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ポメラニアン高橋

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2019年5月1日

個人がやるべきことはある?「令和」以降に変わる6つのこと

およそ200年ぶりといわれる天皇陛下の生前退位。そして皇太子殿下の天皇即位により、新たな令和という時代が幕を開けた。特別何かが変わったわけでもなく、いつも通りの毎日を過ごしている方も多いだろう。しかし、改元にともなう「変化」はこれから訪れるのだ。

そこで今回は「令和になって変わる6つのこと」をご紹介しよう。私達の日常会話にどのような変化をもたらすのか、一つひとつ確かめてもらいたい。

運転免許証の表記が変わる

西暦を加えた記載になる

運転免許証における有効期限の表記が西暦に変わる。当該箇所は、ゴールドやブルーのラベル内に記載されている「平成○○年○月○日まで有効(例)」の部分だ。具体的な表記は以下のようになる。

・平成まで:「平成○○年○月○日まで有効」

・令和以降:「○○○○年(令和○○年)○月○日まで有効」

上記は一例だが、西暦に加えて「令和○○の年」と記載されるようになるわけだ。この対応の背景には、近年における外国人免許保有者の増加があるとされる。

西暦と年度が一目でわかるようになるのは、外国人のみならず、日本人にも嬉しいことだろう

そもそも元号は、東アジアにおける漢字文化圏特有の制度だ。海外にもユダヤ歴・仏歴・イスラム暦・といった時間を示す紀年法は存在するが、日本の天皇のような君主の交代によって表記が変わるものではない。

よって欧米圏やユーロ圏の外国人からすると馴染みがなく、「平成○○年○月○日まで有効」と表記されても「いつ」なのかがわかりづらい。そんな課題を解消するための対応となったったようだ。

なお、生年月日や免許取得日については、これまでと同様の表記になるとのこと。運転免許証の更新時に書き換えられるため、更新日が近い方は頭の片隅に置いておこう。

紙幣や硬貨のデザインが変わる

500円硬貨の刷新も

ニュースなどでご存じの方も多いだろうが、2024年を目処に紙幣が刷新される。表面と裏面のデザイン変更は以下の通りだ。

・一万円札:渋沢栄一(表面)東京駅(裏面)

・五千円札:津田梅子(表面)藤の花(裏面)

・千円札:北里柴三郎(表面)富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」(裏面)

上から“資本主義の父”・“女子教育の先駆者”・“近代日本医学の父”と呼ばれる明治から昭和にかけて活躍した偉人達だ。現在、私達が使用している紙幣は、2004年に刷新されたもの。

一般的に紙幣は、20年周期で新しいデザインに変更されるという。2024年は、前回の刷新から丁度20年目にあたる。

また、紙幣だけでなく500円硬貨のデザインも刷新される。基本デザインは変わらないが、これまでの1色から2色(金と銀)に変更されるとのことだ。さらに硬貨自体をニッケル黄銅・白銅・銅といった3層構造にすることで、偽造防止効果を高める狙いがある。

紙幣・硬貨を刷新する目的は、偽造札などの流通を防止するため。ただし、これは表向きの理由ともいわれている。新紙幣の発行とともにキャッシュレス決済の普及を政府が狙っている、との見方があるからだ。

新紙幣の発行は、これまでも全国の小売店やメーカーの頭を悩まさせてきた。なぜなら、紙幣が変わることにより、自動販売機やレジなどをそれに対応させる必要があるからだ。

2000年に発行された二千円札がわかりやすい例だろう。当時、二千円札の対応に追われた人々がメディアに映し出されていたのは記憶に新しい。

いずれにしても新紙幣への対応には、相応の手間やコストがかかる。これを機にキャッシュレス決済機器などを店舗に導入し、コスト削減と利便性向上を図る動きになるのは必然だ。

一部から“キャッシュレス元年”と呼ばれている令和。その裏には、紙幣の刷新とともにキャッシュレス決済を普及させたい政府の目論見があるように思える。

祝日が変わる

2019年は天皇誕生日の無い年に

2019年4月30日、「今上天皇 明仁」が退位し、5月1日午前0時に皇太子殿下が新天皇として即位した。それにともない、毎年12月23日の天皇誕生日(祝日)が2月23日に変わる

ただし、いくつか祝日の変更における注意点があるので覚えておこう。

・2月23日が天皇誕生日(祝日)になるのは「2020年から」

・2019年の旧・天皇誕生日(12月23日)は「平日になる」

これまでも改元に合わせ、各天皇陛下の誕生日が祝日になってきた。昭和天皇の誕生日は「昭和の日(4月29日)」、明治天皇の誕生日なら「文化の日(11月3日)」という具合だ。

改元に合わせて祝日が増えてきたわけだが、今年に限って天皇誕生日が無くなるという。12月23日は祝日では無く、平日になるわけだ。また、新しい天皇誕生日がカレンダーに追加されるのは、2020年以降のこと。今年の2月23日が平日になる点に注意しよう。

気になるのは、いずれ12月23日が祝日に戻るのかどうかだろう。これについて日本政府は、天皇と上皇による“二重の権威”が懸念されるため、当面は12月23日を平日にすると発表している。

12月の祝日が無くなるのは残念だが……2月に祝日が増えることで、2月の予定の立て方がこれまでとは少し変わりそうだ。

消費税が10%に変わる

軽減税率制度を上手く活用して

改元が直接的な理由ではないが、2019年10月から消費税が10%に引き上げられる。もともと2014年4月に8%、2015年10月には10%へと増税される予定だった。二度の先送りの結果、令和元年に当たった形だ。

改元に合わせたのかは明らかにされていないが、どちらにしても一般消費者にとっては、厳しい時代の幕開けとなりそうだ。

その一方、同じタイミングで軽減税率制度が実施されることも忘れてはならない。新聞や飲食料品といった対象品目の消費税は、これまで同様の8%に据え置きされる

ただし、「何が10%」で「何が8%」なのか、この線引きを理解しておかないと、損をするかもしれない。以下に軽減税率制度のポイントをまとめた。

・飲食料品の購入→8%

・店内での飲食→10%

例えば、飲食料品の中でも酒類・外食(店内飲食)・ケータリングサービスなどには10%が適用される

8%となるのは、スーパーやコンビニで購入した食材やジュース、お菓子などだ。では、“飲食店で料理をテイクアウトした場合”はどうなるのか。身近なハンバーガー屋での消費行動を例に、以下の違いを確認して欲しい。

・ハンバーガーをテイクアウトする→8%

・ハンバーガー屋の店内で飲食→10%

このように、同価格の商品でもテイクアウトするのか、また店で食べるのかによって消費税が変わってくる

要は酒類を除き、購入した飲食料品を自宅で消費するなら8%になるわけだ。なお、出前蕎麦や出前ピザなどもテイクアウトであるため、消費税は8%となる。

消費税の引き上げにともない、今後はテイクアウトが主流となる時代が近づくのかもしれない

ソフトウェア(Microsoft社:Excel)の設定が変わる

アプリケーションを令和対応に

もともと新元号は、2018年の夏頃に発表される予定だった。それが元号改正の1ヶ月前にずれこんだわけだが、短期間でコンピューターシステムやアプリケーションなどを令和対応にするのは難しい。今現在も対応に追われる企業や自治体、関係各所は多いことだろう。

例えば、今日の事務作業に欠かせない「Microsoft」社の「Excel」にも対応が必要だ。

これまで使っていた設定を令和対応にすべく、アプリケーションの変更プログラムが提供される。

ひとまずは条件付き書式やユーザー定義表示形式を使うことで対応し、この先のメーカーによる対応を待つのも有効だ。

印鑑が変わる

事業者は早めの対応を

今回の改元にともない、印鑑製造業者・直営店への問い合わせや注文が殺到している。なぜなら、多くの企業やメーカー、個人事業主が令和に対応する印鑑を用意しなくてはならないからだ。

個人にはあまり関係のない話かもしれないが、業務などで使用するなら早めに対応を済ませておこう。

まとめ

今回は、改元による6つの変化をご紹介した。個人が注意したいのは、軽減税率の件と祝日の変更、またアプリケーションの設定くらいだろう。

「変わること」はたくさんある一方、「個人がやるべきこと」はあまり無い印象。“今今”の話でもないため、少しずつ変化に対応していけば良いだろう。

とはいえ、上記は全て現時点(2019年5月1日)での情報だ。この先どのような変化が訪れるのか、常にアンテナを張りながら日々の暮らしを送りたい。

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