商社マンは、三菱商事や伊藤忠商事、丸紅などの総合商社や、特定分野に特化した専門商社で働く営業などを行う総合職の社員です。国内外のモノやサービスについて輸出入の商取引(トレード)を仲介したり、高い配当収入が見込まれる国内外の企業に事業投資や経営参画したりすることで、利益を生み出します。
商社マンが取り扱う商材は多岐に渡り、特に総合商社では、”ミネラルウォーターから通信衛星まで”といわれるほど、幅広い製品やサービスの仲介を行います。
他業界と比較して、給料などの待遇面でとても恵まれており、世界を相手にダイナミックな仕事ができる商社マンは人気の職業です。しかし、専門商社は60社以上ありますが、総合商社は7社しかありませんので、狭き門であるといえます。
営業職とは、製品やサービスなどの商材を顧客に売り込み、注文を受ける(受注・成約する)職業です。顧客が来店するのを待つ販売職とは違い、基本的に社外で活動します。
営業職は大きく、企業向けに商材を販売する「法人営業」と、一般消費者向けに商材を売り込む「個人営業」に分かれます。また担当する顧客によって、既存の顧客を担当する場合は「ルート営業」、新規顧客を獲得する場合は「新規開拓営業」というように分類されます。
会社の売上を左右する職種のため、成果報酬などインセンティブがつくこともあり、収入は比較的高めです。また、さまざまな人々と出会うことで良い刺激をもらえることや、会社に寄らずに直行直帰できるといった自由な勤務スタイルも魅力の一つです。
旅行代理店とは、窓口スタッフ・営業担当として、個人や企業、学校などのお客様に対し、旅行業者が企画したパッケージツアーなどを代理で提案・販売する仕事です。
顧客の目的や要望、嗜好、予算などをしっかりと把握したうえで、旅行業に関する幅広い知識を活かし、ニーズに合ったプランを提案します。
「安全で楽しい旅行」を販売するため、店舗運営や接客も含め、明るく誠実な仕事ぶりが求められます。
保険外交員とは、一般家庭や企業を訪問し、顧客一人ひとりのライフスタイルやニーズに合わせて、保険商品のコンサルティング・販売をする職業です。
保険や税金の知識をもとに、お客様の不安や疑問を解消しながら、適切な保険商品の情報を提供し保険の加入を勧めます。また保険加入後のアフターサービスも大切で、ライフスタイルの変化に合わせ契約内容を見直し、必要に応じて特約や新商品を紹介するなど、顧客と長期に渡る信頼関係を築いていきます。
契約は知人や顧客からの紹介など人脈に依存する部分が大きく、日頃から幅広い人間関係を構築するための活動が求められます。
証券リテール営業とは、個人の顧客向けに株式や投資信託、債券などの金融商品を販売する職業です。
新規顧客開拓を行い、資産運用を目的とした個人の顧客に証券会社の口座を開設してもらいます。その後、金融商品の売買により手数料を稼ぐことが証券リテール営業の大きな仕事です。
新規顧客開拓や営業ノルマがあるのでハードな仕事である一方、営業成績によっては20代のうちから年収1,000万円以上を稼ぐこともできる夢のある仕事といえます。
不動産営業とは、不動産の賃貸や売買の営業を行う職業です。働き方は大きく「内勤営業(カウンターセールス)」と「外勤営業」の2通りがあります。
また、不動産営業には大きく「販売営業」「賃貸仲介営業」「売買仲介営業」の3種類の業態があります。不動産販売営業は自社で所有する土地や投資用マンション、住宅などを個人の顧客に販売する仕事です。賃貸仲介営業は賃貸物件を借りたい人に対して説明し、賃貸契約の提案をする仕事。売買仲介営業は個人や企業などが所有する不動産を代理店として販売する仕事です。
不動産は高額な商材であり、歩合制を導入している企業も多いので、成果を上げられれば高額な収入を得ることも夢ではありません。
リクルーティングアドバイザーとは、企業の採用活動が成功するようにサポートする職業です。業務内容は、大別すると既存顧客のサポートと新規顧客開拓のふたつがあります。企業の経営者や人事担当者に求める人材像のヒアリングを行い、適した人材を紹介するのが主な役目です。
リクルーティングアドバイザーになるには人材紹介会社に勤務しなければなりませんが、資格は必要ありません。中途採用としてリクルーティングアドバイザーを目指す場合は、法人営業の経験があると歓迎されます。
リクルーティングアドバイザー(RA)は人材ビジネスの中でも企業に寄り添った職種ですが、反対に求職者のサポートを行う職種をキャリアアドバイザー(CA)と呼びます。中小の人材紹介会社ではRAとCAを兼務することも一般的です。
百貨店内勤営業は、来店した利用客に対して商品・サービスの説明を行う職業です。たびたび販売員と混同されますが、これらは別物です。販売員は担当ショップが決められている一方、百貨店内勤営業はショップの枠を超えてブランド・商品を取り扱うため、幅広い知識が求められます。また電話対応やインターネット注文処理といった付属販売業務が発生することもあります。
百貨店内勤営業は、販売員と同じ“百貨店の顔”です。一つひとつの対応がブランドイメージに直結するため、質の高い接客サービスが求められます。そのためにも、流行やトレンド、市場動向および顧客データの分析は必須です。基本は「営業」であることを忘れてはなりません。
百貨店の営業職には「内勤営業員」と「外商営業員」が存在し、内勤でキャリアを積んでから外商営業員にステップアップするのが一般的です。「未経験可」の求人も多く、初心者にも挑戦しやすい職業といえます。
ツアーコンダクターとは、通称「ツアコン」と呼ばれ、パッケージツアーや修学旅行、社員旅行などの企画旅行に同行し、参加者が安心して旅行できるよう行程を管理する職業です。
チケットの準備やレストランの予約、観光スポットの案内、トラブル時の対応など、ツアー旅行中の旅行客を総合的にサポートする仕事です。ツアーコンダクターになるには、「国内旅程管理主任者」か「総合旅程管理主任者」のどちらかの資格を取得する必要があります。ツアーコンダクターとして働くには、現在は専門の派遣会社に勤めることが多くなっています。
団体でのツアー旅行を安全に計画通りに進めるために重要な役割を担っており、参加者の思い出に残る旅行となるかどうかはツアーコンダクターの腕にかかっています。
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