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伊藤璃帆子

伊藤璃帆子

芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

2020年3月10日

新社会人が自分らしく、ブレない「働き方」を実践する方法

内定をもらい、新社会人の入社準備を始めている人の中には、「会社に馴染むことも大切だけど、できれば自分らしさを失わずに働きたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、初めての仕事では、覚えることが多く、慌ただしい毎日を過ごすうちに疲労やストレスに飲み込まれて、理想と現実との乖離にがく然としてしまうこともありえます。

自分の軸を持ち、ブレずに働いていくためには、働き方の土台づくりと心身ともに健康を保つための工夫が必要です。

今回は、入社前にやっておきたい自分らしく働くための準備についてご紹介します。

新社会人はここを抑える!「働き方の基本ルール」

机の整理は心の余裕にもつながる

新社会人は、わからないことが多くて当然です。入社後すぐに「仕事ができる人」になるのは難しいかもしれませんが、日々の心がけ次第で「できる人」へ近づくことができます。新社会人としてすぐに実践できる基本ルールを身につけて、職場であたふたしない環境作りを心がけましょう。

新社会人ルールその1:時間を守る

約束の時間や期限を守ることは、社会人として何よりも大切な基本ルールのひとつです。「そんなのは当たり前のこと」と思うかもしれませんが、仕事に追われていたり難題に直面したりすると、途端にこれらを軽視してしまうことがあります。取引先との約束は当然ですが、社内の人とのちょっとした打ち合わせでも時間は必ず守るようにしましょう。

また、就業時間を守るという意味では、遅刻に限らず、残業をしないという意識も大切です。自分、一緒に仕事をする仲間、取引先をはじめともに仕事をするすべての人の時間が有意義なものとなるような行動を心がけることが大切です。

新社会人ルールその2:デスクまわりは整頓を心がける

デスクが散らかっていると、必要な書類を探すのに時間がかかったり、やるべき業務が膨大に感じられたり、いいことは何ひとつありません。無駄な時間を費やさず、頭の中をクリアにするためにも、デスクは常に綺麗な状態を心がけましょう。

また、引き出しの中や溜まった資料も定期的に見直す習慣をつけること。不要な紙の資料は上司や先輩に相談したうえで、処分してもいいでしょう。資料をスキャンしてPDFに変換後、パソコンに保管しておくという技もあります。あとから見返す場合にも検索がしやすいのでおすすめです。

新社会人ルールその3:チームワークを大切にする

仕事は1人でするものではない、ということを肝に命じておきましょう。入社して間もない時期は自分の成果を出すことに必死になってしまうかもしれませんが、次第に大きな目標を達成するためにはチームワークが不可欠だとわかるようになります。チームワークが高まると、些細なことから重要事項まで幅広い点で連携が取りやすくなり、業務を効率的に遂行できるようになります。

困ったときは周りに助けを求めたり、先輩が仕事を抱えている様子だったら声をかけたり、何気ない会話がチームの雰囲気づくりに一役買うこともあります。新社会人だからと躊躇せずに、積極的にコミュニケーションを取りましょう。

新社会人でも「財務3表」を読み解く努力を

数字に苦手意識を持ってはいけない

財務に関することは、経営者や経理担当者といった一部の人が理解していればいいことだと思っていませんか? 

ですが、もし勤める会社の経営状況が著しく悪化した場合はどうでしょう。先ほどお伝えしたように、会社で働くのはチームワークが大切。会社全体の数字に興味を持たないということはスポーツ選手が勝ち負けに興味をもたないことと同じです

会社の状況を客観的に判断するために、読み解けるようになっておきたいのが財務3表です。財務3表とは、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー表の3つを指します。会社の経営や財務状況を知ることができるため、会社版の家計簿ともいわれています。家計を管理する際、日々の支出や貯金額が生活費や将来的な資金の基準となるように、財務3表は自社や取引先がどういう状況なのか判断する際に役に立ちます。

新社会人でも、今何をすべきか見えてくる

入社して間もないうちは「昨対比売上〇%減」や「業績悪化」という言葉を聞いても、ピンとこなくてどこか他人ごとのように思えてしまうかもしれません。

しかし、財務3表が読み解けるようになると、会社全体の状況を把握できるため会社にとって良いことも悪いことも身近に感じられます。仕事に限った話ではありませんが、自分との接点が見つかると、やる気にもつながります。

希望の配属先に行きたい!「配活」にも使える

憧れの部署を目指してみませんか?

入社後は配属先を決めるための配属面談が行われることが一般的です。その際、会社の状況を財務3表で読み解いた客観的な視点で把握し、希望の部署で自分がどのように貢献できるか伝えましょう。面談では、自分の熱意だけを伝えてしまいがちですが、しっかり分析された意見があると数字から状況を読み取る能力があると評価され、希望する配属先への道が開けるかもしれません。

資格取得や将来にもいかせる

財務3表が読み解けるようになると、仕事以外の場面でも役立つことがあります。社会人にも人気の高い簿記や公認会計士といったお金に関わる資格は、財務3表を読み解くスキルが土台にあったほうが実際のビジネスシーンで活用できます。

また、将来的に起業を考えている人やフリーランスを考えている人にとっても財務3表を読み解く力はビジネスの武器になり、資産やキャッシュフローについて正確に知ることができるようになります。

財務3表は「ひとつひとつの言葉が意味することがわからない」「数字のつながりを理解できない」と苦手意識を持っているビジネスマンが少なくありません。決算書を読み解く力を早いうちから身につけ、ビジネスパーソンとしての飛躍を目指してみてはいかがでしょうか。

新社会人は、自分に戻れる場所の確保を

自分のプライベートを大切にして

最後に、自分を見失いそうなときの対処方法についてご紹介します。何かを諦めたり、体を壊すことがないよう、ストレス解消方法の参考にしてください。

仕事と関係ない交友関係を築く

仕事に行き詰まったときのために、社外の交友関係を築いておきましょう。学生時代のサークル仲間と定期的に集まる、地域のフットサルチームに所属するなど、仕事とまったく関係ないことをするのも精神衛生上大切なことです。

社外の人と交流することで、それまで気がつかなかった問題解決のためのアプローチ方法やアイデアを得られることがあります。人間関係や仕事の内容に左右されない意見は、社会人にとって貴重なものです。このような交友関係を入社前につくっておきましょう。。

手軽なリフレッシュ&リカバリ方法を見つける

自分のリセット場所を確保して、オンオフのメリハリをつけよう

新社会人は、できるだけお金をかけないリフレッシュ方法や疲労回復方法を身につけておきましょう。ストレスや疲れは軽いうちに手を打つのが重症化させないコツ。筆者のおすすめリフレッシュ方法はアロマテラピーと銭湯に行くことです。

嗅覚は五感のなかでも脳に伝わる速度が一番早いといわれていて、香りを嗅ぐことで自律神経を整え、精神的な不調の緩和に効果を発揮します。お気に入りのアロマオイルをデスクの引き出しに1本忍ばせ、疲れやストレスを感じているときにサッと香りを嗅ぐことで、気持ちの切り替えに役立ちます。

疲労回復には銭湯がおすすめです。ひとり暮らしで普段はシャワーのみという人は、ちょっと疲れを感じたら、ぜひ銭湯に行ってみてください。大浴場の湯にゆっくりと浸かれば日々の疲れがリセットされるはず。家から徒歩圏内、数百円の娯楽がいつしか自分の最高の居場所になっているかもしれません。

本当に疲れたら思い切って休む

何をしていても仕事のことが頭から離れないときや、疲れを感じるときは、思い切って少し長めの休みを取りましょう。とくに新社会人だと休みを怖く感じる人が多いのですが、頭と心が疲れている状態では良い仕事ができません。疲れたときに自分をケアできるのは自分だけです。「自己管理ができる=休まず働き続けられる人」だと思い込むのは厳禁です。

仕事は人生を占める大きな要素であることに間違いはありませんが、仕事のために自分の人生があるわけではありません。どんな場所にいても、自分らしく生きることを大切に新社会人の一歩を踏み出してみてください。

まとめ:ブレない働き方をするためには、自分と仲間を大切にする方法を身に付ける

仕事はみんなでするもの! これが一番大事

入社して最初のうちは、自分の存在意義を発揮することではなく、会社というひとつのチームの中で、仕事を覚えていくことが大切です。

会社でたくさんのことを覚える4月は、新社会人のみなさんにとって気苦労が多く疲れやすくなりがちです。スタートダッシュに奮闘しすぎて気持ちが中折れしないよう、冷静な気持ちを忘れないようにしましょう。そのために、社会人としての基本ルールを徹底して仲間に配慮しつつ自己管理をしっかりすること、周囲を見渡せる視野を確保すること、休息の時間を持つことの3つを抑えて、健やかな新社会人生活をスタートさせてください。

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芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

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