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伊藤璃帆子

伊藤璃帆子

芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

2019年9月9日

退職するなら12月ってホント⁉︎ 立つ鳥跡を濁さず「円満退職」のススメ

円満退社

今年いっぱいで会社を退職しようと考えているなら、そろそろ上司に退職の意向を伝える時期。

「新卒なら3年は我慢してその会社で頑張るべきだ」と、周りから意見されたこともあるかもしれないが、キャリアチェンジのスピードが早いことはマイナス面ばかりではないだろう。しかし、社会人としての基礎を教えてくれた今の会社への感謝も忘れてはならない。

そこで、退職はどのくらい前に会社に申し出るべきか、どのような理由を伝えるべきか、円満退職の秘訣をお伝えしよう。

「円満退職」の前に、そもそも途中退職ってどうなの?

円満退社

退職の意向を伝えるのは勇気がいる!

面接試験をクリアし、会社に正社員として就職したものの、職場の環境や家庭の事情など、様々な理由で退職を余儀無くされることは誰にでも起こり得る

採用した会社側からすれば、定年まで無事勤め上げてもらう前提で正社員として採用したからこそ、新入社員教育に力を入れ、これから仲間として共に成長していくことを期待している。

その矢先に退職を申し出るには、相当の勇気がいることだ。

いま、退職してほかの社員の迷惑にならないだろうか?

そう考えて退職の意思を伝えられずに悩んでいる人は多いのではないだろうか。

円満退社

あまりにも忙しい時期は避けつつ、円満退社を目指そう

春は決算、人事、新規プロジェクト立ち上げなど、会社にとって多忙な時期。その時期に退職、そしてそれに伴う引き継ぎも必要となれば、他の社員や上司から残念に思われることは避けられない。

では夏以降に辞めるのが良いだろうか? 「プロジェクトがこれからというときに、辞めるなど無責任!」とも言われかねない。

結局のところ、いつ辞めても会社側にかかる負担は避けられない。だからといって、不利な条件で辞める必要はないと考えてほしい。

会社にも自分にも、負担が少なく、また雇用される側の権利を守りながら、できるだけ円満に退職できる方法を考えてみよう

12月のボーナスをもらってからでも円満退職できる!

円満退社

12月といえばボーナス!

ボーナスを受け取ってすぐに退職届を提出。その後約1ヶ月で引き継ぎ、転職をするという人が世の中には多い。転職を受け入れる企業側の求人情報も大きく動く時期となる。

なぜ12月に退職が集中するのか。それは、日本の企業の多くが、ボーナスを支給する時期だからである。

退職するのに、ボーナスをもらって良いのだろうか……

立場に負い目を感じて、ボーナス支給前に退職しようと気を使ってしまう人も多いかもしれない。しかし、退職するまでしっかり働けば、ボーナスを受け取る権利はあるのだ

退職したのち、スムーズに転職が運ぶかどうかもわからない。あなた自身のために、もらえるものはしっかりもらっておこう。

また、12月に退職者が増えるということは、人材の不足した企業からの募集が増える時期でもある。早めに情報収集に乗り出し、転職組のスタートダッシュに出遅れないようにしよう

円満退職するためには要注意!年末調整は誰がやる?

円満退社

自分で年末調整しなければならないの?

年末調整とは、給与所得者に対して事業所等が1年間に支払った賃金等と所得税等について12月に再計算し、所得税の過不足を申告するもの

正規雇用であれば『給与所得者の扶養控除等(異動)申告書』、『給与所得者の保険料控除申告書』、『給与所得者の配偶者控除等申告書』と添付書類を年末に会社に提出しているはずだ。

では、12月退職の場合、会社は年末調整をしてくれるだろうか?その答えは大きく2パターンに分けられる。

1、年末調整の書類提出済

退職日によるが、既に年末調整を会社側が進めているケースがある。書類を提出していれば、所属していた会社で処理してくれる可能性があるので確認してみよう。

2、年末調整の書類未提出ですぐに転職する

年末調整前に退職する場合は、再就職後の勤務先での年末調整が必要になる。退職する会社から『給与所得の源泉徴収票』を受け取り、転職先で提出しよう。

円満退職のためには、どのくらい前に会社に伝えるべきか

円満退社

退職願を出す適切な時期は?

まず、会社との契約形態を確認しよう。入社時に交わした書面には申告期限が記されているはずだ。もし、会社の規定が曖昧な場合には法律上以下に留意して会社に伝える必要がある。

期間の定めがない雇用契約(正社員など)の場合

法律上は2週間以前に退職(辞職)を申し入れれば、どのような理由でも、退職(辞職)することが可能だが、会社が負う負担を考慮し、マナーとして1.5ヶ月前には申し入れるようにする。
ただし、会社との雇用契約書類に退職申告の期限の記載がある場合はそちらを優先すること。

期間の定めのある雇用契約(契約社員などの有期雇用)の場合

契約期間の途中での退職(辞職)は原則できない。ただし、民法628条によると、やむを得ない事由があるときは、損害賠償の責任を負う可能性があるが、(契約から1年以上経過していれば損害賠償の責任を負わない)直ちに契約の解除をすることができる。

どちらの雇用形態でも無断で会社を辞めることは禁じられているので、定められた期間に退職届けを提出しよう

上手な辞め方と社内挨拶で円満退職!

円満退社

立つ鳥跡を濁さず。退職の仕方は大切!

どうすれば円満に退職できるか考えてみよう。社会人のマナーを守って、会社側にも自分にもより良い状態で辞められるように相談することが大切だ。

そのためには、まず、あなた自身の意思を整理する必要がある。なぜ退職したいのか。退職せず解決する方法はないのか。

あなたの意思がぼんやりしていると、引き止められる可能性は高くなる。説得に応じて退職を踏みとどまったとしても、同僚と気まずくなったり、キャリアに影響したりする可能性がある。

辞める必要がないのなら、退職をちらつかせるのはNG。本気で退職する気がある場合だけ、次のステップへ

円満退社

できる限りポジティブに、退職の意向を伝えよう

退職の意思が固まったら、次に直属の上司に相談する。辞めたい理由はできるだけ明確に伝えよう。ただし、会社側に問題があったとしても、自分の都合であると話す方が円滑に進みやすい。

目的はただ一つ、円満退社であり、待遇改善などの交渉ではないという前提を変えないこと

理由については、自身の成長のため、またはキャリアアップなど、前向きな理由であれば、納得してもらいやすくなる。不満を言って辞めるということは、避けるようにしよう

有給休暇を消化したい場合は、引き継ぎ期間などを考慮し、余裕を持って退職日を設定すると良い。これも、上司や同僚としっかり相談して計画すること。

退職日が決定したら、社内への挨拶や、業務の引き継ぎの作業だ。担当した取引先への通知などもスムーズに進める工夫をしよう。

あなたのポストが重要であればあるほど、会社の負担は大きいので、引き継ぎには積極的に協力し、業務への支障が最低限になるよう配慮すること。それが社会人のマナーだ

準備万端! 円満退職後を見据えて履歴書情報更新

円満退社

履歴書にも気を使ってみよう

退職前から転職活動をする人、退職後に新しい職場を探す人、どちらにも必要となるのが履歴書だが、履歴書を一から作成するのは意外と大変なもの。

そこで、転職サイトを利用して作成するのが手軽でおすすめだ

転職時にとくに重要なのが、職務経歴書だ。退職する前に、自分が在職中にどれだけの成果を出したかを整理しまとめておくと、転職時のアピールポイントとなる。退職の理由はネガティブなことを書かないように

履歴書や職務経歴書の更新作業は、今までの自分を振り返る良い機会になる。どんな経験を積み、何を学び、これからどのようなキャリアを希望するのかを改めて考え、これからの人生設計に生かそう。

感謝と思いやりを持って、次のステージへ進もう

円満退社

社会人マナーを守って円満退職!

会社とのしがらみや、人間関係、新しい仕事への不安等、転職を躊躇する理由は色々とあるだろう。しかし広い視野で物事を見て、冷静に状況を分析できれば、自分自身の将来のため、今何をすべきなのか見えてくるはずだ。

共に働いた仲間たちに最後まで思いやりを持ちつつ、前向きに自分のステップアップにつなげようとする意思表示ができれば、気持ちよく送り出してもらえる確率は高くなる

円満退職を目指して最高のコンディションで次のステージに進んでほしい。

転職やシゴトに関するお悩みはジョイキャリアカウンセラーにご相談ください!

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