この記事を書いたキャリアカウンセラー

松浦かな

松浦かな

kananote(カナノテ) 代表 新卒で大手人材派遣会社へ入社。人のキャリアに深く関わりたい思いから、人事へ転職。Webマーケティング企業と外資系食品会社の2社にて、人材育成・採用・評価制度・社内広報などに携わる。 2019年4月よりフリーランスとなり、個人向けキャリアコンサルタントと企業向け人事コンサルタントの両面で活動中。どちらも軸とするのは「その人/その会社に合った」コンサルティング。個性を活かしたキャリアや自分らしい働き方の実現に「手」をお貸ししたい、そんな思いでキャリア支援に向き合っています。

2021年2月4日

就活の不安、その正体とは?事例で学ぶ就活の不安解消法

冬季インターンや早期選考、企業説明会の募集開始など、22卒採用の動きが活発になってきました。周りの友達が動き出すのを感じつつも、何となく手につかず就活の不安を抱えてモヤモヤしている学生の皆様、この記事ではサクサク行動に移せる方法をお伝えします! 就活は新しいことだらけ。不安でなかなか動けない人がいる反面、就活を前向きに捉えてサクサクと動ける人がいます。なぜでしょうか?

就活に不安を感じているのはあなただけじゃない

不安なのはあなただけじゃない

7割の学生が就職活動に不安感を持っている。

これは、2019年11月の2021卒生に向けた調査の結果です。新型コロナウイルスの影響を受ける前からすでに、就活には不安を感じる方が多いことが分かります。

不安の理由としては、以下の3つが大きな割合を占めています。

  • 面接が苦手だから 62%
  • 自己分析ができていないから 49%
  • エントリーシートが大変そう 42%

これから、就活でやるべき基本的なことに不安があることがわかります。初めて取り組むことを数多くこなさなければならないという状況に、皆さん不安を感じているんですね。

とはいえ、「面接対策」「自己分析の方法」「ESの書き方」などは、本やWebサイトや就活セミナーでも調べればたくさん見つかりますし、先輩やOB・OG訪問でやり方を教えてもらうこともできます。

では、これらの情報があれば、あなたの不安は解消できそうですか? もし答えがNOなら、実は、あなたの就活に取り組む心の準備がまだ整っていないのかもしれません。

そもそも、なぜ就活に不安を感じるのでしょう? 鈴木さん(仮名)の事例を見てみましょう。

就活の不安、その正体とは?

当初は就活したくないと思っていた鈴木さん

鈴木さんが就活を始めたのは、大学3年生の3月初旬。そこから4年生の6月には3社から内定を獲得し、納得できる1社への内定承諾を決定しました。一見、鈴木さんの就活は順調だったように思えますが、就活当初は不安で動けないことに悩んでいました。

「本当はもっと早く開始しなければと思っていたけど、就活に対してあまり前向きになれず、このタイミングになってしまった」

と鈴木さんは言います。出遅れたという焦りから、志望先を絞らずいろいろな企業の説明会に参加しました。

すると、次から次へとES提出の予定が入ってきました。ES作成のやり方は、大学の就活セミナーや先輩の体験談から教えてもらっていました。ところが、いざES作成しなくてはと思っても、手につかないまま締切を過ぎてしまいます。

なんとか提出できても、一発書きだったためか選考を通過できず焦りが募るばかり……。鈴木さんは就活の不安にとらわれて身動きが取れなくなっていました。

そんな鈴木さんが就活に動き出すことができたのは、社会人の知人に自己分析の相談をするようになってからでした。

自信を失っているときに、ひとりで自己分析をしても、自分の強みを見つけることが出来なかったという鈴木さん。しかし、自己分析について相談する中で、自分が得意な役割や誰かに喜ばれた経験を思い出し、そこから将来仕事で活躍するイメージを描くことができました。そして、

「自分にとっては些細なことでも、強みとしてアピールしてもいいのだ!」

と自信を取り戻すことができました。

また、社会人の知人に就活の進捗を報告するうちに、気づけばES提出の期日を守れるようになったそうです。もともと、控えめながらも責任感の強い鈴木さん。ES提出というタスクを「自分だけの予定」ではなく「誰かとの約束」にすることで、責任をもって取り組めるようになりました。

こうして、自分が働くイメージを描けたことで先行きが見えるようになり、行動量が増えたことで成功体験も増やすことができ、少しずつ不安は解消されていきました。

さて、鈴木さんの不安の原因は何だったのでしょうか?

(一)自分が働く姿をイメージできず、就活の先行きが見えないこと

先行きが見えないまま就活を進めても成功すると思えず、就活をやりたくないとさえ思っている状況でした。それでも、企業研究や就活の情報収集には取り組んでいたものの、肝心の自分についての情報が足りなかったのです。

(二)行動量が少ないこと

当初、鈴木さんは周囲と比べて、就活開始が遅いことに焦っていました。本当なら遅れを取り戻すべく行動したいところですが、焦って予定を詰め込みすぎたために、思うようにいきませんでした。行動量が少ないことで成功体験を積む機会が少なくなり、ますます就活への不安が高まってしまいました。さらに、ESの締切を守れなかったことで、自分に自信がもてなくなっていました。

就活の先行きの見えなさと、行動量が少ないことが、就活の不安の正体だったのです。

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就活の不安を解消!その方法とは

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そんな不安を解消して、就活を前に進めるためにはどうしたらいいのでしょう? 鈴木さんの事例から学べることは次の4つです。

■不安解消には『行動量』を増やそう

Aさんの事例ではES提出に困る場面が出てきましたが、他にもインターン、企業説明会、面接、グループディスカッションなど、就活で初めて直面することばかりです。初めて取り組むことがすぐに上手くいくはずもなく、練習や慣れが必要です。

行動量を増やせる人は成功体験も増やすことができますし、失敗しても「行動できた」という事実が自信になります。

行動できないままでいると、不安だけが募ってしまうのです。

■インプットだけではなくアウトプットする

初めてのことに対処するために、まずは情報収集が欠かせません。しかし、情報収集だけで満足してしまうようでは要注意です。

Aさんの事例のように、情報(=インプット)はあっても、それを行動(=アウトプット)に移すまでには見えない壁があるのです。心に引っ掛かる思いがあったり、先行きが見えなかったりすると、その壁を超えるのはとても難しく『頭では分かっていても身体が動かない』状態になってしまいます。

不安な中で行動するのは大変なことなのです。そして行動しないでいると、さらに不安が募り……と負のスパイラルに陥っていまうのです。

■見通しを立てよう

就活がいつ終わるのか? どの企業に内定承諾するのか? は、結局のところ就活が終わるまで分かりませんよね。

しかし、自分が働いて活躍する姿をイメージできると、「どんな企業や仕事で内定獲得を目指せばいいのか」という見通しが立ちます。

企業研究も、やみくもではなく必要な情報だけに集中できるようになりますし、エントリーする企業を絞ることもできます。また、なぜその企業に行きたいのかがわかるので志望動機に困ることも減らせます。

見通しが立つと、わからないことを減らして、行動に移しやすくなるのです。

■誰かとの約束にする

複数の企業で選考が進んでいくと、ES締切や面接予定が重なり、次第に予定が煩雑になっていきます。予定に追われて焦りはじめると、どれかを諦めたり、十分に準備ができないまま選考に臨んだりと、行動量が落ちてきてしまいます。

そこで、Aさんのように、他の誰かと就活進捗を共有する方法が役立ちます。

例えば、今週やることを誰かと共有するとします。やることの中にES提出予定があった場合、一人で書き出すと、

  • 締切日:ES提出

の1つしか出てこないかもしれません。ですが、誰かとの共有が前提となると、

  • 締切日の3日前:ES案を作成
  • 締切日の2日前:ESをチェックしてもらう
  • 締切日の1日前:ES修正
  • 締切日:ES提出

というように、タスクに対してやるべきだと思うこと(TODO)を具体的な予定として書き出すことができるのです。

これが就活全体になると、どうでしょうか? 一人で最低限のタスクだけを何とかこなす人より、誰かと一緒にそれぞれのタスクに対して最善を尽くす人の方が行動量が増えているのがわかります。そして、その結果もかなり違ってくることでしょう。

もちろん、一人でもストイックに最善を尽くせる方もいると思います。とはいえ、就活は数ヶ月〜1年にも渡る長期戦です。やる気が削がれる時や、落ち込んで就活が手につかない時もあります。そんな時、自分の状況を理解している人がいたら、傍で話を聞いて背中を押してくれるでしょう。

このように、誰かと一緒に取り組むことで、あなたの就活はサクサクと動き出すことができるのです。

就活に必要な「伴走者」とは?

伴走者と一緒に就活を駆け抜けよう

最後に、あなたの就活を動かしてくれる「誰か」は、誰が良いのでしょうか? 少なくとも単発的な相談だけでなく、長期的にあなたに伴走する人が必要です。

学校の先輩や、家族や友達、大学のキャリアセンターの方など、就活期間を通じてあなたの相談にのってくれる人はいますか? まずは安心して相談できる人を見つけて、就活の見通しを立てていきましょう。そして就活に動き出せたら、進捗を共有して、背中を押してもらいましょう。

もし、コロナ禍で会いに行けない、身近な人には相談しづらい、など伴走者が見当たらないようなら、オンラインで相談できるサービスも試してみましょう。あなたと相性のいいアドバイザーが見つかれば、不安で動けない状態から気づけば脱却しているはず!

何度も言いますが、就活は新しいことだらけの長期戦です。一人で不安を抱え込まずに、伴走者と一緒に動き出しましょう!

出典:HR総研×就活会議:2021年卒学生の就職意識調査結果報告

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kananote(カナノテ) 代表 新卒で大手人材派遣会社へ入社。人のキャリアに深く関わりたい思いから、人事へ転職。Webマーケティング企業と外資系食品会社の2社にて、人材育成・採用・評価制度・社内広報などに携わる。 2019年4月よりフリーランスとなり、個人向けキャリアコンサルタントと企業向け人事コンサルタントの両面で活動中。どちらも軸とするのは「その人/その会社に合った」コンサルティング。個性を活かしたキャリアや自分らしい働き方の実現に「手」をお貸ししたい、そんな思いでキャリア支援に向き合っています。

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