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ぱぴこ

ぱぴこ

外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)Twitter:@inucococo/ Blog:エモの名は。

2019年9月20日

「外資系ならTOEIC800点以上は必要ですか!?」って聞かないで。 TOEICって概念、そんなに重要じゃありません!【キャリアの悪知恵】

私は新卒からずっと「外資系」と言われる会社に勤めています。IT企業なこともあり、気が付いたらこれまで全社米系企業です。私自身の英語力は赤ちゃんなのですが、外資系に努めていることもあり、質問箱などで非常によく聞かれるのが英語力に関して。

しかし、この質問にはある特徴があります。本当に、皆さん判を押したように、絶対にTOEICを基準に英語力を質問することです。

「外資への転職を考えていますが、TOEICは何点くらい必要でしょうか」
「外資系で通用する英語力とは、だいたいTOEIC700点程度あればいけますか?」
「ぱぴこさんはTOEICは何点くらいでしょうか?」

同一人物か!? というくらい、全員がTOEICのことしか聞いてこない! 日本の英語教育における「英検」と「TOEIC」という二大勢力のうち「TOEIC」がビジネス英語の指標としてあまりにも強い力を持っていることを再認識させられます。

ぱぴこ総研(個人の感想)調べ、TOEICの点数を聞く企業の種別

英語スキルが求められる企業とは?

就職活動と転職活動を通して、私が受けたことがある会社は大きく3つのカテゴリにわかれます。

1.外資系IT企業
2.外資系コンサルティングファーム
3.日系事業会社

このうち、「英語が必要でしょうか!?」と皆さんが戦々恐々とする会社は、1,2かと思います。「外資系」とかついていますし、英語が必要な匂いがしますからね。

しかし、以前の記事でも書いたように「英語=外資系」と結びつけるのは安易です。私の体感値で言うと、面接でTOEICの点数を聞いてきたり、求人に明確に「TOEIC●●●点以上」と記載している企業は圧倒的に3の会社です。

最近、TOEICの点数を聞かれたの、いつだっけ……?

TOEICの点数はそれほど重要ではない?

就職活動当時は、指標が少ないためTOEICの点数を記載はしましたが、大半の企業ではWEBテストで英語の科目があったため、面接でその点を深堀された記憶はありません。就職においては、IBMは英語力試験がありTOEIC600点以上だと免除というボーダーが設定されていましたが、そのくらいです。

外資系企業の中途面接でTOEICの点数を聞かれたことはありません。かつ、近年記憶がある範囲の転職活動などで「TOEIC●●●点以上」という明確な指標が、求人要件になっていたものすら見たことがないレベルです。

私自身も学生~社会人3年目あたりでTOEIC受験という概念を忘れてしまったため、もはや公式なスコアは残っておらず、再受験が面倒だから「TOEIC●●●点以上」という記載と「証明書の提出」が義務づけられている求人は受けるのを躊躇するレベルです。

TOEICがないなら何で判断するの!? 面接です。

点数が高くとも話せなければ意味がない

「じゃあ、外資系企業において英語力のチェックはないの?」というともちろんそうではありません。概ね求人には「中級程度の英語」「ビジネス英語上級」「ディスカッション・レポートが苦にならないレベル」などの記載がされています。

要するに極東アジアで猛威をふるう「TOEIC●●●点」という数値よりも、実ビジネスを回していけるのか? という点をより気にしているということです。そのため、私も「点数」ではなく「グローバルでのプロジェクト経験」「多国籍メンバーでの実務の経験」などを聞かれることが多かったです。

また、本当に英語が絶対に必要なポジションであれば、多くの場合は英語面接が組み込まれているため、その場で「きちんと意思疎通やプレゼンができるのか」をチェックされるので、点数は指標にしかなりません。

TOIC900点越えでも話せないなら、英語力を求められるポジションでの活躍は期待できないからです。

また、言語は一種のツールという割り切った捉え方をしているため、まだ年齢的に若く(~30歳前後)、本人にやる気と頑張る気持ちがあれば入社時の英語力は問われないというパターンもあります。社内資料は英語、レポート先も英語、何かを確認する時にとりあえず英語……という環境に拒否感があるかないかは、面接で確認されがちです。

社内の英語力試験でもTOEICは必須じゃない

TOEIC点数が昇進要件の企業もあるが…

昇進要件にTOIEC点数が設定されている日本企業の話をよく聞きますが、私が所属したことのある会社でも英語力確認テストを受講することが推奨されていました。チェックは無料で受けられることが主でしたが、TOEICが必須なわけではありませんでした。

種類はTOEIC、GTEC、CASEC、TOEFL、EFSET、IELTSなどいくつかあり、それぞれでボーダーが設定されていたので、明示的にTOEIC●●●点以上!という指標はありませんでした。

外資系転職において、TOEICを気にしすぎることに意味はない

大事なのは自分の可能性を信じること

理論・体系だった勉強は、英語に限らず重要なのでTOEICの勉強や点数が無意味なんてことはありません。きちんと勉強していれば英語の基礎力は間違いなく上がるので、「点数を取れなくても話せれば・伝わればいい」という考え方は危険です。

冒頭記載したような、「外資への転職を考えていますが、TOEICは何点くらい必要でしょうか」という質問が意味をなさないのは、あなたがTOEICの点数で、何を指標にどんな能力において問題がないかを確認したいのかがわからない点にあります。

「外資系で働きたい、でも英語が不安」という気持ちがある時に、指標として何かを求める気持ちは想像がつきます。しかし、同時にTOEICで満点を取っていても、何もしゃべれない人にバリューがあるか? というとない、というのもまた現実です。

「TOEICの点数」という紋切型の指標に左右されるくらいなら、実際の求人をチェックし、カジュアル面談を受けてみて、外資系企業で働く人たちに「どんな英語力が必要なのか?」を具体的に確認したほうが何倍も「外資で働く」ということに近づきます。

「TOEICが●●●点しかないから、無理だ」と自分の可能性を捨てずに、個別・具体的な要件を集めて目標に近づくようなアプローチを取ってください。今回は以上です。

転職やシゴトに関するお悩みはキャリアのプロに相談!

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外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)Twitter:@inucococo/ Blog:エモの名は。

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