己分析」+「他己分析」で説得力が出る!

厳しい意見も真摯に受け止めよう

自己分析はもちろん知っているというあなた、「他己分析」はご存知でしょうか? 他己分析とは、他人に自分のことを聞いて分析していくものです。自己分析は主観的であるのに対し、他己分析では客観的な視点を得ることができます。

一般的に、人は自分を認識する際に、「こうでありたい」という理想の姿と現実が入り混じります。たとえば性格診断テスト。「自分のありのままに近いものを選ぶ」と分かっていても、どうしても「理想像」に近い答えを選んでしまうこと、ありませんか?

そのようなギャップを洗い出すためにも、「自分が人にどう見られているか」という客観的な視点を得ることは、とても重要です

他己分析をすることによって、

  • 自分の知らない一面を知ることができる
  • 自分で把握している特性と客観的な特性とのズレを認識できる

というメリットがあります。特にこの「ズレを認識できる」というのはポイントです。他己分析のために評価をお願いする相手は家族、友達、先輩後輩、と身近な相手になることが多いでしょう。

身近な人からの評価はとても参考になる一方で落ち込むことがあるかもしれません。しかし、その客観的な視点がプラスされたことによって、自己分析が「ただの理想像」から「説得力のある分析」に進化できることは間違いありません。

“自己分析”と“他己分析”をとことん活用!オススメ自己分析【モチベーショングラフ】

モチベーショングラフのイメージ

自己分析にオススメの手法をひとつ、ご紹介します。モチベーショングラフ(別名「ライフラインチャート」)というものです。具体的な手法とグラフのイメージは下記のとおりです。

【モチベーショングラフの作成方法】

  1. 今までの出来事を思い出し、まずは書き出す。
  2. それぞれの出来事を、自分の感情で数値化する。
    例)部活で優勝した→+90、受験で第一志望に不合格だった→-60、など
  3. 数値化した出来事を1本の線で表現し、波グラフにする。

【モチベーショングラフのポイント】

今までの経験を書き出していく方法は、「自分史」と同じですが、モチベーションの上下が可視化できるのがポイントです。このグラフから、自分がどんな時にモチベーションが上下するのかを知ることができます。

また、「なぜ」モチベーションが上がったのか、「なぜ」そう思ったのか、など1つの出来事に対しての「なぜ」を繰り返していくことが重要です。

「自分はどんな時にモチベーションが上がるか」「自分はどんなことにワクワクするのか」という価値観を見つけ出すことは、「自分が楽しめる仕事」を探す軸になります。この軸が明確であることで、企業選びや比較を全て「自分目線」で進めていくことができるのです。

“自己分析”と“他己分析”をとことん活用!オススメ他己分析【ジョハリの窓】

「ジョイハリの窓」のイメージ

他己分析にも様々な手法がありますが、ここでは「ジョハリの窓」をオススメしたいと思います。

元はコミュニケーションを円滑に進めるために発案されたツールで、サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト氏とハリ・インガム氏が考案したものだそうです(ふたりの名前を組み合わせジョハリ、となりました)

【「ジョハリの窓」の作成方法】

  1. 複数パターンの性格や資質(几帳面、頑固、向上心がある……など)を書き出しておく。
  2. 他己評価をお願いする相手(家族、友達など)に、自分の当てはまるものはどれか選んでもらう。
  3. 自分でも、自分に当てはまる資質は何か考えて選び出す。
  4. ジョハリの窓のフレームを利用し、それぞれの窓に結果を書き出していく。
  • 開放の窓→自分も相手も書いている資質
  • 盲目の窓→相手が書いていて自分が書いていない資質
  • 秘密の窓→自分が書いていて相手が書いていない資質
  • 未知の窓→誰も書いていない資質

理想?現実?本来の姿が見えてくる

【「ジョハリの窓」のポイント】

就活でのポイントは「開放の窓」と「盲目の窓」にあると考えます。「開放の窓」は、自己評価と他者評価が一致しているものであり、自分の強みとして自信を持ってPRできる武器になるでしょう。

「盲目の窓」は、他者のみが気づいている一面です。たとえば「人前で話すのが苦手だからコミュニケーションスキルは低い」と自分では思っていても、「聞き上手でコミュニケーションスキルが高い」と相手が感じている場合もあります。

「なぜ」他者からそう見られているのか、「なぜ」自分の評価とギャップがあるのか。ここでも「なぜ」を繰り返し、客観的な視点を分析していくことが重要です

自己分析とは違う角度から自分を分析していくことで、これまで見えなかった新たな自分が見えてくるでしょう。より深く自分を知ることで、自己PRも説得力のあるものになるはずです。

“自己分析”と“他己分析”をとことん活用!「自己」を知れば変化球質問もコワくない!

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その変化球、ピンチではなくチャンスかも

自己分析が重要な理由について、「エントリーシートや面接でしっかりと自己PRができるから」とお伝えしました。それは「あなたの強みは何ですか?」「短所は?」といった基本的な質問だけに留まりません。面接では、予想外の変化球を投げられることもあります

「自分を動物にたとえると何ですか?」「家電製品にたとえると?」「料理にたとえると?」突拍子もない質問には、誰でも一瞬怯んでしまいますね。でも大丈夫、あくまで自己PRの応用と捉えて、どんと構えましょう。自分の特性、強み、弱みがしっかりと把握できていれば対応できます。

ちなみに、面接官が突拍子もない質問をしてくるのはなぜでしょうか?それは、予め用意された回答ではない「学生の素の姿を見たいから」に尽きます。大喜利のように、スパっと綺麗な回答が返ってくるとは思っていません。

ただ、思いがけない質問に対して、どう考えるのか、どうアクションをとるのか、そこから「学生の素」を見たいのです。自分のことをしっかりと理解できていれば、自信をもって発言ができます。一見、ムチャ振りのような質問を、「相手に自分のことをよく知ってもらう」絶好のチャンスに変えられるかは自分次第です。

自己分析に関しては自己分析が足りない!? 就活で必要な“再自己分析”の方法の記事でも紹介していますので、あわせてご覧下さい。

【まとめ】自己分析と他己分析で己を知り、自信を持って就活を

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自己分析は、あなたに自信を与えてくれるはず

前述したとおり、自分の特性や価値観を理解することは、就活には欠かせません。また、他己分析により客観的な視点を加えることで、その説得力は増していきます。

自己分析も他己分析も「なぜ?」を繰り返し深掘りしていくことが、自分と向き合うことに繋がります。

中国の戦についての格言で「彼を知り、己を知れば、百戦危うからず」というものがあります。「戦う毎に敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない」という意味です

「彼を知り」=企業研究、「己を知る」=自己分析、と考えると就活にも当てはまる格言です。どちらかに偏ってもダメ、両者をしっかりと理解することが必要です。自分のことは自分が一番よく知っているようで、過去の自分の行動や気持ちは意外と忘れているものです。

それを改めて振り返る絶好の機会です。自己分析の中で出会う「様々なことを乗り越えてきた過去の自分」は、これから就活に挑むあなたにも大きな自信を与えてくれるのではないでしょうか

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