この記事を書いたライター

菊川ゆみ

菊川ゆみ

社会人デビュー後、畑違いの仕事ばかりをして現職に落ち着く。中学生の息子と二人三脚で頑張るシングルマザー。趣味は、仕事以外に趣味がない自分を変えたくて始めたゴルフ。今は一つの趣味にすぎないが将来は「特技」になる予定。スピードより心に響く仕事を心がけています。

2020年7月25日

大学の就職実績から、企業が求める人物像を分析する方法

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あなたは応募する企業をどのように選んでいますか? 子供のころから憧れの職業があって、その夢を叶えるためだったり、自己分析の結果から自分の強みが生かせそうな仕事・企業を選んだりが主だと思います。今回紹介するのは、あなたが通う大学の就職実績をもとにした企業選び。企業選びに迷っているあなたにとって、意外な道標になるかもしれません。

この記事のポイント
  • ①就職実績とは、大学の先輩卒業生たちの就職先のこと。同じ大学のカラーを持つ同窓の就職先は、志望先選択の目安にもなる
  • ②就職実績が多い企業は、大学のカラーと近い社風を持っている? 大手だけでなく、地方にも目をむけて、マッチング率の高い企業を探そう
  • ③地元の優良企業は倍率が高い? 常にアンテナを張り、情報収集を。就業実績から先輩たちの選択を分析し、就活を成功させよう

キャリアセンターで先輩たちの就職実績を分析。求められる人物像がみえてくる

先輩たちの選択はどうだったのか?

就職活動のなかで、自己分析も終え、自分が行きたい業界などもある程度絞って、さあ本格的に企業選び、となったとき、どの規模感、知名度の会社に応募しようか迷うことはありませんか?

決してあなたが通う大学・学部に相応しい企業レベルがあるというわけではありませんが、特に分析などをせずに規模の大きな企業から順に応募していくのはやや性急と思いますし、外資、国内企業のどちらに重点を置くかなど判断に迷うところでもあります。

そこで、ひとつの目安となるのが大学の先輩たちがどのような企業に就職していったのか、ということ。同じ大学のカラーを持つ同窓の就職先を分析することで、企業が求める人物像がみえてくるかもしれません

では、先輩たちはいったいどのようなところに就職していったのか? それを調べるには大学のキャリアセンターに問い合わせるのが一番。キャリアセンターには卒業生たちの就職先がデータベース化されていますので、すぐに教えてくれるでしょう。

就職実績をじっくりとみていけば、商社や金融に就職した人が多い、メーカーが多いなど、先輩たちがどのようなところに就職したのか傾向が分かってくると思います。そのほかにも、大手企業が多いのか、中小企業が多いのかなども見えてくれば、企業が求める人物像が浮かび上がってくるでしょう。

就業実績がある企業との“縁”

企業の採用実績が多いのには理由がある!?

あなたの大学と縁をもつ企業がある

大学の就職実績から、特定の企業に多くの先輩が就職していることが分かるかもしれません。その企業が学内説明会などを実施していたら……? もうお分かりですね。その企業はあなたが通う学校の生徒を積極的に採用しようとしているということです。

企業が「この大学の生徒が欲しい」といっていて、実際に就職している学生も多いということですから、企業と大学のパイプも太いはず。キャリアセンターは企業に関する分析データを豊富に持っているでしょうし、OB訪問なども比較的アポイントが取りやすいでしょう。

企業が積極的に会いたい学生とは

一方で、企業側が積極的に会いたい大学の学生というのも存在します。これは「大学名差別」や「学歴フィルター」という意味ではありません。

企業が「○○大学の学生に応募してほしい」と考えるポイントは、その大学が有望な経営者を多数輩出していたり、学生の自主性を伸ばすような方針であったり、和を重んじ協調性を大切にする方針であったりです。そうした学生の人物像が自社とのマッチング率が高いと考えているからです。

大学の学生と積極的に会った結果が、就職実績に表れているということですから、あなたにもその人物像に当てはまっているかもしれません。

もちろん、選考が有利になるわけでも、内定を保証するわけでもありませんが、あなたと同じように4年間学んだ先輩が歩んだ道ですから、その就職実績を分析することは、内定を獲得する重要なポイントになるでしょう。

地元企業は意外な狙い目! 就職実績を分析する際のポイント

灯台下暗し!近くの企業こそチャンス!?

就職実績の分析で就職先一覧を見ているとつい大手・有名企業が目につきがちですが、見落とさないように気を付けたいのは地元企業への就職数です

就職となると多くの学生が東京都内に本社を構える大企業や、地方中枢都市への就職を目指しますが、都心からやや離れたエリアにキャンパスがある大学や、地方の大学に通うみなさんにこそ、地元企業への就職実績がどれくらいあるかをチェックしていただきたいと思います。

また、地元企業への就職実績を調べる際は一年前だけでなく、過去数年間の就職先一覧も一緒に確認してみることもおすすめします。

定期的に同じ企業へ就職した学生がいるのであれば、その企業は地域に根差した活動をしていて、地元の学生を積極的に採用する姿勢を持っていることが分かります。

つまり、あなたは企業が欲しがっている大学の学生ということであり、一方で大学側も、長年就職実績のある信頼できる企業と考えています。

就業実績のある企業を志望する注意点

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情報収集を怠らず

ちなみに、気を付けたいのは地元の優良企業であれば、もちろんライバルの学生も多いということ。大企業ではなければ採用人数も限られ必然的に倍率が高くなりますので、そのつもりでいる方が良いでしょう。

もう一つ注意したいのが、そのような地元企業は大規模な合同説明会などで目にしないことがあります。あくまで地元の学生を採用していく方針であれば、様々な学生が集まる合同説明会などに出展する意味はあまりないからです。採用予算も多くはないため、学生へのPRの場は、地方地自体が主催する新卒者向け説明会や、地元の大学で行われる学内説明会などに絞っていることも考えられます

そのため、地元企業への応募を検討するのであればアンテナを高く張り、情報収集を怠らないようにしましょう

企業選びに関しては、自分に合う会社の見つけ方! 社風を知って、偽りのない自分で働こうの記事でも紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。

【まとめ】大学の就業実績を分析して、就活に役立てよう

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就活の先輩の経験を無視するのは、もったいない

就職活動で意外と見過ごされがちなのが大学の就職実績です。「応募先は自分が決めるものだから大学の就職実績は関係ない」と軽視したり、前年度の就職実績が公開されていたとしても、企業名だけを見渡して終わりにしていたりすることが多いのではないでしょうか。

しかし、自身の大学の就職実績は自身の志望企業と先輩たちの進路を比較するのにこれ以上ない好材料です。就職実績を眺めて終わるのではなく、その情報が示すものは何なのか、どう捉えるかが大切です。

このテーマでお伝えしたいのは、もし就職実績に大手・有名企業がなかったとしても「だからあなたも大学のレベルから現実を見なさい」「高望みせず無難な企業に就職しなさい」ということではありません。

先輩たちはどのような判断から就職先を選択していったのか、そして企業はどのような人物像をイメージして先輩たちの採用を決めたのか。それらを分析し、自身の就職活動に役立てることが大切です。

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社会人デビュー後、畑違いの仕事ばかりをして現職に落ち着く。中学生の息子と二人三脚で頑張るシングルマザー。趣味は、仕事以外に趣味がない自分を変えたくて始めたゴルフ。今は一つの趣味にすぎないが将来は「特技」になる予定。スピードより心に響く仕事を心がけています。

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