屏風職人
初任給 20 万円
平均年収 344 万円
屏風職人とは、ホテルや旅館、結婚式場などから依頼を受けて屏風を作る職業です。伝統工芸品の一つに数えられる屏風ですが、人数は少ないものの、現在でも屏風一筋の職人が全国にいます。
基本的には和装の結婚式やホテル・旅館に飾る屏風の受注生産をしますが、個人の依頼者からオリジナル制作を依頼されたり、屏風作りの体験教室を開催したりすることもあります。近年は外国人観光客が増えている影響で、海外からも屏風が注目されています。
古くは奈良時代から続く日本の屏風作りですが、最近ではアニメのキャラクターを印刷した屏風が作られるなど、伝統と革新が融合した新たな作品が作られています。
目次
屏風職人の仕事内容
- 依頼者の要望をヒアリングします。
- 屏風絵を選びます。
- 木枠を作ります。
- 和紙でできた羽根を木枠に貼る蝶番を行います。
- 蝶番をつけた枠に基礎となる紙を貼る下貼りを行います。
- 枠同士を組み合わせます。
- 本紙貼りを行います。
- 裁断した布地を裏面に貼る裏紙を行います。
- 本紙の四方にへりを付けます。
- 椽を枠の上下左右に打ち付けます。
- 椽の上に金具を付けます。
- 完成した屏風を梱包し出荷します。
- 古くなった屏風の修理・修復を行います。
- 体験教室で生徒に屏風作りを教えます。
- 後輩職人の指導をし、技を伝えます。
屏風職人の業務スキル
- 依頼者のニーズをくみ取り形にする力
- 屏風作りという伝統的な技術
- 天候や気温、湿度によって糊の水分量を調節する技術
- 木材から木枠を作る技術
- 繊細な和紙を取り扱う技術
- しわにならないように紙を貼り付ける技術
屏風職人の専門知識
- 屏風全般の知識
- 伝統工芸に関する知識
- 木材の知識
- 糊の知識
- 和紙の知識
屏風職人の実務能力
- 集中力
- 体力
- 根気
- 審美眼
- 手先の器用さ
- きめ細やかさ
屏風職人の基礎能力TOP3
- 創造力:新しい価値を生み出す力
- 主体性:物事に進んで取り組む力
- 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
屏風職人の働く場所
- 屏風店
- 屏風工房
- 表具店
- 体験教室
屏風職人の作業方法とツール
- パソコン
- メール
- ノート
- 筆記用具
屏風職人の活動内容
- 打ち合わせ
- 木枠づくり
- 蝶番
- 骨縛り(下貼り)
- みの貼り(下貼り)
- みのおさえ(下貼り)
- 組み合わせ
- 本紙貼り
- 裏紙
- へり
- 椽打ち(仕上げ)
- 金具打ち(仕上げ)
- 梱包・出荷
- 修理・修復
- 体験教室開催
屏風職人の人間性
- 強い意志で理想を実現する人
- 自らやるべきことを理解し計画的に取り組む人
- 情熱的に夢や理想を追い求める人
- 誠実な人柄で調和を大切にする人
- 努力を惜しまず最後まで確実にやり遂げる人
屏風職人の関連する職業
屏風職人の給与
初任給:20万円
平均年収:344万円
参考:
初任給:20.23万円(企業規模計、20~24歳)
平均:25.69万円(10人以上、年齢計)
平均年収:344.32万円(賞与:36.04万円)
※厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考に、独自に算出しています。
職業の情報に気になる点がある場合、ご連絡ください。連絡窓口はこちら。
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