この記事を書いたライター

西繭香

西繭香

「どんな人にも優しい記事」を目標に、多角的な物事を等身大の視点から執筆するフリーライター。長いこと自分をマジョリティだと思ってたタイプのセクマイでアライ(あと腐女子)。ディズニーシーと猫が好き。Twitterを猫アカにするのが夢。 Twitter: @Nishi_mayuka

2019年12月20日

百貨店・デパートで働く職業とは?販売や外商、バイヤーなど小売に関する仕事をご紹介

百貨店・デパートのお仕事特集

12月20日は「デパート開業の日」。1904年に、東京・日本橋の「三井呉服店」が「“三越”呉服店」と改称し、日本で初めてデパート形式での営業を開始したことを記念する日です。

幼い頃、学生時代、大人になってからーー百貨店には、人それぞれの思い出があるはず。今回は、百貨店や小売の仕事に興味のあるあなたに、百貨店に関わる仕事を幅広く紹介していきます。

お客様の要望をチームで叶える、百貨店の仕事

hyakkaten

はじまりは19世紀、パリでのことでした。

そもそも「百貨店」とは、和洋服、服飾品、雑貨、家具、食品など、あらゆる商品を取りそろえ、展示し、販売している大型商業施設のことです。一説によると世界初の百貨店は1852年、フランス・パリでオープンした「ル・ボン・マルシェ」だと考えられています。産業革命によって発達した市場主義の流れを受け、大きな建物の中で数多くの商品を取り扱える施設として登場しました。

また、「百貨店」と「デパート」の違いですが、百貨店は英語で言うと「デパートメントストア」。デパートはその略となりこのふたつは同一の意味になります。

百貨店は、「ショッピングセンター」や「ファッションビル」とは異なります。ショッピングセンターは不動産デベロッパーが管理・運営する、ファッションビルは衣料品の割合が大きい、などそれぞれに定義があり、ひとくくりにはできないのです。

百貨店で働く人々は、お店に来店した客に商品を販売するのみならず、商品の仕入れや顧客への訪問営業、イベントの企画・運営など、多くの仕事を細分化し、チームプレイで客の要望を叶えています。ではここからは、百貨店のさまざまな職種と仕事内容を紹介していきます。

百貨店の仕事1担当店舗の商品を売る「販売員」

hyakkaten

ショップで商品を販売する

百貨店には多くのショップや売り場があります。各店頭で商品を売る販売員は、百貨店に所属する社員、ショップのメーカーに所属する社員など、複数の雇用形態があります。

百貨店に所属する社員としての販売員の仕事は、接客、販売、発注、在庫管理、伝票処理といったものになります。また、スタッフへの指導や教育、売場のマネジメントをはじめ担当するショップや売り場で販売に関する業務を総括的に行います。

ショップのメーカーに所属する販売員と違い、移動があるのも特徴です。百貨店で販売している商品に対する、広い興味と柔軟性、販売技術の知識が必要となります。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「販売員」を詳しく見る

百貨店の仕事2“商品”を選ぶ「バイヤー」

hyakkaten

業者との契約を行う

バイヤーは担当する商品の選定、仕入、新規ルートの開拓などを行う仕事です。市況や顧客動向などを調査し、遠方や、ときには海外にも出向いてより売れる商品を探し買い付けます。

担当分野となる市場の最新情報を学び続けようとする積極性、売れる商品を見定める先見性、業者との信頼関係を構築するためのコミュニケーション能力といったものが必要です。必ず必要な資格はありませんが、専門性の高い職種であるため、担当分野の販売員として知識を蓄えてからバイヤーへと転向する場合が多いでしょう。

会社の売り上げに直結する業務であることから、責任重大ではありますが、その分やりがいも大きいと言えるのではないでしょうか。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「バイヤー」を詳しく見る

百貨店の仕事3お得意様の御用達「百貨店外商」

hyakkaten

担当顧客のニーズを把握し、答える

百貨店外商の仕事は、得意客の担当について商品の説明を行う個人外商と、企業や団体に営業を行う法人外商の2種類があります。

個人外商は担当顧客の好みやニーズを把握し、あらゆる商品に関する相談を受けて営業を行います。店舗内だけでなく、個人宅に訪問することもあり、顧客との距離が近い仕事といえるでしょう。

法人外商は、企業や団体からの需要を受け、記念品や制服、贈呈品、防災用品などの企画提案、受注、納品を主として行います。

店舗に陳列していない非常に高価な商品や、大口受注を取り扱うこともある百貨店外商。顧客との信頼関係を構築し、満足度の高いサービスを提供したいという志を持つ人に向いているのではないでしょうか。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「百貨店外商員」を詳しく見る

百貨店の仕事4接客のマルチプレイヤー「百貨店内勤営業」

hyakkaten

販売に関するあらゆる内勤営業業務を行う

百貨店内勤営業の仕事は、店舗内での営業業務となります。

販売員と似ていますが、販売員は担当ショップが決められている一方、百貨店内勤営業は広くさまざまなショップにて接客業務を行います。また、インターネット注文や電話対応といった百貨店内で起こりうる販売付属業務もあります。

百貨店で取り扱う商品の幅広い知識や、最新商品に関する興味関心、客のニーズを引き出し商品を提案するコミュニケーション能力や柔軟性、深い接客の知識が必要な業務です。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「百貨店内勤営業」を詳しく見る

百貨店の仕事5百貨店のイメージをつくる「販売促進スタッフ」

hyakkaten

季節ごとの美しい装飾を行う

販売促進スタッフは、店内装飾をプロデュースしたり、販促イベントを企画・運営したり、顧客情報を収集・分析したりします。客の来店・購買を目的にあらゆる施策を実施する職種です。

客にとって居心地のいい店舗環境は、あらゆる販売促進スタッフの協力があってこそ出来上がります。チーム内での意見交換などを活発に行うためのコミュニケーション能力、規律性、計画力、先見性も必要な能力といえるでしょう。

華やかな百貨店のイメージは、販売促進スタッフの地道な検討と努力によって作り出されているのです。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「販売促進スタッフ」を詳しく見る

百貨店の仕事6商品計画全般で活躍する「マーチャンダイザー」

hyakkaten

商品計画全般に関わる

マーチャンダイザーは、商品開発から販売計画、予算管理など商品計画全般における決定や管理をする仕事です。

マーケターの仕事にも似ていますが、より実際の店舗での販売戦略に重きを置いているという特徴があります。また商品計画の一環として、バイヤーの仕事も行う場合があります。

百貨店で取り扱う商品の企画から販売まで、非常に広範囲の仕事に関する知識が必要です。そのため、百貨店内においてキャリアアップできるポストのひとつと言えるでしょう。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「マーチャンダイザー」を詳しく見る

百貨店の仕事7担当売り場をマネージメント「フロアマネージャー」

hyakkaten

フロア全体を見渡して、身軽に動く

フロアマネージャーは、担当する商品部門の売り場を統括管理する職種です。担当するフロアを広い視点で見渡し、声かけを必要としている客を見つけ出して希望の店舗へ案内したり、ときには自らが接客をしたりすることも。

接客以外にも、担当するフロアに関わるあらゆる業務のサポートやマネジメントを行い、より良い売り場環境作りに従事します。

客と従業員、双方と円滑に意思疎通をするためのコミュニケーション能力をはじめとして、決断力や状況把握力、担当する商品部門に真摯に向き合う姿勢も重要です。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「フロアマネージャー」を詳しく見る

百貨店の仕事8適切な化粧品を提案する「ビューティーアドバイザー(美容部員)」

hyakkaten

数多くの化粧品知識を持つ

ビューティーアドバイザーは、化粧品に関する客の要望を聞き、商品を提案あるいはトライアルを行って販売する仕事です。就業に必要な資格はとくにありませんが、化粧品に関する深い知識と技術が必要です。販売員と同様に、百貨店に所属する社員や、化粧品ブランドに所属する社員など複数の雇用形態があります。

多くの場合、すべてのビューティーアドバイザーが化粧品ブランドが執り行う研修に参加し知識を得ます。百貨店社員としてのビューティーアドバイザーは、担当ショップから異動する可能性があり、その都度研修を受けることとなります。

化粧品に対する興味関心や接客知識、コミュニケーション能力などを駆使し、最適な化粧品を販売するビューティーアドバイザー。化粧品が好きなら一度は憧れる仕事なのではないでしょうか。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「ビューティーアドバイザー」を詳しく見る

百貨店の仕事9商品の魅力を徹底解説「実演販売士」

hyakkaten

商品を買う前に、価値をわかってもらう

巧みな口上で商品をプレゼンテーションする、実演販売士。専門学校や事務所もあり、誰もが一度は見たことがあるであろう人目を引く職種です。

就業に必ず必要な資格はなく、百貨店の社員が実演販売士として勤務している場合もあります。多くの人に好感を与えるであろう話し方や振る舞いを心がけ、実際に商品を使用する場面を効果的に客に見せることにより、より多く商品を売るのが主な仕事です。

またそれだけでなく、ビューティーアドバイザーや寝具販売員など、商品を実際に客に試してもらう販売方法をとる販売員を総じて、実演販売士と呼ぶこともあります。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「実演販売士」を詳しく見る

百貨店の仕事10美術品を探して販売する「美術品販売員」

hyakkaten

顧客のニーズにそった美術品を探す

美術品販売員は、百貨店の美術部に所属し、店舗に常設されている美術画廊で展示する作品を選び、買い付け、展示販売する職種です。美術商や、アートディーラーとも呼ばれます。

イベントの企画・運営を行ったり、新しい美術作品を発信する場としてアーティストを育てたりする役割も担います。担当分野の知見を深め、新しい作品や画家・作家を探すだけでなく、価値のある作品を見極める目を鍛える必要があります。

常に上質な作品を展示し続けることにより、信頼を獲得し、顧客からの継続的な購買を得ることができます。そのためには顧客のニーズをしっかりと研究し、売れる作品を選定し展示する能力も必要となるでしょう。
一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
▶︎「美術商」を詳しく見る

【まとめ】“ONE TEAM”で成り立つ百貨店の仕事

hyakkaten

たくさんの人が、ひとつの目標に向かい仕事をする

さて、あなたがやってみたい仕事はありましたか? 興味を持った方はこれを機に見識を深めてみてはいかがでしょう。もし興味がなくても業界研究の一端になったのではないかと思います。

百貨店の仕事はひとりでは成り立ちません。さまざまな人々が自分の役割を全うし、全体がひとつのチームとしてお客様の要望を叶えていく。これこそが、百貨店の仕事といえるのではないでしょうか。

出典:Wikipedia-「百貨店」
出典:SHOPCOUNTER MAGAZIN-「百貨店とショッピングセンターの違いとは?」

この記事を読んだあなたにおすすめの記事

この記事を書いたライター
西繭香

西繭香

「どんな人にも優しい記事」を目標に、多角的な物事を等身大の視点から執筆するフリーライター。長いこと自分をマジョリティだと思ってたタイプのセクマイでアライ(あと腐女子)。ディズニーシーと猫が好き。Twitterを猫アカにするのが夢。 Twitter: @Nishi_mayuka

TOPへ戻る