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真貝 友香

真貝 友香

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティングに従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 子育て、教育、キャリア、テクノロジー、ビューティなど好奇心の赴くままに取材・執筆中。 好きなものはお酒と映画と化粧品。海外航空券を検索して妄想に耽ることも好きです。

2021年7月19日
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英会話講師 Akane(AK-Media編集長)/「楽しい」にフォーカスした語学学習を発信する

英会話講師Akane(AK-Media編集長)/インタビュー

パンデミックを機に、需要が高まっているオンライン学習。なかでも英語をはじめとする語学学習は安定した人気を誇るカテゴリだ。カナダ・バンクーバー在住のAkaneさんはバンクーバー政府観光局大使として、日本人留学生のサポート業務に従事する傍ら、自ら運営するWebメディア「AK-Media」や動画サイト、ソーシャルメディアを通じて留学や海外生活、英会話に関するTipsを発信している。グローバルに活躍するAkaneさんの幼少期や、英語との出合い、バンクーバーでの生活やこれからの展望について語ってもらった。

Akaneさんについて

AK-English代表、バンクーバー政府観光局大使。SNSの総フォロワー数は100万人超。2014年、普通のOLからバックパッカーになる。一時帰国中に大手英会話教室の講師を務めテレビ局や企業、公的機関等で通訳として活動。テキストを多用した従来の指導法に疑問を持ち、自分の経験を元にしたAK-Englishを大阪に立ち上げる。開講半年で生徒数100名を突破。その後カナダの企業よりオファーがあり移住、バンクーバー政府観光局大使に就任。

シャイだった幼少期。海外への興味が芽生えたのは社会人以降

AK-Media編集長Akaneさんインタビュー(イメージ画像1)

弾丸旅行で旅したオーストラリア

大阪市内で生まれ育ったAkaneさんは、小学校時代キックベースのチームに所属し、キャプテンとしてメンバーをまとめる役割も経験した。しかし積極的に前に出ることや目立つことが得意ではなく、「どちらかというとシャイで引っ込み思案な方でした」と当時を振り返る。

英語学習に関しても幼少期から身近にあったわけではない。小学校高学年で一度、英会話教室の体験レッスンに出かけたが、「先生が何を言っているのか分からなくて、恥ずかしい思いをした記憶しかない」と笑う。学生時代も英語はまったく得意な科目ではなく、苦手科目だった

将来の夢や職業についても明確なビジョンを持っていたわけではなかったが、初めて正社員として就職した会社で「私の人生はここで終わってしまうのかな」とぼんやり考えるようになった。

そんな時、たまたまネット検索で見つけた「死ぬまでに見ておきたい絶景〇選」という記事で「この光景を実際に自分の目で見てみたい」と、海外に対する興味が芽生えたという。

会社員として働く前は、アパレルで販売員の仕事をしていたAkaneさん。当時は月給のほとんどを洋服や美容院、化粧品やネイル、女子会などに費やしていた。

しかし洋服などを買った瞬間は満たされるが、トレンドが去れば流行遅れになってしまうという消費サイクルにハマッている自分に気づき、その繰り返しに疲れてしまった。

その教訓から、本当に必要な時に使えるように会社員時代は貯金を心掛け「海外に行ってみたい!」と気持ちが高まったときに資金が十分準備できる状態になった。

ここからAkaneさんは海外旅行に開眼する。

「この人とコミュニケーションしたい」の手段がたまたま英語だった

AK-Media編集長Akaneさんインタビュー(イメージ画像2)

バックパッカー時代、マレーシアにて

週末や連休・有休を利用した海外の弾丸旅行を重ねていくうちに「旅先でボッたくられているような気がするから少し値切りたい」「現地の人とコミュニケーションを取ってみたい」という気持ちが生まれた。

だが、英語を「勉強」として捉えるのは避けたい。同時期に、教習所や趣味のローラースケートを通じて英語を母国語とする友達ができたことが、次なる一歩となる。

多少文法が間違っていても、笑われたり、からかったりされないのがよかったんだと思います。自分自身が小学生の体験レッスンでも経験したように、恥ずかしさから挫折してしまうという話は本当によく聞きますから

英語を上手に話せるようになりたい! ではなく、友達に自分の感情や思いをよりスムーズに伝えるために英語でコミュニケーションする。教科書で学ぶのは苦手だったのに、友達とテキストメッセージをやり取りするためなら読み書きも苦にならない。

自分の好きなものにフォーカスすることが、結果的に英語の上達につながったのだ。

どんどん英語でのコミュニケーションにも慣れ、弾丸旅行では行けないエリアにも足を伸ばしたい、海外で生活もしてみたい……という想いが強くなり、2014年にバックパッカーの旅を開始。

目にするもののすべてが刺激的で、これまでの常識が覆される日々は、Akaneさんに大きな価値観の変化をもたらした。

「それまでは出かけるのにも時間をかけて支度をしなきゃいけなかったし、クローゼットいっぱいに洋服が並んであったのに、旅に出るとほぼ毎日すっぴん、洋服だって同じものを着まわしてばかりでした。

だけど幸福度は下がるどころかアップしていたし、全然ストレスもなくて身軽で自由。自分はこんなに荷物が少なくても平気なんだってことは大きな発見でした」

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義務感ではなく、親に頼んででも通いたい英会話スクールを作りたかった

AK-Media編集長Akaneさんインタビュー(イメージ画像3)

大阪でAK-Englishを運営していた頃

トータルで1年ほどの旅を経て帰国した後は、友人から誘われ大手の英会話教室で講師の仕事をスタート。ほかにも通訳など複数の仕事を掛け持ちした。

それまで英語の指導経験がなかったため、大手スクールでの仕事は貴重な経験となったが、一方で教材に沿ったシステマティックな勉強法には若干の違和感もあった。

より理想的なスクールを実現したい思いに駆られて、数か月後には自分自身のスクールAK-Englishを開講する。

私が英語を続けられたのは楽しくやってこれたから。逆にイヤイヤやるくらいなら、やりたくなるまでやらない方がいいと思っています。子どもなら親に頼んででも通いたくなるような、自分から行きたくなる教室にしようと決めました

生徒に義務感や負担が生じない仕組みを検討した結果、誰でも気軽に通えるよう月謝制ではなく都度払いにし、教材費もなしの教室をスタート。レッスンはいかに楽しく話せるかを追求し、内容を充実させていくにつれ教室の人気が口コミで広がった。

Akaneさん1人では運営が追いつかなかくなったため、ネイティブスピーカーを講師に招き、さらに規模を拡大していった。その後、カナダの語学学校からAK-Englishに提携のオファーが舞い込み、日本とカナダを行き来するうちに、カナダでの仕事を受けるようになる。

AK-Englishには愛着もあり、できる限りは続けたい。しかし、よりチャレンジングな環境の方が成長できることをこれまでの経験で実感していた。2017年、Akaneさんはカナダに拠点を移すことを決めた。

語学の習得にショートカットはない。だからこそ楽しく継続できる方法を見つけて

AK-Media編集長Akaneさんインタビュー(イメージ画像4)

UBC(ブリティッシュコロンビア大学)勤務時代

現在は、バンクーバーに留学を予定している日本の学生のサポートをメイン業務にしながら、InstagramやYouTubeなどを活用し、英語学習法やカナダでの生活を積極的に発信している。しかし、実はカナダに移住するまでソーシャルメディアをほとんど使ったことがなかったという。

“幅広い層へのリーチに効果的だろう”というマーケティング的な観点からネイティブとの日常会話をInstagramにアップすると、瞬く間にフォロワー数が激増し、どのように英語を習得したのか、効果的な英語学習法は何かといったコメントやメッセージが大量に届くようになった。

「もっと英語で話してほしい」という多くのリクエストに対し、英語のフレーズやTipsをInstagramよりも尺の長い動画で発信するためにYouTubeチャンネルをスタート。独学で動画の加工や編集方法を習得しコンテンツ制作にあたった。

2021年6月現在、チャンネル登録者数は53.5万人と驚異的だが、Akaneさんは「私は決して特別な人間ではない」と冷静に自分自身を見つめている。幼少期から海外生活や英語学習をしていたわけではなく、楽しいことにフォーカスして英語に関わってきた彼女ならではの実感のこもった一言だ。

一方で「英語の習得にショートカットはありません」と、勉強量と継続の重要性を強調している。母国語でない以上、使わなくなれば必然的に衰えてしまう。どんなに高価な教材も優秀な先生も量と継続にはかなわない。

「でも裏を返せば、継続できるのであれば方法は何でもいいと思うんです。この話題ならいくらでも話せる! とか、この人とならずっと話していたい! と思えるようなものを見つけられたら絶対に上達するはずです」

自分に合うものを見つけられたら、きっとうまくいく

AK-Media編集長Akaneさんインタビュー(イメージ画像5)

日々、英語学習や留学についての相談が多数寄せられている

今後も情報発信を続けることで、留学や海外に出ることをもっと身近にしていくのがAkaneさんの活動の目的だ。

何かがうまくできないとか、落ちこぼれてることがあっても、大抵はたまたまそれが向いていなかっただけだと思うんです。私もずっと合わないことをしていただけで、自分に向いていることを見つけたら、すごくうまくいくようになりました。

いろんなことにチャレンジしていけば、自分に合っているものをきっと見つけられます。さらに日本の中だけと世界を対象にするのとでは、選択肢の数が桁違い。私はその架け橋としてお手伝いができればいいなと思います」

英会話講師に必須の素養や心構えはなんだと思いますか? と尋ねると「英語が話せることと教えるのが上手なのはまた別ものだから、やっぱり『この人ともっと話したい!』と思わせるような、人としての魅力が大事だと思います」と答えてくれたAkaneさん。

人を大事にしているからこそ、人望を集めれられるのだなと気づかされる一言だった。
これからもますます多くの人々を巻き込んで、活動の幅を広げていくのだろう。

Akaneさんのように、英語を生かした仕事に興味を持った方は、ジョイキャリア職業ナビの「英会話講師」をチェックしてみてはいかがだろうか。「英会話講師」に必要なスキルや適正など、さまざまな角度から詳しく解説されている。自身のキャリア選択の参考に、ぜひご覧いただくといいだろう。

取材後記

AK-Media編集長Akaneさんインタビュー風景

16時間の時差のなか、オンライン取材に応じてくれました

公式YouTubeチャンネルのイメージもあり、お話しする前はとにかくハイテンションな印象を抱いていたものの、実際のAkaneさんはとても穏やか。

幼少期はシャイだったと本人も仰っていたのが時折見え隠れするインタビューでした。私自身、ずっと英会話を続けているので「量と継続が一番重要」との言葉にとても励まされ、背中を押された気がします。

Akaneさんのリンク集

コーポレートサイト: AK-English
公式サイト AK-Media:カナダ現地情報メディア AK-Media
公式YouTube:AK in カナダ|AK-English
公式Instagram:@akane.iiiii
公式Twitter:@akane_iiiiii

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