この記事を書いたライター

伊藤璃帆子

伊藤璃帆子

芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

2019年7月5日

おしゃれで使える英語のフレーズ Vol.13『フェンスの上に座っている』??【建築・不動産業界での会話編】

ビジネスシーンで知っておきたい英語のフレーズ「IDIOM」を楽しくご紹介するこの企画。第13回目となる今回のIDIOMは?

本日のIDIOM

Sitting on the fence

「フェンスの上に座っている」!?

 


”sitting on the fence”=「決めかねている(迷っている)」

という意味。正しい意味を知らないと、コミュニケーションですれ違いを生んでしまうかもしれません。例えば……。

不動産会社で営業を担当するMike(マイク)と日本人上司であるマネージャーのあなた。Mikeは日本に引っ越してきたアメリカ人Mr. White(ホワイト)の担当となりました。Mr.Whiteの希望を叶えるべく、先週からいろいろな部屋を案内しているところです。

上司であるあなたはMikeに物件探しの進捗を尋ねました。

上司に進捗を聞かれるMike

あなた

Hey, Mike. Has Mr. White decided his room? I think you introduced him some rooms last week, right?

マイク、Whiteさんは部屋を決めたかい? 先週、君は彼にいくつかの部屋を紹介していたよね?

Mike

Yes…, however, we are having difficulty looking for his room…

ええ、ですが、彼の部屋探しはちょっと難航しておりまして……。

あなた

What is the problem?

何が問題なのかな?

Mike

Mr. White is from the United States, and there are few rooms which suit for his needs in the city center.

Whiteさんはアメリカ出身なんですが、都心部には彼のニーズを満たす物件がほとんどないんです。

難しい物件探しに頭を悩ませる

あなた

What kind of requests he has?

彼からの希望はどういったものなのかな?

Mike

 One is the area. His office is located in Shinjuku, so he would like to live the area with easy access of Shinjuku.

The other one is, there should be a fitness club and a park where he can jog close to his room, within walking distance. Moreover, he insists on free internet access, and also, he would like to have one room with tatami floor.

一つはエリアです。彼のオフィスは新宿にあるので、新宿にアクセスがよいエリアに住みたいそうです。

もう一つは、物件の近く、徒歩圏内にフィットネスクラブとジョギングができる公園があるということ。さらに、無料のインターネットアクセスと、畳の部屋が1部屋ほしいのだとか……。

あなた

Hmmm, They are quite unique requests.

それは結構独特なご要望だな……。

Mike

Some foreign customers would like to live in Japanese-style room, just like him.

海外のお客様のなかには、彼のように和室に住みたいという人もいますね。

あなた

But I assume that you can find a room he wants.

でも、彼がいいと思う部屋はきっと見つけられると思うんだけど。

Mike

Yes, actually there are. I found 2 rooms, and showed him both of them. But….

はい、確かにあるんです。2軒見つけて、どちらも彼にお見せしました。でも……。

あなた

Well, is there any problems?

何か問題があるのかい?

Mike

Mr. White is 195 centimeters tall…. Therefore, he almost hit his forehead against the thick beam in the Japanese-style room when he entered.

The other room’s problem is key money, which can be translated as a reward for the house owner. He did not understand the key money system and its meaning, and he got upset and went home without saying anything at the end.

ホワイトさんは身長が195cmなんです……。ですので、和室に入ったときに太い梁におでこをぶつけそうになりました。

もう1つの部屋の問題は礼金で、これは訳すと大家さんへの報酬ともとれますよね。彼は礼金のシステムや意味を全く理解せず、結局怒って何も言わずに帰ってしまいました。

怒ってしまったMr. White

あなた

 I see.

なるほどね。

Mike

Therefore, I told him that he has only these two alternatives. He lives with the beam which he has to bend forward to pass under every time, or he pays key money which he thinks it doesn’t make sense.

So now, he is sitting on the fence.

そういうわけで、彼には2つの選択肢しかないということは伝えました。下を通るたびにかがまなければならない梁を受け入れるか、意味のわからない礼金を支払うか。

いま、彼はフェンスの上に座っています。

あなた

What? Is he sitting on the fence? Where? Do you leave him as he is???

えっ? 彼がフェンスの上に座っているだって? どこで? そのままで彼をおいてきたのかい???

Mr. Whiteはフェンスの上に座っている!?

……って、ちょっと待った!

背の高いMr.Whiteは、大好きな和室に入るたびに身をかがめるのか、それとも、なんだかよくわからない礼金なるものを支払うか……
で、悩んでフェンスの上に座って考えている……わけではないんですよ。

Point

”Sitting on the fence”というのは英語のイディオムで、どうするか迷っているときに使う表現です。実際にフェンスの上に座っているわけではなく、はっきりしない態度でいるとき、様子見するとき、どっちつかずのときなどに使われます。

マネージャーは、フェンスに座って悩むMr.WhiteをMikeがそのまま放置してきたのかと驚いたようですが、そういう意味ではありません(いや、もしかするとMr.Whiteは、本当にどこかのフェンスに座って悩んでいる可能性もあるかもしれませんが……)。

ちなみに、もう1つ部屋関係のイディオムをお教えしますと、”hit the ceiling”というものがあります。

実は今回のシチュエーションでも使うことができ、”Mr. White hit the ceiling because he was told that he had to pay key money. ”となります。直訳すると「礼金を支払わなければいけないと聞かされ、Mr.Whiteは天井をたたいた」となりますが……?

”hit the ceiling”とは「カンカンに怒る」という意味なんです。

と、いうわけで、Mr.Whiteは今回、天井を叩いて、その後はフェンスの上に座って……と大忙し(笑)ですが、納得のいく物件で日本生活をエンジョイしてほしいものです。

次回も、英語力を楽しく磨くイディオムをご紹介します。

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