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yocca.

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近所のカフェ発掘に余念がないママライター。大学卒業後、数社で人事・採用・研修関係の仕事に携わったものの、夫の転勤で退職。転居を繰り返しつつ2人の子を授かったことで「働き方」について考えるようになり、今に至る。そんな生活の中で得た信条は、「出会いには必ず意味がある」。趣味は音楽&狂言鑑賞。

2020年5月16日

内定を複数もらって決められない…そんなときは「内定保留」してじっくり考えよう

naiteizitai

就職活動で複数内定をもらったとき、“どの会社の内定を受けるべきか”迷うこともあるでしょう。最初から明確に優先順位がなければ、どこを決め手に選べばいいのか、難しい判断を迫られます。そんな悩みにぶつかったら、内定を保留にしてじっくり考えるのも一つの方法。今回は、内定保留の流れや、自分にベストな会社を決める方法をお伝えします。

この記事のポイント
  • ①複数内定をもらったら、焦らず内定保留を。企業に連絡するときの方法や、マナーを具体的にご紹介
  • ②内定保留の期間は、1か月以内を目安に! 不誠実な対応をすれば、大学の信頼や、後輩の採用枠に関わってくるかも?
  • ③複数内定の中の、どの企業に就職する? 悩みを解決する3ステップをご紹介。慎重に、でも確実に、自分の力で最高の1社を選ぼう

複数内定をもらっても、「内定保留」はOK! 「内定コレクター」はNG!

どの会社のオファーを受けたらいいの!?複数内定は嬉しい悩み

優秀な学生を一人でも多く採用したい−−これが企業の本音です。その結果、ひとりの学生が複数の企業の内定を獲得することがあります。

実際、リクルートみらい研究所の調査によると、2019年卒の大学生1人が内定を獲得した会社の数は平均で2.46社。多くの人が複数の内定をもらっています

志望するいくつかの企業から内定をもらったら、どの企業の内定を受けるか悩んでしまうでしょう。そんな時は焦って返答せず、いったん内定を保留し、じっくり考えるという方法もあるのです

しかし、入社する気がないのに内定を保留し、内定中の企業数を増やす、いわゆる内定コレクターはNG。企業や他の就活生に対するマナー違反であることはもちろん、どんなに内定を集めても入社できるのは1社のみということは言うまでもありません。

大切なのは不必要な内定を持ち続けないこと。入社しないと決めた企業には、速やかに辞退を申し出て、保留するのは入社したい気持ちがある企業のみにしましょう。

就活生は複数内定を保留する理由を正直に話すべき?

良い印象を与える保留のしかたは?

内定を保留するにはまず企業の担当者への連絡が必要ですが、そのときに悩むのが、保留する理由をどう伝えるべきかですよね。

選考途中の企業があったり、他社の内定ももらって悩んでいたりと、理由はさまざまですが、結論からいうと、担当者にはできる限り正直に話しておくのがいいのではないでしょうか。

変に誤魔化すことは自分にオファーをしてくれた企業に対して不誠実ですし、対応次第では自分の評価を落とすことにもなりかねません。

たとえば、「御社に入社したい気持ちはあるのですが、まだ選考途中の企業があり、最後まで悔いが残らないよう慎重に決めたいので返事を待ってもらえないでしょうか。」などと丁寧に伝えると、理解が得られるはずです。

また、理由を伝える時に、マナーとして1つだけ気を付けたいポイントがあります。それは、志望順位をあえて伝えないことです。たとえば、内定保留を告げられる企業の立場に立って考えたとき、「第一志望の企業の選考結果が出るまで保留にさせてください。」と言われたら、良い気はしないというのは想像に難くありません。

素直に伝えるというのを前提としつつ、相手の立場を考え、丁寧かつ慎重に言葉を選びましょう

内定保留は期限を決めよう

就活はあらゆる局面でスケジュール管理が重要

内定保留を伝える時は、必ず自分から期限を伝えるようにしましょう

内定保留は就活をしているあなた自身の都合でお願いをするものです。誠意をもって、いつまでに連絡をするか伝えましょう。そうすることで、企業側もあなたの内定保留の影響を最小限に抑えることができ、今後の採用スケジュールを調整しやすくなります。

≪保留期間を示すためのポイント≫

  • どんなに長くても、およそ1か月以内を目安に
  • 他社の選考待ちの場合は、その結果がいつ出るかスケジュールを押さえたうえで期限を決める
  • 企業には「〇月〇日までにご連絡します」とはっきりと示す

「保留する期間が分からないから、とりあえず承諾書を出しておこう」というのは絶対にNG。内定承諾書にサインをするということは、「御社で働くことを私は受け入れました」と伝えたと同意です。簡単にサインせず、熟慮する必要があります。

また、大学の推薦があった場合はより慎重さが求められます。大学推薦は、大学と企業との信頼で成立しているもの身勝手な内定辞退や不誠実な対応は大学の信用に関わり、今後その大学からの採用枠がなくなることも考えられます。

多くの先輩が築き上げてきた信頼関係を後輩に繋いでいくためにも、あなたの丁寧な対応が大切なのです。

複数内定からどうやって1社を選ぶ?迷ったときの3ステップ

納得いくまでとことん悩もう

今回メインテーマとして考えたいのが、複数の内定をもらった就活生にとって最大の難題「内定をもらった複数の企業の中からどのように1社を決めるか」です。

どの企業にするか頭の中で考えるだけでは、時間だけが過ぎてしまいます。そこで、一度頭の中の悩みを「3ステップ」で整理し、決断してみよましょう。

ステップ①「内定企業のリスト作り」

まずは落ち着いて情報を整理

リスト化して内定企業の特徴を「見える化しましょう。優先順位を選考前に決めていても、選考中に心変わりしたり、新たな企業と出会ったりして、順位が曖昧になる……なんてこともありえます。

そこで事業内容や仕事内容、待遇など、同じ項目で全ての企業をリスト化すると、内定企業が比較しやすくなります。その他、社風や担当者、OB・OGの雰囲気、選考中に感じたことも、立派な判断材料です。

これらが自分の希望に沿うか◎・〇・△・×や言葉で書き出すと、一目瞭然です。

【内定企業リストの項目例】
・事業内容・経営状況・経営理念・社風
・仕事内容・給与・勤務地(転勤・海外勤務の有無)・休暇
・社員教育・福利厚生・育休など各種制度
・担当者やOB・OGの雰囲気・選考中に感じたこと など

ステップ②「人に相談する」

自分では見えなかった新たな一面が発見できるかも

次に、頭の中を整理するために人に相談することも大切です。話していくうちにポイントが明確になっていくのを感じるはず。

特におすすめしたいのが、OB・OGに話を聞くこと。内定後改めてOB・OGと話すと、社風や入社後のイメージが、選考前より具体的に得やすくなるでしょう。「この人たちと一緒に仕事がしたいか」という視点で話を聞いてみてはいかがでしょう。

その後、OB・OGと話した感触や、前述のリストをもって、学校のキャリアセンターに相談するのもおすすめです。プロの視点から、客観的かつ親身になって相談に応じてくれるでしょう。

あなたのことを一番身近でみてきた親に相談するのもいいですが、ときには注意が必要です。親は子どもを心配するあまり、会社の規模や安定性に目がいきがち。親であってもあくまで客観的な意見として捉え、参考にする程度にとどめて最終的には自分で決断しましょう。

ステップ③「どんな仕事をしたいのか、もう一度考える」

最後は自分軸で決断しよう

そして最後のステップは、「自分は将来どんな仕事をしたいのか、もう一度考えるということ。

これまで挙げたステップを踏むうちに、ある程度は自分の気持ちがみえてくるはずです。最後に基本に立ち返り、”自分はどんな仕事がしたいのか”、”自分のこだわりポイントは何か”を思い出してみましょう。ここで、就活の最初に行った「自己分析」にもう一度目を通すのもいいですね

「ここでまた自己分析?」と思う方もいるかもしれません。しかし、「今までの自分を棚卸して、”自分はどういう人間で将来どんな自分になりたいのか”を徹底的に追及する」ことが納得のいく就職につながるのです。

自分はどんな仕事がしたいのか。そして、将来はどうなりたいのか。この2つをしっかりと分析できていれば、自分の選択に後悔することはきっとないでしょう。就職活動を良い機会として捉え、逃げることなく、徹底的に自分自身と向き合ってみてはどうでしょうか。

再自己分析については自己分析が足りない!? 就活で必要な“再自己分析”の方法の記事で紹介していますので、この機会にご覧下さい。

【まとめ】内定保留は選択肢のひとつ。最高の内定を選び取ろう

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あなたにとって最高な未来を選びとろう

数ある内定企業から1社を決めるのはなかなか大変なことですよね。しかし、自分自身と根気強く向き合い、からまったヒモを一つひとつほどくように、疑問や不安を一つずつ取り除いていけば、自分にとって最高の1社が見つかるはずです。

「内定保留」も選択肢のひとつです。周りの助けも借りながら、最後は自分自身の力で道を切り開いていきましょう。

出典:株式会社リクルートキャリア 「2019年3月度(卒業時点)内定状況」 就職プロセス調査(2019年卒)

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