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高校男子、中学女子の2人の子どもを持つアラフォーママライター。整理収納アドバイザーとしても活動中。アメリカでの子育て経験も有り。 インスタグラムは@naho.mom.seirishuno

業種研究の方法とは?自己分析・業界研究と合わせてやるポイント

周囲の「内定をもらった」という声を聞くたび、なぜ自分は内定をもらえないのだろうかと、焦りを感じてはいませんでしょうか。
内定がないのは、もしかしたら“業種研究”をしていないからかも? 今回は業界研究にプラスして、実施すると効果を発揮する“業種研究”のポイントについて紹介いたします。
- ①内定がない10の理由。「自分のことを理解しているか」「何をしたいか分かっているか」他人の意見も取り入れて、改めて考えてみよう
- ②「業界」より小さく「職種」より大きい、「業種」について。業界研究だけでは足りない、業種研究の具体例を参考に、よりリアルな志望先を検討してみよう
- ③自分にあった業種を選ぶための3つのポイントを紹介。あなたの気持ちとしっかり向き合って、明確な志望理由や目標を持つ。焦らず前向きに内定を目指そう!
業界研究とあわせて行うべき“業種研究”のポイント内定がもらえない原因は?

頑張っているのに、なかなか内定がもらえない!?
内定がもらえない人の特徴や原因を調べてみると、いくつかの特徴が見えてきました。もしかして、あなたは以下のどれかに当てはまっていませんか?
・自分のことがよく理解できていない
② スーツやヘアスタイルなどの身だしなみが整っていない
③ 就活マナーを守れていない
④ 面接時の表情が乏しく声も小さい
⑤ 採用担当者の質問の意図からズレた回答をしている
これらは、自身の意識改革や日ごろの心がけによって、短期間で大きく変われるものです。自覚がある人は注意してみてください。もし「自分では分からない」という人は、友達や親、大学のキャリアセンターの人たちに聞いてみると良いですよ。
人は、自分が思っている以上に自分のことが理解できていません。ですから、自分は他人とどう違うのか、自分は他人からどう見えているのかなどを、自分以外の人たちに聞いてみましょう。参考になる意見や、改めないと自分にマイナスになってしまうと思う意見をもらえた場合は、素直に受け入れ、改善に取り組んでみましょう。
・「どこで何をしたいのか?」が明確でない
⑦ いろいろな企業を手あたり次第受けている
⑧ 受ける企業の調査不足である
⑨ 実際に働いているイメージができない
⑩ 就きたい仕事がまだ決まっていない
次に考えられる要因は、この5つ。これらは、「どんな会社で働きたいのか?」「どんな仕事をしたいのか?」が分からないという人に、当てはまるのではないでしょうか。採用選考では、採用担当者に具体的な志望理由を説明できないと、あなたの想いは伝わりません。つまりは「どこで何をしたいのか?」です。その答えを明確にするヒントが、“業種研究”なのです!
業界研究とあわせて行うべき“業種研究”のポイント“業種研究”をしてみよう

業種にはこのようなものがあります(一例)
就職活動において「業界研究」というワードはよく耳にしますが、「業種研究」というワードはあまり耳にしません。ここでは、まず「業種」について簡単に説明しておきましょう。
「業種」とは?
「業種」とは事業の種類のこと。「業界」の同意語として使われていますが、「業界」のほうが大まかな事業の括りで使用されています。
たとえば、自動車を扱っている企業は「自動車業界」に属しますが、そのうち自動車メーカーの業種は「製造業」、自動車ディーラーの業種は「小売業」になります。同じ「自動車」を扱う仕事でも、業種によって仕事の内容は全然違うことがわかると思います。
ちなみに「職種」は、仕事の種類・内容を意味します。人事職、営業職、経理職など会社内の担当・役割のことですね。
同じ業界でも、業種によって仕事が大きく異なる
就活では、業界研究の重要性が叫ばれていますが、それと同じくらい“業種研究”も大切です。なぜなら、先で述べたように、同じ業界に属していても、業種ごとに仕事内容が大きく異なるからです。
たとえば、あなたが完成品の自動車が好きだからと「自動車業界」に入っても、自動車メーカーに入社して購買担当になることだってある、ということです。購買担当になったら、あなたが毎日扱うのは自動車ではなく、パソコンや書類です。自動車に触れるよりも、自動車に使われる素材や部品、パーツに触れる機会が多くなるでしょう。もし毎日完成品の自動車に触れていたいと考えるのであれば、小売りの業種に応募すると良いかもしれませんね。
このように、業界研究で行きたい業界を決めたら、業種研究もしっかり行ってみてください。そこから志望する企業を絞りましょう。これであなたの就きたい仕事がより明確になります。
業界研究とあわせて行うべき“業種研究”のポイントひとつの商品をつくるために必要な、具体的な業種を紹介
下の表をご覧ください。「エコカー」という商品を作り出すために、実に多くの業種が密接に関わっていることがわかります。
引用:マイナビ2020 業界研究大図鑑
タイヤやエンジン、電子部品などの製造業のほか、販売店、損害保険会社など、カーライフを支える業界はさまざまです。電気自動車が普及するにつれ、充電スタンドなど新たなサービスも生まれています。
業界研究とあわせて行うべき“業種研究”のポイント業種絞り込みのための3つのポイント!

ポイントは3つ!
このように、たくさんある業種の中から自分に合ったものを絞り込んでいく方法として、次の3つを提案します。
① 自分はどんな人間なのか? を改めて考えてみる
自己分析で、自分はどんな人間で、何が得意で不得意なのか、が解ってくれば「その得意を活かして、どの業種の会社なら貢献できそうか」を考えてみてください。採用担当者は「あなたがやりたいこと」でなく「あなたが会社にどう貢献できるか」を知りたいのです。
② 自分が“やりたくないこと”は何か? をはっきりさせる
やりたいことと同様、“やりたくないこと”や“自分に不向きであること”をはっきりさせることも、業種を絞るうえで有効な方法です。やりたくないことを書き出し、それに関連する業種を消去法で削除していく方法は、業種選びの効率化にも繋がるので、おすすめです。
③ 「自分は何が1番大切か? 」で優先順位を決めておく
仕事のやりがいは? 給与体系は? 勤務時間は? これらは同じ業界でも、業種や職種によってかなり違います。自分はどのような働き方をしたいのか、どんな福利厚生があると良いのかなど、優先順位を決め、その上で業種を絞っていきましょう。
業種研究をしていくと、自分の就きたい業種がかなり絞れてくるはずです。その中から最終的に決定する方法としては、やはり一番やりたいことから考えることが良いでしょう。
そして「自分はこういう理由でこの仕事をしたい!」と、あなたの強い想いを採用担当者に伝えましょう。しっかり業種研究ができていれば、採用担当者はあなたを「明確な志望理由や目標がある学生」と判断します。採用担当者は学生の本気度を見ています。それが具体的である方が、内定を得やすいことは間違いありません。
あなたの気持ちを伝える面接に関しては、面接は就活生と面接官とのコミュニケーションの場。テンプレだけではうまくいかない理由を面接官が教えますの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
【まとめ】業種研究のポイントを押さえて、前向きに希望の内定を目指そう!

あなたが本当にやりたい仕事がある会社からの内定通知にこそ、価値があるのです
周囲の人が自分よりも先に内定をもらっていると、正直、焦ってしまいますね。しかし、焦れば焦るほど上手くいかなくなるものです。今回紹介した業種研究を試してみて、本当にあなたがやりたい仕事がある会社を絞り、アプローチしてみませんか?
就活で不採用が続くのは珍しくありません。先輩たちも数十社から不採用の「お祈り」通知をもらっています。そして、複数の会社から内定をもらったとしても、最終的に自分で選んだ一社に勤めているのです。
落ち込まずに前向きに、いまはただ、できることを確実に取り組んでみましょう。就活、あなたは十分頑張っています。努力が実るのはもうすぐですよ!
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