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あしださき

あしださき

大学卒業後、ショーモデルを目指しながら10年間にわたりファッション業界で活動。 現在は3人の子どもの母。子育てに日々奮闘しながら2015年からライターとして活動をはじめる。自身の育児経験等を綴ったコラムを3年間欠かさずに更新中。アメリカドラマ通でもあり、過去に連載記事の執筆経験あり。 得意ジャンルは育児・教育・グルメ・人生相談。

2020年3月1日

新入社員必見!プレゼン力をあげる秘訣。デキる社会人がやっているプレゼンの秘訣とは?

purezenryoku

社会人デビューを控えて、心配なことは何でしょうか。熾烈な就職戦線をくぐり抜け、内定を獲得したあと、入社までの期間に同期に差をつけるならどうすればよいか。ここでは実際の仕事でもこれからますます必要とされるプレゼン力向上についてのちょっとした秘訣をご紹介します。

この記事のポイント
  • ①「エレベーターピッチ」とは、世界最速のプレゼンテーション手法! わずかなチャンスも無駄にしない意識を
  • ②新入社員にプレゼンの経験が少ないのは当たり前。入社前に「GTC」の3要素を学んで実践を。参考になる映画を紹介!
  • ③プレゼンはテクニックだけではない! おすすめのプレゼン動画をご紹介。社会人デビューの前に、できることから始めよう

新入社員が磨くプレゼン力! デキる社会人が知るべきポイント「エレベーターピッチ」というプレゼン手法

シリコンバレー発祥のプレゼン手法 がアツい

同期と差をつけたい。頭ひとつ抜きん出た新人になりたいですか? そういう上昇志向こそ、これからの社会人生活にきっと役立つはずです。そんな高い意識をお持ちのあなたにぜひ知って欲しいのが「エレベーターピッチ」という世界最速のプレゼンテーション手法です。

例えばあなたが起業したての実業家で、エレベーターの中で偶然投資家に出会ったとします。1対1で話すチャンスは目的の階に到着するまでの15秒から30秒ほど。さぁ、あなたならどのように自社のことを紹介し、投資家をその気にさせますか?

……というのが「エレベーターピッチ」の考え方であり、語源だそうです。これが転じて、限られた短い時間の中で、いかにして効率的に自分の意思・意見を主張して相手を動かすことができるか、というプレゼンテーションの極意を体現できる方法として広く知られるようになりました。

デキるビジネスパーソンを目指している方なら、すでにご存じかもしれませんね。どんな場所でも、例え時間がわずかでもチャンスは決して無駄にしないという意識が重要です。

新入社員が磨くプレゼン力! デキる社会人が知るべきポイント実際にプレゼンしなくても、アイデアは盗める

場数をこなす前の新人ができることを考える

「エレベーターピッチ、すでに知っていました」

そうは言っても「プレゼンはもともと大の得意」「これまでに数多くのプレゼンを成功させてきた!」という新卒の方はほとんどいないでしょうし、若い人ほど人前で話すのが苦手という傾向があると思います。このことは、2016年に1000人の会社員を対象にして行われた調査結果(※1)からも明らかで、社会人経験を積むにつれて徐々に苦手が改善されていくことも分かりました。

要するにプレゼンとは、場数を踏めば誰でもできるようになるものです。であれば、入社前に苦手意識と向き合っておいて損はありません

そして実は学生の間も、日頃からプレゼンの要素を持ったものに囲まれているのです。例えばテレビのCMはおよそ15秒間で商品やサービスを的確にアピールして消費者をその気にさせるというものです。CMを見て「あ、携帯会社変えようかな」と思ったりしませんか?

ヒントは日常生活の中にも意外と多くあります。これからは視点を変えて、身の回りにあるプレゼン力育成に使えそうなアイデアをどんどん吸収していくのもいいですね。

新入社員が磨くプレゼン力! デキる社会人が知るべきポイント意識すべき3要素「GTC」とは

シンプル&コンパクトに強烈な印象を残す

前出の「エレベーターピッチ」に関連する「GTC」という3つの要素についてご紹介します。

GはGoal:このプレゼンで自分が望む結論

TはTarget:相手が望むもの

CはConnect:自分と相手の要求をつなぐもの

この3要素を意識して、要点をわかりやすくまとめることをトレーニングしていくことが「エレベーターピッチ」には必要不可欠と言われています。これをヒントに、内定から入社までの期間に自主トレを積むのはどうでしょうか。

プレゼンに限らず意外と陥りがちなことで、自分が主体的に話そうとすると全てが「自分本位」なアプローチになってしまいます。「誰に話すのか」という最も重要なことを1番始めに考えておかなくてはならないのに……です。そこで、プレゼン力を鍛えるために常日頃からこのGTCを意識したマインドで生活していくことをおすすめします。

新入社員が磨くプレゼン力! デキる社会人が知るべきポイント自己紹介は絶好の【自分プレゼン】の場

15秒で相手の心に刺さる自己紹介をする

このようにして着実にトレーニングを積んでも、実際にプレゼンを任せられる機会まで何もできないのではつまらないですよね? そこで、新入社員ならではのシチュエーションである入社直後の「自己紹介」の場面でこのGTCを使い、相手に響く「自己紹介」をしてみましょう!

「自己紹介」のGoal

まず、Goalですが、これはあなたが相手に与えたい印象ですので、例えば「自分は親しみやすい人間だということを知ってほしい」ということになります。

「自己紹介」のTarget

次のTargetは「相手が望むもの」。迎え入れる側が、新人(あなた)に期待することです。会社により異なりますが、「元気」「素直」「積極的」「真面目」などを備えた人であったら良いな、と多くの人が思うのではないでしょうか。

「自己紹介」のConnect

最後のConnectは「自分と相手の要求をつなぐもの」で、これはアプローチ方法のことです。Cでポイントとなるのは、自己紹介する相手は誰か、ということです。配属された部署の人々か、取引先の人か、あるいは合コンの相手か、などによってアプローチの仕方を変える必要があると思います。

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GTCを定めて、魅力的なプレゼンを

では、同じ部署の人に「単純明快で素直な思考を持っている」というアプローチでGTCを決めると、以下のような挨拶が完成します。

例)【配属された部署の人々】に、【親しみやすい新人】だという印象を与えたい

『私、○○は、ゆとりでもさとりでもない新人類と呼ばれている世代にあっても、もっとも単純明快で素直な思考を持ち、この部署をより一層盛り上げていくため、このたび配属された新人です。こんな私ですが、どうかご指導のほどよろしくお願いいたします。』

その他にも「【取引先】に、【信頼できる新人】だという印象を与えたい」や「【合コン】で、【魅力的な人柄】をアピールしたい」など、さまざまなシチュエーションについて考えてみて、バリエーションを増やしていきましょう!

いかがでしょう。相手に何を伝えたいか、何を期待されているかによってアプローチ方法を変えていく必要があることがお分かりになったでしょうか?

社会人デビューの前に考えておくことについては、学ぶ姿勢を身につけよう! 内定後、社会人になる前にやるべき事とはの記事でも紹介していますので、合わせてご覧下さい。

新入社員が磨くプレゼン力! デキる社会人が知るべきポイント圧倒的プレゼン力でのし上がった男の話

ウォール街を席巻したジョーダン・ベルフォードの実話

プレゼン力について考えている過程で、この映画のことを思い出しました。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

この映画は、実在する人物であるジョーダン・ベルフォードの回想録を原作としています。マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオがタッグを組み、世界中の金が集まるウォール街で、とんでもなくハチャメチャなやり方ながら、大成功を収めた男の栄光と転落の人生を鮮やかに描いています。

特筆すべき点は2点あります。

●ジョーダンのセールストークには「エレベーターピッチ」の要素がふんだんに使われている点
●【常にリラックス】という元上司からの教えは、彼の人生の成功には必要不可欠だった点

大手証券会社にて真面目に働いていたジョーダンでしたが、ブラックマンデーによって会社が倒産し、無職になってしまいます。なりふり構わずに職探しをするも、なかなか証券取引に関わる仕事は見つかりませんでした。ようやく見つけた次の職場では、これまで扱っていたような優良株ではなく、“ペニー株”と呼ばれる価値の低いものを決して裕福とは言えない善良な人々へ売るという仕事をする羽目に。

彼の仕事のほとんどは「電話をかける」ことでした。ただし、相手はお金に余裕がないし無駄な電話などすぐに切りたいと思っています。しかしながらジョーダンは「エレベーターピッチ」の名手で、限られた短い電話の会話で見事にGTCを盛り込みながら客の興味をグイグイと引きつけていきます。ペニー株は飛ぶように売れ、彼の手腕に周囲も目を見張るのでした。

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リラックスした雰囲気は場を和やかにする

結果、彼は26歳という若さで証券会社を設立、一躍ウォール街の風雲児となります。どんな商品を売るとしても、彼は元上司からの【常にリラックス】という教えを守っているようでした。内容が少々過激なのでここでは書く事を控えますが、彼のリラックス法はめちゃくちゃです。笑

ただし冗談は置いておいて、本当にプレゼン力ということを考える中でも【常にリラックス】という姿勢は非常に重要なのではないかと考えます。緊張して、固い表情や口調の人から受ける印象より、リラックスしていて落ち着いている相手からの話の方が、より説得力があると思うからです。

作品タイトル : 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
監督/主演 : マーティン・スコセッシ/レオナルド・ディカプリオ
製作国 : アメリカ合衆国
配給会社(日本) : パラマウント映画
公開年(日本) : 2014年1月31日

新入社員が磨くプレゼン力! デキる社会人が知るべきポイント心動かすプレゼンを、TEDに学ぶ

無骨な日本男児の話に心が揺さぶられる

「ideas worth spreading(広げる価値のあるアイデア)」を理念に掲げ、名プレゼンの宝庫として今や世界的に有名なTED。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズら海外の著名人の圧倒的なプレゼンを英語の学習がてら見ている人も多いかもしれません。

しかし、プレゼンはテクニックだけではないのだと教えてくれる日本人の名スピーチをご存知でしょうか? それは、北海道で中小企業を経営している植松努さんの「思うは招く」というテーマのプレゼンテーションです。欧米人の表情豊かにジョークを飛ばし、ボディランゲージを多用した【ザ・プレゼン】というものとはほぼ真逆のスタイルで、直立不動のまま終始同じペースで淡々と語っていきます。

北海道の小さな町工場の経営者である植松氏がいかにして宇宙開発事業に携わるに至ったのか、小学校低学年の子どもが聞いても理解できるような噛み砕いた表現でていねいに教えてくれます。彼は「どーせむり」という他人の声を決して受け入れませんでした。だから夢を実現し、こうしていまTEDで話をしているのだ、と。

実際に頑張ってもいない人が、夢が壮大であるほど「無理だ」「意味がない」と言って否定する。人は元来、夢の諦め方など知らずに生まれてくるはずなのに大抵の人は、大人になるにつれて「どーせむり」を受け入れるようになってしまうのだ、と……。

筆者はこのプレゼンを見て【自分が何を想い、これまでの人生や仕事に向き合って来たのか】を、ただ率直に伝えることがこんなにも心を打つものかと圧倒されてしまいました。ひとを相手に話す時、話し方のうまさ以上に【想いの力】も働くという大切なことに、改めて気づかされました。ぜひ入社を目前にした皆さんにも見ていただき、参考にしてもらいたいと思いました。

【まとめ】プレゼン力を向上させて、一歩先行く新入社員に!

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事前知識を活用して、入社後に輝こう!

同期と差をつけるプレゼン力向上の小さな秘訣、参考になったでしょうか。実際に社会人としてのスタートを切る前にできる日常での習慣やトレーニング法、活用術、参考になる映画や名スピーチもご紹介しました。

エレベーターピッチをより詳しく知りたい方は、ビジネス書籍コーナーに専門書が多数置いてありますので、実際に読んでみるのも面白いのではないでしょうか。

新人ならではのチャレンジ精神を忘れず、入社後は周囲の力も上手に借りながら新しい一歩を踏み出してください。

(※1)出典:@Press 日本の職場は「ほめ力不足」 コミュ力改善が「働き方改革」の大きな課題に
出典:Wikipedia ウルフ・オブ・ウォールストリート

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大学卒業後、ショーモデルを目指しながら10年間にわたりファッション業界で活動。 現在は3人の子どもの母。子育てに日々奮闘しながら2015年からライターとして活動をはじめる。自身の育児経験等を綴ったコラムを3年間欠かさずに更新中。アメリカドラマ通でもあり、過去に連載記事の執筆経験あり。 得意ジャンルは育児・教育・グルメ・人生相談。

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