この記事を書いたライター

栢原陽子

栢原陽子

WEBでのパーソナルブランディング、セールスライティングを得意とするライター/編集者。これまでに医師や起業家、大学講師などをプロデュース。 2020年、中小企業診断士合格を目指し勉強中。執筆テーマは女性の働き方、WEBブランディング、小さな起業。

2020年6月22日

22卒の就活事情 コロナは企業の採用にどう影響する?

就活生にとって人気企業の1つであるANAやスカイマークが21卒の採用を一時停止するとの発表があり話題となりました。新型コロナウイルスの影響で今後の採用事情が気になっている学生さんは多いことと思います。

これから企業採用はどうなっていくのか予測をしながら、22卒の対策として今からしておくべきことをまとめました。

コロナの影響により22卒が受ける就活への影響

コロナの影響で21卒の採用事情が変わってきていますが、22卒にはどんな影響が出るのでしょうか?

22卒の就職活動のスケジュールは例年どおりであれば、2020年の夏からインターンシップが始まり、2021年の春から採用情報が公開され、6月から採用選考というのが一般的な流れとして予測できました。

ですが、この夏のインターンシップから大きな影響が出ています。というのも、もともと2020年は東京オリンピック・パラリンピックを鑑みて、夏のインターンシップの開催時期を早める予定にしていた企業も多かったからです。

つまり例年より早めに募集を行い、夏前にインターンシップを予定していたにもかかわらず、4月上旬から始まった自粛により採用活動どころではなくなってしまった企業や、予定していたとおりに採用活動が進められていない企業が多くあるのです。

すでに採用計画が決まっている会社や、採用活動が進んでいる21卒はコロナの影響は軽く済む一方で、翌年の22卒はより大きな影響が出てくると考えている専門家もいます。これは採用活動が進められない理由のほかに、売上減少の影響で新卒採用できない企業が出てくることが予想できるからです。

前述したANAホールディングスに関しても、4月の旅客者数は9割強減とかなり厳しい状況となっており、22卒以降の新卒採用にも影響がおよぶことはたやすく考えられるでしょう。

企業の取り組みや就職活動支援サービスの動き

では、コロナの影響により企業の採用に関する取り組みや、就職活動支援サービスはどのような動きを見せているのでしょうか?

夏のインターンもウェブで実施?

オンラインで夏のインターンを実施する企業もこれからグンっと増えそうです

直近で気になるのは夏のインターンですよね。学生にとっては企業をよく知るチャンスであり、企業にとっては有力な学生を見つける絶好の機会です。

ワークス・ジャパンの調べによると、22年新卒採用活動に関わる夏のインターンをWebで行うかという問いに対して「実施する」と答えた企業が5.4%、「検討している」と答えた企業が26.2%でした。この結果から企業の約3割がWebでのインターンに前向きな姿勢を見せていることがわかります。

時期に関しては、「未定」がもっとも多いものの、次いで「7〜8月」が15.5%、「9〜10月」が12.5%と、早めに採用候補となる学生の母集団を集めておきたいと考えている企業は多いようです。

採用選考・面接のオンライン化

既に面接のオンライン化は進んでおり、今後ますます増えていくと予想されます

夏のインターンをWebで実施することを検討している企業の割合は約3割という数字ですが、セミナーや面接のオンライン化に関しては7割近くの企業が「すでに実施済」と回答しています。

別の調査によると、2020年4月末まででWeb面接を経験した学生は8割におよんでいます。そのうちの7割は「抵抗なし」と回答しており、今後はWeb面接が一般的になることも考えられます。

もちろんすべてをWeb面接にする企業は少ないかもしれませんが、採用ステップの初期段階の面接をWebにすることで地方の学生にもチャンスがつかみやすくなるなど、オンライン化にするメリットはあります。

22卒の就活生が今すべきこと・できること3つ

現在の状況下で22卒の就活生が今すべきことと、できることをまとめました。

オンラインでの情報収集・情報交換を怠らない

これからの時代、情弱であることは仕事ができないことと同じです

2020年6月現在、緊急事態宣言は解除された状況にありますが、大人数が集まるセミナーや説明会といったものは実施までに時間がかかると考えられます。直接会って行う相談や情報交換はできませんが、その分さまざまな企業がオンラインでのサービスを充実させています。

日本最大級のキャリア教育支援NPOエンカレッジが主催したオンラインキャリアイベントには、22卒学生2000人、企業25社が参加し、満足度は94.5%と発表されています。

このオンラインキャリアイベントのことは知っていましたか? 参加しましたか? オンラインということは、どこに住んでいようが等しくチャンスがあったということです。このイベントに参加された方とすでに差がついてしまっているかもしれません。

これは一例に過ぎませんが、就職活動の正しい状況を把握して知識を得ていかなければ、オンライン化が進む環境に取り残されてしまいます。就職活動支援サイトもオンラインでのサポートを充実させてきており、無料で使えるものもたくさんあります。情報収集だけは行っておきましょう。

希望する業界や企業の情報や動向を追う

あらゆる情報を追うのは難しいですが、せめて希望する業界や企業をチェックしましょう

情報収集は必要ですがあらゆる情報を追うのは不可能であり、ただ疲れてしまうだけです。あらかじめ就職を希望する企業がいくつか絞れているなら、その数社の情報や業界の動向を必ず追うようにしましょう。

例年とは異なる採用環境になることが考えられるので、企業側がどんな動きをとるのか知っておくことは重要です。就職を希望する企業に関する情報として以下をもとにチェックするといいでしょう。

チェックしておきたい情報

  • 採用スケジュールの情報
  • 採用職種の情報
  • 業績に関するニュース
  • 企業HPで入手できる情報
  • 業界に関する新聞やネットニュース

どんな状況にも対応できる力を磨く

何が起きても自分の力で気に抜いていこうとする覚悟や態度が必要です

もっとも大切なのが、希望する企業からどんな採用方針が出されても対応できる力を磨くことです。過去の採用情報から「今まではこうだったのに」と嘆いても変わりません。今回のコロナ禍のように予期せぬことが起きる、それが社会というものです。

たとえば自粛要請が出たとき、あなたがもし飲食店の店長だったらどんな対応をしましたか? 何もできずに嘆いていた人と、自ら動いて何か行動に起こした方では大きな差が出たのではないでしょうか? 必ずしも成功できるかどうかはわかりませんが、自ら考え対応していく力は必要です。

企業が今後どんな動きをしたとしても対応できる人は、困難な状況にあっても自ら改革しながら進んでいける人です。今後、企業が求めるのはまさにそうした人材なのです。

対応力を磨く方法には、たとえば以下のようなものがあります。

  • 未経験のことに挑戦する
    →いろいろなアルバイトに挑戦する、これまで話しかけたことのない人に話しかける
  • 地頭力を鍛える
    →常に考える癖をつける、フレームワークを学ぶ
  • アウトプット力を磨く
    →ブログを書く、SNSで発信する
  • いろいろな考え方や視点の持ち方を磨く
    →本を読む、著名人の動画を観る

「希望する会社が採用をストップしてしまったなら、将来その会社に入社するためにはどこに就職したらいいだろうか? もしくは就職しない方法もあり?」といったように、さまざまなパターンを考えることも必要です。どんな状況になっても受け入れられる準備をしておきましょう。

22卒向け採用事情まとめ

どれだけ頑張っても力が及ばないところがあるのが社会だと覚悟して、できることを精一杯やりましょう

ピンチはチャンスです。採用活動が思うように進められていないのは学生だけでなく企業も同じです。

今の状況は企業の採用担当者にとっても前代未聞であり、優秀な人材は確保したいと思いながらも優秀な学生とどう接点をとったらよいのかわからないのです。戸惑っているのはあなただけではありません。

面接のオンライン化が広がったことで、海外や地方在住の学生にも同じようにチャンスが出てきました。東京在住の学生も移動時間を考えずに多くの企業とコンタクトをとることが可能です。ただし、待っているだけでは厳しいです。「情報は自分から取りに行く」「希望する会社の動向は常にチェックする」「どんな状況になっても対応できる力を磨く」など、自分から動く力を持っている学生が生き残っていく時代になっていきます。

さて、あなたはこれからどう動きますか?

参考:2022卒新卒採用活動に関する企業調査について
参考:就活中の学生の8割がWeb面接を経験、うち7割は「抵抗なし」と回答 =paiza調べ=
参考:エンカレッジ主催のオンラインキャリアイベント、これまでに22卒学生2000名と企業25社が参加。満足度は94.5%。
この記事を書いたライター
栢原陽子

栢原陽子

WEBでのパーソナルブランディング、セールスライティングを得意とするライター/編集者。これまでに医師や起業家、大学講師などをプロデュース。 2020年、中小企業診断士合格を目指し勉強中。執筆テーマは女性の働き方、WEBブランディング、小さな起業。

TOPへ戻る