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上沢 聡子

上沢 聡子

大学卒業後、戦略系コンサルティング会社に勤務。MBA留学後、中国関連の書籍を上梓。外資系メーカーやベンチャーを経て2011年にライター活動を開始。 得意分野はビジネス、法律、旅、中国。 これまでに外国機関広報誌コンテンツ、行政委託のNPO団体取材、就職記事などの執筆経験多数あり。 現在はライターの他、翻訳・社会人向け教材制作なども手掛けている。 乳幼児親子向け防災講座を行うNPO団体の代表で、一児の母でもある。趣味はヨガと旅行。(中国・広州在住)

2021年7月30日

夏が過ぎても無い内定(NNT)。視野をひろげて本当に受けるべき企業を探し出すコツ

夏が過ぎても無い内定(NNT)タイトルイメージ

無い内定、就活をしたのに思うように内定を得られず夏を迎えた今。夏を過ぎても内定が無い(NNT)現実が見え始め、不安を感じてはいませんでしょうか。数か月就職活動が延びたことをあなたの人生にとってプラスにするか、マイナスととらえるかはあなた次第です。この数か月を、もう一度自分を見つめ直し、もっと相性の良い企業と出会うための準備期間にできれば「勝ち」です。

この記事のポイント
  • ①就活の“苦手”は何? 客観的な助言を得て、原点に基づいた志望企業を選択しよう。大手企業にこだわるあなたは、その理由を冷静に考えて
  • ②夏を過ぎても採用枠はある。就活浪人を選択する前に、「あなたが会社で何をしたいか」考え、視野の広い就活をしよう。中小企業やベンチャーに向いている人の特徴を紹介
  • ③何がしたいのか分からない時は、“経験”を積んでみよう。ボランティアやインターンの経験は就活の切り札にも。自分を見つめ直し、じっくり就活の成功を掴む

無い内定(NNT)、どうすべき?第三者からの評価をもとに、就職活動を振り返る時期

夏が過ぎても無い内定(NNT)イメージ画像1

友達の内定が決まるなか、夏が過ぎても内定ゼロ…さぁどうする

まずは、焦る気持ちを抑え落ち着いて、ここまでの就職活動を振り返りましょう

インターンシップ応募、自己分析、エントリーシート提出、SPI、面接などをひととおり経験した中で「毎回ここで引っかかりダメだった」という箇所はありませんか?

  • 話すのが不得意
  • 文章作成が苦手
  • 面接で緊張してしまう
  • 自己分析が十分ではない

上記意外にも、人によって得意不得意はあるもの。

人事やOB・OG達から「この点がちょっと」とフィードバックもらえればしめたものですが、そのような機会がない方は、友人・先輩・就職課や民間サービスなどで書類や面接の受け答えをみてもらいましょう。

ひとりで悩んだり、プライドにこだわったりするより、助言を得るほうが今は大切です。あなたに好意的な人達を納得させるだけの志望動機や受け答えができなければ、本番で人事が頷くはずがありません。

原点に基づいた、志望業界・企業・行動力

重要なのは志望動機、すなわち原点です。たとえば、

「幼少時入院した経験から小児医療に関われるような製薬企業に勤めたい、そのための病児向けボランティアを行っている。」
「親が記念日に連れて行ってくれたホテルでのおもてなしが忘れられない、自分もそのように人を幸せにしたいと、自費でいろんな宿泊施設に泊まり研究している。」

このようなエピソードを持つ人たちは強いです。

原体験から導き出された希望業界、企業、そしてそれを支える努力(具体的な行動)。この3つがそろっている就職先こそがあなたに適するものではありませんか?

無い内定(NNT)、どうすべき?採用期間の短い大手企業にこだわる理由を考える

夏が過ぎても無い内定(NNT)イメージ画像2

大手に就職できたとして、本当に安泰?

次に、応募先企業を再考しましょう。前述したように、競争率の高い大手企業に偏っていませんか?

そもそもなぜ大手企業を受けるのでしょうか? 給料、ブランド、安定?

これらは企業側が提示する条件であって、景気や戦略次第ではいかようにも変わるものです。

名のある大手企業が粉飾決算や不祥事により、倒産や買収される時代です。例えそうなっても、あなたはその企業のために身を粉にして働き続ける覚悟はありますか?

採用枠はまだある。就活浪人は、厳しい

翻って中小企業では冬に入っても採用を続けているところがあります。

以下のグラフからは、8月末月時点では全体の47%の企業が採用活動を行っていることが分かります。

夏が過ぎても無い内定(NNT)イメージ画像3

2018年新卒採用活動の終了時期(ProFuture株式会社/HR総研「2018年&2019年新卒採用動向調査」

今年はダメなので就職浪人をして来年、大手企業を受けなおそう。一般企業には向いていないので資格をとり、士業の事務所に入ろう。そのように考える方もいるかもしれません。

しかし、1年準備を重ねても、よほど自分が変わらなければ再挑戦した大手企業に採用される可能性は低いでしょう。

何があるか分からない昨今、来年は今年よりもさらに採用人数が絞り込まれるかもしれません。また、就職浪人したという経験は、よほどうまく伝えなければマイナス評価につながりかねません。

また資格取得には1〜3年程度かかるため、計画性が必要です。資格取得後も、食べていくためには事務所や企業に所属するか、自分で営業をしなければなりません。

一般的には、資格だけでなく経験も求められます。そのうえ概して試験勉強は、就職活動よりも長く、シビアなものになりがちです。

無い内定(NNT)、どうすべき?就職浪人をしてまで、大手企業に入社する意味はあるのか

夏が過ぎても無い内定(NNT)イメージ画像4

どんな社会人になりたい?

大手からの内定が得られないので、就職浪人をする、資格をとって士業を目指すというのは熟考してからにしましょう。この点でもまずは、大手以外の企業を検討してみるべきでしょう。

ここでも問うべきは「自分は会社で何をしたいか」です。

規模の小さい会社
→社歴が浅くても責任を与えられ、会社への影響力が大きい仕事ができるが、急激な成長により、新卒育成制度が整わないという場合もある。
ベンチャー企業
→OJTで走りながら学べる人が歓迎されるが、すべてが整った場所できっちり物事をこなしたい人には向いていない場合もある。
歴史ある中小企業
→ある程度の枠組みは整っている。企業規模や創業時期による特性と、あなたの性格との相性を考えよう。

また、比較的規模が小さい企業の特性として、経営者の人となりや考え方が企業のあり方に反映されやすいという点が挙げられます。経営者の人格は大切です。

信じてついていきたくなる人かどうか、あなたが判断するのです。実際のところ、中小企業は新卒採用に苦戦しています。その分、長い目で大切に育てようとするでしょう。

もう一度問いますが、大手企業にこだわる必要はありますか。

無い内定(NNT)、どうすべき?自分の可能性や魅力を発掘し、企業に売り込もう

夏が過ぎても無い内定(NNT)イメージ画像5

あなたの魅力をしっかり伝えるために

それでもまだ自分が何をしたいのかわからない、企業への訴求ポイントが浮かばないという場合は、どうすればいいのでしょう。

自分の可能性や特性を掘り起こすために、志望業界とは異なる業界でアルバイトをしたり、ボランティア経験を積んでみてはいかがでしょうか。ボランティアやNPOでのインターン経験は、就職活動での切り札としても使えます。

期間の学生インターンを募集しているNPO・NGO団体は数多くあります。たとえば、国内最大級のNPO・社会的企業のボランティア・職員/バイトの情報サイト「activo」などがあげられます。

あなたの原点や関心事と、社会をつなぐ架け橋としてとらえてみてはいかがでしょうか。就活中であまり自由な時間はないかと思いますが、興味があればぜひ一歩踏み出してみてください。

自己分析を自己PRにつなげる方法。自己分析のやり方と活用の記事では、自己PRについて紹介していますので、よろしければあわせて読んでみてください。

【まとめ】夏を過ぎても無い内定(NNT)。この経験を、無駄にしない

夏が過ぎても無い内定(NNT)イメージ画像6

じっくり、就活を成功させる

案外、採用活動継続中の企業が多いことが分かり、安心されたのではないでしょうか。

今後長く働くことを考えれば、周囲より数か月長めに就職活動をするのはたいした差ではありません。

もちろん、就職活動中はストレスとプレッシャーに苦しみ、自信を失いかける経験も多々あることでしょう。

しかし、新卒入社後3年以内離職率の高さをみれば、自分を見つめなおし、自分に本当に合う企業を探すプロセスを究められるのは幸運なことかもしれません。

この期間を、マイナスだと捉えず、どうかあなたの人生の可能性を広げる時間にしていただければと思います

かつて、あの空海は言いました。「人間は誰もが胸のなかに、宝石となる石を持っている。一生懸命磨いて、美しく光り輝く玉になる」と。皆さんのご健闘をお祈りいたします。

内定がない? 就活がうまくいかない? 不安なあなたにおくる夏就活のポイントの記事でも、夏以降の就活について紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。

出典:ProFuture株式会社/HR総研「2018年&2019年新卒採用動向調査」結果報告vol.1

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