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お雑煮

お雑煮

1995年生まれ。浪人・留年経験を経て、総合出版社に内定。雑誌系Webメディアで編集・ライターを担当している。Twitter: @ozouni_es335

2021年1月16日

採用担当者に「刺さる」志望動機の書き方。求人サイトと有価証券報告書で企業分析

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就活で最初の関門となるエントリーシート(ES)。第一志望の企業から内定を獲得するためにも、ES選考は確実に突破しておきたいものです。今回は、「刺さる」志望動機を作成するために必要な“企業分析”の方法と、その書き方をご紹介します。

この記事のポイント
  • ①選考に進む“ひと握りの就活生”になるため、担当者の印象に残る志望動機をつくる必要がある。正確な企業分析で、具体的な志望動機をつくろう
  • ②企業の「求人サイト」と「有価証券報告書」を分析して、イメージ、業績、経営計画、事業内容などを確認しよう。競合他社との比較も重要?
  • ③企業分析で得た情報で、志望動機を作成しよう。「結論→理由→意欲・目標」で組み立てる、具体的な書き方を紹介。質の高い志望動機で、内定を獲得!

刺さる志望動機の書き方と企業分析志望動機を書くために企業分析が必要な理由

ES通過のためにも、印象に残る志望動機は重要

日本経済新聞U22・就活探偵団が行ったあるアンケート調査によれば、学生にESを課す企業は8割近くに登り、そのうちの大半の企業が、ESを使って面接に進む学生を絞り込んでいるようです

また、応募者が多く高倍率の企業の場合、一人あたりのESの確認にかける時間はどうしても限られてしまいます。このようなことからも、面接官の印象に残る志望動機を用意することが、選考の勝敗を分けるといえるでしょう。

とはいえ、いざとなると何を書けばよいか思いつかないものです。印象に残る、「刺さる志望動機」を作るためにはどのような準備をすればよいのでしょうか。

面接官は「最も自社に貢献してくれそうな人」を探している

まず、採用官が志望動機で重視していること、それは「会社に適した人材か」という点です。企業はエントリーする数百〜数千人の学生の中から、最も会社に貢献してくれそうな人材を絞り込まなくてはなりません。

そのため志望動機では、「なぜこの会社が良いのか」「どれだけ企業のことを理解しているか」といった内容を織り込むとよいでしょう。志望動機を具体的に説明することは、志望度の高さをアピールすることにもつながります

ただしこのような志望動機を書くためには、正確な企業分析が必要になります。そこで企業分析で効果的な2つの方法をご紹介します。

刺さる志望動機の書き方と企業分析志望動機作成のための企業分析の方法その①『求人サイト』

求人サイトは、企業の特徴を体系的に確認できる

まず、求人サイトの募集要項を使った方法です。募集要項には採用情報のほかに、会社紹介のページが設けられています。たとえばリクナビの「私たちはこんな仕事をしています」「皆さんにはこんな仕事をしていただきます」という見出し、マイナビの「会社紹介記事」「会社概要」という見出しの部分がこれにあたります。

これらの会社紹介では事業内容や働き方が要約されているため、会社のイメージを大まかに把握できる、記載されている情報が統一されてるため、競合他社の比較にも役立つというメリットがあります

また会社紹介を印刷して、記載されている内容で関心のある所にマーカーを引いておくと、志望動機を作る際に整理しやすくなります。

説明会や面接の対策にもなる?

不明なところは5W1H(What,Why,Where,Who,Which,How)を使ってチェックを入れ、説明会などで積極的に質問して解消し、企業理解を深めていきましょう。この作業は面接時に行われる逆質問(学生から企業に質問すること)対策にも役立ちます。

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刺さる志望動機の書き方と企業分析志望動機作成のための企業分析の方法その②『有価証券報告書』

有価証券報告書を使えば、より詳細な志望動機を作れる

次に有価証券報告書を使った方法です。これは先ほどの求人サイトの募集要項と異なり、より具体的な企業分析を行うときに役立ちます。有価証券報告書とは、上場企業が株主・投資家に対して開示する報告書のことです。

会社業績や経営計画、事業内容などといった重要な企業情報が記載されており、決算ごとに最新のものが公開されるため、上場企業を志望している学生はぜひ確認してみてください。

企業の中期計画から、求められる人材像を分析する

ここで押さえておきたいのが有価証券報告書の第一部、「経営方針」に記載されている、企業の中期計画(中期戦略)です。これをしっかりと読み込むことで、企業の方向性を把握することができます。

たとえば博報堂DYパートナーズの2019年度有価証券報告書では「これまでなかったサービスやインフラが整備され、情報のデジタル化が日々の生活に波及し、生活全体がデジタル化する」ため、中期戦略として「生活者発想を基軸に、クリエイティビティ、統合力、データ/テクノロジー活用力を融合することで、企業のマーケティングの進化とイノベーション創出をリードし、生活者、社会全体に新たな価値とインパクトを与え続ける存在になる」と記されています。

このように、経営方針にはおよそ3-5年内の企業戦略や強化事業が載っているため、企業がこれから求めている人材像も明確になるはずです。また、企業の体質改善やビジネスモデルの変化によって従来のイメージと異なる計画が記載されていることもあるため、志望動機のミスマッチを防ぐこともできます

中期計画のほかにも、有価証券報告書には事業のリスク・課題や従業員の状況など、採用ホームページや求人サイトで得ることが難しい詳細な企業情報が記載されています。必要に応じて読み解いて活用するのがオススメです。

刺さる志望動機の書き方と企業分析2つの企業分析を生かした志望動機を作成する

志望動機は結論を最初に述べることが大切

それでは企業分析で得た情報をもとに、実際に志望動機を作っていきましょう。志望動機は、面接官が文章の内容を掴みやすいように「結論先行型」の文章を作ることが大切です。

今回は、「志望動機(結論)」→「理由」→「意欲・目標といった構成で組み立てることにします。

<志望動機の結論>

企業分析で集めた情報を踏まえて、自身が最も関心を持ったこと(事業内容・社風など)を書きましょう。ここで重要なのは「なぜこの会社を志望したのか」を具体的に伝えることです。

たとえば、「日本でも有数の〇〇企業である点が魅力に感じました」「教育制度が充実している点が魅力に感じました」といった曖昧な動機では説得力に欠けます。その企業にしかない魅力・事業を探して、志望動機を作ります。

<志望に至った理由>

志望に至った理由を説明しましょう。ここは個人の性格が出る箇所です。学生時代の経験(サークル・学生団体・留学など)や自身の価値観と照らして、自分自身の言葉で説明できるよう練習してみてください。

このとき募集要項や中期計画を参考に、企業の求める人材像をイメージしておくとよいでしょう。

<自分の意欲・目標>

先ほどの志望動機と重ねて、自分が入社したときの目標や意欲を伝えましょう。

ところであなたは、どのような基準で志望先の企業を決定していますか? 志望先の選択方法に関しては、志望先の経営理念に共感できる?知名度よりも共感から志望を考えるの記事で紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。

【まとめ】ESだけでなく面接、最終面接にも生きる志望動機の書き方

ESの段階からすでに選考が始まってることを意識しよう

志望動機を作る際の企業分析・自己分析は、労力がかかります。しかしESの段階でしっかり時間をかけて分析を行えば、面接に進んだ際に一貫性を持った受け応えができるようになるはずです。

採用官は提出されたESをもとに最終面接まであなたを判断します。企業ごとにESを何枚も書き続けていると、「面接でなんとかなるだろう」と志望動機がつい疎かになってしまうかもしれません。しかし、時間をかけても質の高い志望動機を作ることが、内定の一番の近道になるのです

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