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西田優衣

西田優衣

大学は日本史専攻。就職活動はゲーム業界に絞っていた上に惨敗したため大学4年冬に死に物狂いで就活をして人事になる。その後、数社を通して新卒採用・若手研修をメインに人事業務に幅広く携わる。「働く時間を楽しく」を広げようと模索中。2016年、国家資格キャリアコンサルタント取得。

2020年6月25日

最終面接に落ちる理由とは?その理由、現役採用担当が教えます

最終面接まで進み、ドキドキしながら内定連絡を待っていたあなたにとって、そこで落ちてしまうことはとてもショックだと思います。でも、こんなときこそ、なぜ落ちたのかの理由を確認しないと次も繰り返してしまうことになります。

そんな最終面接が不合格になる人には3つの共通する理由があります。今回は現役採用担当の筆者が、その理由をお伝えします。最終面接官の視点に立って、自分の面接を振り返ってみましょう。

最終面接はどのような場か

役員が担当することが多いのが最終面接

そもそも最終面接は誰が何を確認する場か考えてみてください。

最終面接には役員が担当することが多く、中長期的に活躍してくれる人材かを見ています。
各面接の担当者や面接で確認することは「面接は就活生と面接官とのコミュニケーションの場。テンプレだけではうまくいかない理由を面接官が教えます」をご参考にご覧ください。

役員は、あなたが会社の目指している方向性(=企業理念)を理解して自社を志望しているか、細かいスキルよりも中長期的に活躍してくれるかを見ています。

そして、最終面接には役員の中でも、その企業の幹部として多くの人に関わり、人を見る目に優れた人が最終面接の場に出てくると考えた方が良いでしょう。あなたは、そのような人と直接対話をする準備ができていたでしょうか?

もしその準備が出来ていなかったと思うなら、次の最終面接に落ちた人の共通点に当てはまっているかもしれません。

最終面接に落ちる人の3つの共通点

あなたは3パターンに当てはまっていませんか?

最終面接後に、筆者は役員に面接の感想を聞くようにしています。長年新卒採用に携わる中で、最終面接で不合格になる理由は大きく3パターンあると考えています。

就活生本人から面接の手応えを聞いたときに手応えがあったと答えた場合でも、面接官に確認すると微妙な反応であることも多々あります。

最終面接での自分の受け答えが次の3点に当てはまっていないか振り返りながら読んでください。

最終面接に落ちる人の特徴① 一貫性に欠ける

面接における一貫性とは、最終面接に到るまでの面接で話した内容が全て繋がっていることです。面接で自己PRや志望動機など様々な質問に答えますが、自分の中に具体的な仕事選びの基準(=就活の軸)を持っていないと、話していくうちに軸がブレて矛盾が生じてしまいます。

最終面接では、採用担当者の面接よりも質問を深堀りして自社の社風にフィットするかどうかを見ています。社風にフィットしなければ早期退職に繋がってしまう可能性もあるからです。

例えば、1次・2次面接で「入社したらどのようなことがやりたいか」と聞かれて自分の”やりたいこと”として「新しいことにもどんどん挑戦したい」と答えていたが、最終面接で「どういう企業に入社したいと思うか」と聞かれたときに自分が求めている”職場環境”として「ライフワークバランスを考えて安定した会社に入りたい」と答えた場合、挑戦と安定は相反しているように感じるので、1次・2次が合格であっても最終面接で不合格になる場合があります。

まず、企業が挑戦する人を採用したいと考えている場合、安定した会社に入りたいと答えた時点で社風に合わないと捉えられてしまいます。もし挑戦と安定を両立させるプランがある場合はどう両立させるかまで説明した方が良いです。

また、最終面接官は1次・2次面接官から応募者の所感を事前に確認していることが多いため、一貫性がないと不信感に繋がります。

アピールする箇所を面接官によって変えることは問題ないですが、どの面接官の質問に対しても、自分の基準に沿った一貫性がある答えをしているかを注意してください。一貫性を保つためには、自分の就活の軸を具体的に持っておくことが必要です。

  1. 職種を選んだ理由
  2. 業界を選んだ理由
  3. 企業を選んだ理由
  4. 企業で活かせる自分のアピールポイント

この4点について、「なぜ?」を繰り返して深堀りしておくと自分の軸が見つかるでしょう。

最終面接に落ちる人の特徴② 熱意が伝わってこない

内定を伝えた後に辞退されると、企業はもう一度最初から採用活動を始めなければならなくなるので、採用活動にかかる費用や採用担当者の工数も想定よりかかってしまう可能性が出てしまいます。そうならないためにも、自社に入りたいという熱意がある人に内定を出したいと考えています。
そのため、もしあなたが最終面接を受ける企業に本当に入社したいと思っているのなら、必ず入社意欲が伝わるように対策していきましょう。

特に、あなたが複数社において最終面接まで進むようであればより一層入社意欲を伝えた方が良いです。なぜなら、優秀な学生であれば当然他社も欲しがると考えるので、採用競争率が高いと考えます。その上で入社意欲が低そうであれば内定を出すことはリスクにつながると考えるからです。

例えば、「当社は第一志望か」と聞かれたときに「第一志望群」と答えると、わざわざ”群”をつけたということは第一志望ではないのかと捉えられてしまいます。
第一志望ではなかった場合にどう答えるかは難しいと思いますが、第一志望”群”に入っている企業であれば、第一志望であることも間違いではないので「第一志望です」と答えた方が無難でしょう。

内定になった後に、自社の他にも気になる企業があるので、納得するまで就職活動を続けたいと採用担当に伝えてもらえたら、筆者はありがたいと思います。もし就活を続ける中で気持ちが変わることがあっても仕方ないですし、正直に教えてもらえていた方が別候補とのキャリアの違いや自社の魅力を伝えて、納得のいく選択ができるサポートができるからです。

最終面接に落ちる人の特徴③ 内定を出す理由が無い

あなたの良さが伝わっていないかも……

そんな理由で!?と驚くかもしれませんが、意外と多いのは内定を出す理由がないので不合格になるパターンです。
最終面接での受け答えも問題なく悪いと思う点も特にありません。ただ、内定になる学生は採用したい理由がいくつか挙がってくるのですが、良かった点が挙がってこないと、自社で育てたいと思えないということなので、採用を見送ることが多いです。
実際、役員に面接の感想を聞いたときに「うーん、採用を悩むくらいならやめておこう。」と言われたことがあります。

このパターンになる人は、志望動機や自己PRが抽象的になっている可能性があります。

例えば自己PRを聞かれたとき、「コミュニケーションが得意でサークル長をしていた」だけでは、その経験をどう仕事に活かすかまでイメージできていません。さらには、各企業で必要とされるコミュニケーション方法が異なるので、企業が求める人物像をイメージした上で具体的なエピソードを話した方が良いでしょう。

志望動機を聞かれたときも、「海外に拠点があり海外で活躍できそうだから」などでは、他社でも同じことが言えてしまうと、なぜ自社なのかが伝わりきれません。

例えば、「インドネシアに新しく拠点を作りこれから力を入れていく御社であれば、インドネシアに留学していて現地の言葉や文化を学んできた経験を活かせると思ったから」であれば、今後インドネシアに駐在員を派遣する人員枠で検討してもらえる可能性があります。

最終面接に落ちる人の特徴①でお伝えした、自分が志望している職種を目指したきっかけ・業界を目指した理由・自社を選んだ理由の全てが繋がっていてロジカルに説明できるようにしましょう。

最終面接に向けて準備すること

気持ちを切り替えて準備しよう!

最終面接の突破は簡単ではありません。筆者も就活生のとき、最終面接不合格経験は複数回あります。
「縁が無かった」で終わらせていては課題を分析できていないし改善もできないので、最終面接突破の確率を上げるために、まずは自分の課題を分析する必要があります。

落ちた面接を思い出すのはつらいかもしれませんが、最終面接で聞かれた質問と自分の答えを思い出し、そのときの面接官の表情や反応も合わせて書き起こしてください。文章にすることで自分を客観視できるので、冷静に分析できるはずです。

そして、最終面接に落ちる人の特徴を参考にして、自分の面接課題に合わせて就活の軸を深堀りしてみたり、伝え方を改善してみたりしてください。

最終面接に落ちることは、他の面接に落ちるよりもかなりショックを受けると思います。筆者も不採用が確定したときは一晩大泣きしました。
ただ、世の中にはたくさんの企業があり、また自分が行きたいと思える企業を見つけることができます。社会人になれば、もう一度最終面接で落ちた企業にチャレンジすることも可能です。
自分の課題を改善して自信を持って臨めるよう、気持ちを切り替えて準備してくことが大切です。

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まとめ:最終面接こそ熱意を伝えることが大事

最終面接で熱意をぶつけよう!

最終面接は企業にとっても慎重になる場面です。自社で活躍してほしいからこそ、あなたが得意なことを活かせる環境か、自社の社風に合うかどうかは確認したいと考えています。
実務経験が無い新卒社員を一人採用するコストは、年間で数百万円にもなります。それだけの投資をするポテンシャルがあるか否か、面接を通じて最終判断しています。そのような役員の立場になって考えてみると、あなたの自己PRや志望動機の一貫性や、自社に入りたいという熱意があるか、採用したいと思えるポイントがあるかを丁寧に確認する理由が理解できるでしょう。

これだけ検討して出した内定を辞退されると会社側は正直つらいので、同じような学生がいた場合はより志望度が高い学生に内定を出したいと考えます。
あなたが最終面接で不合格になっているときは、最終面接でアピールする内容がずれていないか、熱意は伝えられていたかを確認して次に活かしてください。

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