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みよたかこ

みよたかこ

人材業界で10年以上働きながら、ライターとしても活動する就職氷河期世代。翻訳書出版の経験も持つ。現在の執筆テーマは、社会人のキャリアやスキルアップ、女性の生き方など。趣味は飲酒しながらの料理。

2020年10月18日

コンサルティング業界からのキャリアパスとは?就活生に人気の理由と得られるスキル

konsarutelingugyoukai

ここ数年、コンサルティング業界の人気が高まっています。ただ、従来から人気の銀行や商社を志望する学生と、コンサルティング業界を志望する学生とでは、志望理由が異なるようです。コンサルティング業界が人気である理由と、キャリアの可能性について解説します。

この記事のポイント
  • ①コンサルティング業界の志望理由は「早く成長できること」? 様変わりする社会で“どこでも活躍できる自分”になるために、できることとは
  • ②コンサルティング業界で、どのようなキャリアを歩みたいのか。得られるスキルを知り、あなただけの具体的な目的を考えてみよう
  • ③スキルを活かして転職や、起業もできる? コンサルティング業界からのキャリアパスとは

なぜ就活でコンサルティング業界が人気なのか

人気のコンサルティング業界

コンサルティング業界を目指す動機として、“早く成長できること”があるようです。私たちが働く環境は、親世代とは大きく様変わりしています。かつての日本では、終身雇用、年功序列が当たり前でした。一方で近年は労働人口が減ったり、育児や介護、副業などと本業を両立する人が増えたり、働く場所が多様化したりしています。

ライフステージ(年齢にともなう生活の変化)によって働き方を変える可能性もあり、新卒で就職した業界・職種でずっと働き続けるとも限りません。また、技術の発展により、今ある仕事は10年後には消滅しているかもしれません。

そのため、働く環境の変化を踏まえて「どこでも働ける、どこでも活躍できる自分」に早くなるために就活をするという考え方が増加しています。人気業界ランキングの上位にコンサルティング業界が入る理由として、このような意識の変化があるようです。

コンサルティング業界は、ハードワークであるものの、新卒から数年間での成長スピードが速いといわれています。仕事を通してどのようなスキルが身に付くのでしょうか?

コンサルティング業界で得られる4つのビジネススキル

若手のうちにビジネスの基礎スキルが身に付く

コンサルティング業界は、企業に対して経営や事業のアドバイスをする仕事です。一般企業と違い、「プロジェクト」の一員として勤務し、そのプロジェクトが終了すると次のプロジェクトに参加して働くことを繰り返します。仕事を通して、主に以下の4つのビジネススキルが身に付きます。

(1)論理思考力、分析力

新卒社員には『アナリスト』という役割が与えられます。必要な情報・事例・データの収集と分析、顧客企業へのインタビューを主に行います。

闇雲に情報を集めるのではなく、意図をもって情報にあたることが求められますし、分析の際は事実に基づき、論理的に結論を導く必要があります。これらの業務を通して、論理思考力や分析力が身に付いていきます。

(2) 資料作成能力

若手社員が担当するもうひとつの業務が、資料作成です。先輩コンサルタントに指導してもらいながら、顧客企業への提案に使うスライドを作る仕事です。最終的にひとつの提案内容にまとめられるものですので、理論が通っていて分かりやすく、かつ顧客にとってメリットのある内容でなければなりません。

(3) ビジネス全体を俯瞰する力

顧客企業の戦略に対するアドバイスをするのがコンサルタントの仕事です。配属されたプロジェクトを通して、顧客企業や業界の全体像を知ることができます。

(4) プロジェクトワーク

コンサルティング業界の仕事は、数名〜数十名のプロジェクトチームを組んで、先輩や顧客企業と役割分担をしながら仕事を行います。プロジェクト全体の目的や業務進捗を理解した上で、自分の役割を全うすることが求められるのです。メンバー同士のコミュニケーションも頻繁に行いますので、チームワークも身に付いていきます。

コンサルティング業界は通過点!? 目的を持って働かないと意味がない

ただの通過点としてコンサルティング業界で働くことは危険

若手のうちに多くのスキルが身に付くため、将来転職することを見据えてコンサルティング業界の門を叩く人も多いようです。

しかし、スキルアップのためだけの“通過点”としてコンサルティング業界を志望するのは危険です。顧客企業の戦略へアドバイスをする重責を担う職種であるコンサルタントは、通過点という軽い気持ちで働けるほど簡単な業務ではありません。

更には、「人気業界だから」「スキルが身につきそうだから」という安易な理由で就職すると、自分が将来何をしたいのか分からなくなってしまう“キャリア迷子”に陥る可能性があるので要注意です

将来どのようなキャリアを歩み、社会へどのような価値を発揮していきたいのか、目的をしっかり考えて就活したいですね。

コンサルティング業界の先にある、3つの代表的なキャリアパス

コンサルティング業界出身者は、様々なキャリアを歩んでいる

コンサルティング業界は転職が盛んで、長年コンサルタントとして働く人もいれば、転身を図る人も多くいます。代表的な3つのキャリアパスをご紹介します。

(1) 事業会社への転職

ひとつ目は、メーカーなど事業会社への転職です。分析力や資料作成能力を活かせる企画部門への配属が多いようです。コンサルタントとして培ったこれらのスキルを活かすことができれば、会社から“自分の頭で考えて企画を作れる人材”と評価してもらえる可能性が高そうですね。

(2) コンサルティング業界内での転職

たとえば大手のコンサルティングファームで働いた後、規模の小さなコンサルに転職し、幅広い裁量をもらって仕事をすることもキャリアパスのひとつです。人事や事業再生、ITなど、ひとつの領域に特化したコンサルタントになる選択肢もあります。

(3) 起業

起業の道へ進む人も多くいます。起業後、事業を大きく成功させているコンサル出身の著名人としては、DeNA代表取締役会長の南場智子氏、オイシックス・ラ・大地株式会社代表取締役社長の高島宏平氏などが挙げられます。

これからの社会で必要なスキルについては、ジョブ型雇用で必要となるスキルとは?会社がジョブ型移行したときの対応を考えるの記事で紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。

【まとめ】ハードワークだが得られることも多い! コンサルティング業界を志望業界のひとつに加えてみては?

まずは情報を集めてみよう

コンサルティング業界はハードワークである一方、多くのスキルを身に付けることができ、いろいろなキャリアの歩み方ができます。22卒向けの冬インターンを募集しているコンサルティングファームもあります。参加すると仕事の様子が具体的に分かりますので、チャレンジするのも良いでしょう。あるいは、コンサルティング業界で働いている大学の先輩がいれば実際に聞いてみるのも良いですね。

まだ志望業界を決めきれていないようであれば、コンサルティング業界を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

出典:【2021年卒就活生モニター調査】3月1日時点の就職活動調査
出典:外資就活 【22卒保存版】主要コンサルファーム18社のオータム・ウィンタージョブ/本選考の「ES締切・ES設問・ジョブ開催日程まとめ」

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