この記事を書いたライター

竹谷彩香

竹谷彩香

学生時代はボート部で全国準優勝の実績をもつTHE体育会系。大学卒業後は数社にて新卒・中途採用、内定者フォローに従事する。現在は2人の息子の子育てを満喫しつつ、自身の育児体験を元にライターとして活動中。ママ友やライター仲間たちとの果てしないおしゃべり&ランチが今の一番の楽しみ。

2020年6月28日

職種研究のすすめ方。やりたいことを見つける就活のポイント

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そろそろ就職活動に向けて動き始めようかな……と意識しだす大学3年生。夏や秋にはインターンも続々と開催され、動き出した就職活動を実感する場面も多いでしょう。

就活のスタートに欠かせない活動のひとつが「職種研究」です。業界研究、企業研究との違い、職種研究の進め方やメリットなど、職種研究のアレコレをご紹介します!

この記事のポイント
  • ①職種研究とは「営業」「経理」「企画」「人事」「広報」「技術」など、さまざまな“職種”が実際に行う仕事内容を調べること
  • ②営業職を例に、職種研究の4ステップをご紹介。“自分軸”を大切に「仕事の魅力」「求められるスキル」「自分の強みやスキルとの接点」も考えてみよう
  • ③なにげない日常品にも、さまざまな職種の仕事が関わっている。日々の暮らしに「就活目線」を取り入れて、やりたいことを見つけるための職種研究をしてみよう

職種研究とは?

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まずはそれぞれの違いをしっかり知ろう

「業界研究」「業種研究」「職種研究」「企業研究」など、就職活動をしていると似たような言葉を目にします。まずはそれぞれの言葉の意味をしっかり理解しておきましょう。

業界研究

自動車業界、食品業界など各種の業界別にその特徴や動向を調べること。

業種研究

業界より大まかな括りで「業種」を軸に調べること。例えば、自動車メーカーの業種は「製造業」、自動車ディーラーの業種は「小売業」となる。

職種研究

営業、経理、企画などその「仕事」にスポットを当て、仕事内容や魅力を調べること。

企業研究

ひとつの企業にスポットを当て、企業理念や福利厚生、社風などを調べること

たとえば、「自動車メーカーの営業職」といった場合、「自動車メーカー」は「業種」、「営業職」は「職種」といった分類になります。

「業種」と「職種」は言葉が似ているため、混乱しやすいので注意しましょう。「業種」は業界で扱うサービスや商材を表し、「職種」は仕事の内容を表しています。

「職種」は営業職、事務職、技術職、管理職などですから、その会社の事業や業態、ビジネスモデルによっては、ある職種は存在しません。

たとえば、自社で開発や製造をしない企業には社員として技術職は存在しませんし、営業職がない会社もあります。業界や業種によって、同じ職種でも仕事内容が全く違う場合もあります。それらを比較しながら見ていくことで、自分の「やりたいこと」が明確になってくるでしょう

職種研究のやり方

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ひとつの職種を掘り下げて考えてみよう!

それでは具体的に職種研究を進めていきましょう。世の中には様々な職種があります。営業、経理、人事、広報、企画、技術……まずは自分の興味のある職種をいくつかピックアップしてみましょう。

それぞれの職種で実際にどういった仕事をするのかを知っていくことが重要です。ピックアップした職種について、以下4つの観点から分析していきます。営業職(法人向け新規開拓)を例に考えてみましょう

①営業職(法人向け新規開拓)の【仕事内容】

企業や団体を訪問して自社製品やサービスの紹介をし、契約を獲得する仕事。

顧客の企業情報をあらかじめ調査→電話にてアポイント取り→訪問→商品のプレゼン→商談(複数回の場合あり)→契約成立いうのが一般的。

②営業職(法人向け新規開拓)の【魅力、やりがい】

成果が数字で表れるので、会社の利益に貢献していることを実感できる。やった分だけ評価に繋がるので、インセンティブや昇給・昇格もモチベーションになる。

また、仕事を通して多くの人との出会いがあり、人脈が広がるのも魅力。

③営業職(法人向け新規開拓)で【求められるスキル】

コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルは必須。先方のニーズを汲み取り、商品を提案していくスキルも必要となってくる。

数字を求められる仕事でもあるので、諦めない粘り強さや精神面での強さも求められる。

④営業職(法人向け新規開拓)に活かせる【自分の強み、スキルとの接点】

友人からは人当たりがいいと言われる。人の話を聞き相談に乗ることも好きなので、コミュニケーションスキルとして生かせると思う。

幼少期から続けているサッカーもどうしたら上達するか、チームとしてレベルが上がるかを考えながらプレイしてきたので、粘り強くひとつのことを続けていける自信がある。

このように、仕事内容だけではなくその仕事の魅力、やりがい、求められるスキルまで調べていくと、その職種への理解もさらに深まります

「求められるスキル」が今は自分にないとしても、そのスキルを身に付けたい、身に付けるために努力したい、と思える職種は候補に残しましょう。「こうなりたい!」と思う『熱意』は、就活においてスキルよりも重要になることもあります。

職種研究のポイントは「自分軸」で考えること

人気の企業があなたにもGOOD!とは限らない

「人気がある職種」ではなく「自分の強みを活かせる職種」を探そう

前述した職種研究の分析項目に「自分の強み、スキルとの接点」をあげました。これが職種研究で最も重要だと考えます。自分の性格、どんなことが好きか、得意か、を知ることは適職探しに繋がります。だから「自己分析」は就活に欠かせないのです。

人気があるからという理由で大手の会社を選んだり、イメージだけで業界を選んだりすると後悔します。しっかりと職種を理解し、「自分軸」で選ぶことが重要です。最初の段階でそれが明確になっていれば、エントリーシートの志望理由や自己PRに改めて悩むこともありません。

“面白いと感じる”職種は、なんだろう?

さらにもうひとつ「自分軸」で考えて欲しいことは、自分がどんなことが好きか、どんなことを面白いと感じるのかです。「好きなことと仕事は別」と言う人もいます。しかし、社会人になると1日の大半は仕事に時間を費やすことになります。せっかくなら「好きなこと」をやりたいと思いませんか?

好きなことには誰でもワクワクするし、前向きになれます。辛いことがあっても、壁にぶち当たっても、根本に「好き」な気持ちがあれば乗り越えられます。

インターンへの参加や就活の出会いの中で、今後たくさんの刺激を受けることになるでしょう。情報過多の現代、多すぎる情報に溺れてしまうこともあるかもしれません。そんな時こそ、「自分は何が好きなのか」「どんなことを面白いと感じるのか」という「自分軸」を思い返してみてくださいね。

情報はネットの外にもある!視野を広げて職種研究を

視野を広げて世の中を見てみよう!

遠の昔に就活を終え、様々な仕事を経験した私でも「世の中にこんな仕事があったのか!」と思うことが未だにあります。

「校閲ガール」(2016年、日本テレビ系)のドラマで校閲の仕事を知り、美容院で何気なく読んだ雑誌で、会議の議論を絵や図などのグラフィックに「可視化」して記録する「グラフィックレコーディング」という仕事を知りました。

「就活」というと、つい「パソコンでの情報集め」をイメージしがちですが、情報はネットの中だけではありません。日々の暮らし、買い物へ行ったスーパー、遊びに行った遊園地や映画館。ぜひ「就活目線」を取り入れてみてください。

たとえば、コンビニで手にする商品。この商品も、あなたの手に渡るまでに様々な職種の人の様々な仕事があってここに至ります。どういう商品にニーズがあるのかを調べるマーケティング、商品を研究する仕事、作る仕事、宣伝する仕事、売る仕事。どの職種が面白そうかな? そんなことを考えながら生活をするだけで、視野はぐっと広がります。

今まで何気なく見ていた電車の広告も、お店での食事も、旅行の予約も、たくさんの職種の仕事で成り立っていると考えると、世の中の見方が変わります。そんな風に「世の中の職種」を意識して見てみることも、立派な「就活」といえるのではないでしょうか

また、職種研究に不可欠な「自己分析」については、就職活動はじめの一歩。自己分析をするときに意識すべき5つのことの記事で紹介していますので、あわせてご覧下さい。

【まとめ】生活の中にあふれる“職種”を見つけよう。就活に欠かせない職種研究

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すこし視点を変えるだけで、職種はいたるところに見えてくる

自分のやりたいこと、なりたい姿を明確にしていくためにも「職種研究」は欠かせません。職種への理解を深め、自分の強みやスキルと照らし合わせることで、そのイメージも鮮明になっていくでしょう。大学3年生の今だからこそ、余裕を持って職種研究や自己分析に取り組むこともできます。

一方で、大学生ならではの生活も大切です。授業の他にも、楽しいこともたくさんありますよね。ぜひ、どちらかだけに偏らずにバランスを取りながら、就活準備を進めていきましょう。

日々の生活に「就活視点」を取り入れるだけでも、物事の見方は変わってきます。ネットの外にも情報はたくさんあります。一見、就活と無関係に思える経験や会話の中に、ヒントが隠れていることもあるかもしれません。じっくり自分と向き合い、世の中の仕事と向き合い、あなただけの「やりたいこと」を見つけましょう!

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竹谷彩香

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学生時代はボート部で全国準優勝の実績をもつTHE体育会系。大学卒業後は数社にて新卒・中途採用、内定者フォローに従事する。現在は2人の息子の子育てを満喫しつつ、自身の育児体験を元にライターとして活動中。ママ友やライター仲間たちとの果てしないおしゃべり&ランチが今の一番の楽しみ。

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