この記事を書いたライター

菊川ゆみ

菊川ゆみ

社会人デビュー後、畑違いの仕事ばかりをして現職に落ち着く。中学生の息子と二人三脚で頑張るシングルマザー。趣味は、仕事以外に趣味がない自分を変えたくて始めたゴルフ。今は一つの趣味にすぎないが将来は「特技」になる予定。スピードより心に響く仕事を心がけています。

2019年6月10日

内定獲得!でも企業からオワハラにあったら?内定辞退という選択肢もあり

ようやく内定をGET!と思ったらまさかの‟オワハラ”に!?内定を出した学生を囲い込みたい企業側が必死になるばかりに起きるオワハラ。それにより苦悩する学生も多いそうです。もしあなたが遭遇したらどうする?素直に就活を止めるべきか、それとも立ち向かうべきか。そんなオワハラについてお伝えします。

内定を盾にしたハラスメント。「就活終われハラスメント(オワハラ)」の意味とは?

ハラスメントはなぜ起きるのか?

オワハラとは、「就活終われハラスメント」の略

ハラスメントですから、なんらかの地位や権力を盾に、嫌がらせや度を越える要求をすることですが、オワハラの場合はそれが「内定」にあたります。

つまり、「内定を出す代わりに就活を終わらせろ」=「他の企業の面接に行くなどの就活は今後一切しないこと」を要求することです。

ハラスメントはもともと強い立場の側が、断りにくい立場の側に行うことですので、就活の場においては、「学生を選んで内定を出す」という企業が、「企業から選ばれ内定をもらう」という弱い立場の就活生に強く出る、という構図です。

ただ、この中身はやや変わってきており、人手不足の現在は、企業側も新卒生の確保に必死。そのため、計画通りの新卒採用を目指すことに焦る企業が「内定を出すから就活を終わらせろ」「うちに入社を決めろ」と就活生の囲い込みに必死になるあまりにハラスメントを起こすことが問題となってきています

もちろん、大多数の企業は内定が出たからといって「就活を終わらせろ、うちで決めろ」と圧力をかけてくることはありません。そのため、頻繁に遭遇することはないと思いますが、一部の企業でオワハラが行われているのも事実です。

オワハラにはどんな種類がある?

一言で「オワハラ」といっても様々な種類がある

ではオワハラには具体的にどのようなことがあるのか?

オワハラは刑法上の脅迫罪や強要罪に該当するのですが、具体的に行われるには以下のようなことが行われているようです。

・最終面接の場などで「他社の内定を今電話して断れば内定を出す」などを持ち掛ける
・「今後一切就活をしない」といった内容の書類にサインさせる
・「内定辞退の場合は損害賠償請求をする」「大学や後輩に影響する」などの脅しをかける
・頻繁に面談の機会などを設定し他社の面接などに行く機会を妨げる

もしこれらにあったのであれば「自分はオワハラにあっている」と考えた方が良いでしょう。

話は少し外れますが、バブル期の就活では内定者に逃げられないようにするため、学生を軟禁・接待漬けにする企業も少なからずありました。

例えば、入社前研修と称して長期の海外旅行などを会社負担で設定するなどです。海外という場に「軟禁」することで面接や説明会に出席できない状況を作るわけです。また、高級飲食店で懇親会を開き、羽振りの良さを見せることで他社になびかないようにすることなどが平然と行われていました。

しかし、現在のオワハラとやや異なるのは、バブル期のそれは、学生側にも少なからずメリットがあったこと。学生も企業のそのような手法を分かっていながら参加していたふしもあるので、今ほど問題視されていませんでした。

ではあなたが歓迎しないオワハラにあってしまったら?

内定辞退もOK!オワハラ対策で健全な就活を

明確な「No」をつたえよう!

先でも述べましたが度を越えた悪質なオワハラは脅迫罪や強要罪に該当します。企業はそれを知ってか知らずかやっているわけですが、もしあなたがオワハラにあっても、それに屈する必要はありません。

例えば、書面で他社の面接や合同説明会に行かせないようサインさせたり、開催日に合わせて呼び出して長時間拘束したりは当然オワハラですので、サインは断ってOKですし、会社訪問を断ることや内定辞退をすることも可能です。

一番は、安易にサインしたりしないことですが、もしサインをしてしまった場合も、脅されてサインしたような承諾書に強制力はなく、法的に認められませんのでご安心を。

また、「うち以外行かないよね」というニュアンスの会話があった場合も、素直に就活の現状を伝えるほうが良いでしょう。

「正直迷っている」
「他社との検討中」
「結果が出そろったら改めて考える」

など、丁寧に心情を伝えることが大切です。

気を付けたいのは、オワハラにあっているにも関わらず、それを我慢し続けてしまうこと。

そのような行為をする会社が果たして良い会社なのでしょうか?入社後、楽しく幸せに働くことができるでしょうか?

オワハラをするということは、なにかそのような考えをする社員がいたり、社風的なものが存在したりする会社である可能性も考え、内定辞退も視野に入れた毅然とした態度をとりましょう

一人で悩まず、まずはキャリアセンターに相談!

必ず解決の糸口が見つかる!

オワハラにあったらまずは相談することが大切です。一番の相談場所は大学のキャリアセンターです。会社から何を要求されているのか、自身の現状を一通り伝えましょう。オワハラは全国的な問題でもありますので、他大学の事例などをふまえ、力になってくれるはずです。

また、東京の場合は、東京都労働相談情報センターや、労働関係に強いNPO法人などもありますので、そのようなところに相談に行くのも良いでしょう。

一方、あまり向いていないと思われるのは、法律事務所に行くこと。知人に弁護士などがいる場合は個人的に相談に乗ってもらうのは良いと思いますが、法律事務所のドアをノックするのは学生にとってやや敷居が高いかもしれません。

よほど悪質はオワハラの場合は弁護士の出番があるかもしれませんが、そのようなときこそ、まずはキャリアセンターにアドバイスを仰ぐ方が賢明といえます。

いずれにしても自分一人で企業の担当者と対峙したり、友人と話し合って結論を出したりすることは避けた方が良いでしょう。オワハラの相手は企業であり大人です。対応するこちらも大人の力を借りるに越したことはありません。

一方で気を付けたいのは、オワハラにあったことを必要以上に友人たちに広めたり、SNSに書き込んだりすること。あなたはオワハラの被害者かもしれませんが、企業名や担当者名をネット上にさらすなど必要以上に相手を攻撃することも褒められた行動ではありません。

思わぬ形で炎上し、「ブーメラン」となり、あなたが攻撃対象になってしまうかもしれません。

まとめ

ハラスメントの線引きが難しいように、オワハラもどこからが強要、脅迫なのかは判断が難しいところです。それは他のハラスメントも同様ですが、言い換えれば、何を強要されていたり嫌がらせを受けていたりするかの参考例があり、明らかにアウトである事例もあるわけで、その分、オワハラに関しても解決の糸口も見つかるはずです。

本文でも触れましたが、学生のあなたが対峙するのは大人です。一人で何とかしようとしたり泣き寝入りしたりせず、周囲の大人に相談し、味方になってもらってください。ハラスメントに屈するほど悔しいことはありません。オワハラで自身の将来をつぶされるようなことは絶対に避け、輝かしい未来をつくっていきましょう。

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社会人デビュー後、畑違いの仕事ばかりをして現職に落ち着く。中学生の息子と二人三脚で頑張るシングルマザー。趣味は、仕事以外に趣味がない自分を変えたくて始めたゴルフ。今は一つの趣味にすぎないが将来は「特技」になる予定。スピードより心に響く仕事を心がけています。

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