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みよたかこ

みよたかこ

人材業界で10年以上働きながら、ライターとしても活動する就職氷河期世代。翻訳書出版の経験も持つ。現在の執筆テーマは、社会人のキャリアやスキルアップ、女性の生き方など。趣味は飲酒しながらの料理。

2020年5月4日

「プロ意識」を持った社会人になる。仕事のチャンスを逃さないために必要なこと

新社会人として入社式や新人研修に参加した際に耳にする言葉のひとつに「プロ意識を持ってほしい」というものがあります。

給料をもらって働く以上、プロ意識が必要だと頭では理解できるものの、仕事の経験がないのにどうやってプロになるのか? 何をしたらプロ意識があるといえるのか? イメージがつかない人も多いでしょう。

入社間もない今のうちに、社会人のプロ意識とは何か、どう行動すればよいのかを理解しておきましょう。

社会人になると突然求められる「プロ意識」

「プロ意識を持て」と言われても・・・

社会人になったからといって、いきなり自分の力だけで仕事ができる人などいませんし、会社も新入社員へそこまでの期待はしていません。それなのに、若手が必要とされる「プロ意識」とは何なのでしょうか。

社会人としてのプロとは、「ひとりで何でもできること」ではない

プロスポーツ選手など「プロ」の職業に就いている人は、高いレベルの知識や技術があり、ひとりで結果が出せるというイメージを抱いている人も多いでしょう。新社会人が「プロ意識を持て」と言われると、プロスポーツ選手のような状態にならなくてはいけないと悩んでしまうかもしれませんが、その必要はありません。

社会人、とりわけビジネスパーソンのプロとは「ひとりで何でもできる人」ではありません。自分ひとりではできないことやわからないことがあっても、その仕事を投げ出すことなく、足りない情報を集め、ときには他者の力を借りながら結果を出せることこそがプロ意識なのです。

顧客や会社の役に立つことをまず考える

どのように相手の役に立てるか?を意識しよう

毎日わからないことだらけで、先輩の力をたくさん借りたとしても、落ち込むことはありません。仕事において大切なのは、顧客や会社に対して役に立つことです。どのような職業でも、誰かの役に立つことで給料がもらえるのです。

自分以外の力を借りながら仕事を進めた結果、顧客や会社の役に立てたのならばそれは立派な「プロの仕事」です。この意識を忘れずに仕事をしましょう。

「自分がやりたいこと」は二の次でなければならないの?

まずは顧客や会社のためと言われると、自分がやりたいことを優先させてはいけないのか、という疑問が湧くかもしれません。

前述したように、仕事とは社会や誰かの役に立つことで給料を得ることです。自分がやりたいだけで、誰かや何かの役に立たないことは仕事とは言えません

いま自分にやりたいことがあり、それが誰かの役に立つものであるなら、まずは与えられた責務を果たしつつ、近い将来やりたい仕事や職業に就けるよう努力していきましょう

プロ意識がある社会人の行動とは

新人でもできる、プロとしてのふるまい

では具体的に、プロ意識がある社会人として、どのように行動すれば良いのでしょうか。いくつかポイントを挙げていきます。

約束の時間や締め切りを守る

まずは社会人としての基本である出社時間、会議の時間、待ち合わせ時間を守ることです。与えられた仕事の締め切りを守ることも重要です。仕事を依頼された相手から期限を言われなかった場合は、「いつまでに必要ですか?」と確認しましょう。

いくら頭脳明晰な人でも、時間や期限が守れないだけで信用されなくなってしまい、いつか誰からも仕事を依頼されなくなるでしょう。仕事とは限りある時間の中で進めていくものです。上司や取引相手の時間も限られたものであることをどうか忘れないでください。

自分なりの考えをもって質問する

社会人になって最初のうちは、仕事をするうえでわからないことが多く、上司や先輩にたびたび質問することになると思います。そのときは、自分なりの考えをもって質問すると良いでしょう。ただ「わからないので教えてください」と聞くのと、「私は〇〇だと考えてみたのですが、いかがでしょうか? 教えてください」と聞くのとでは、相手の印象も自分自身の成長スピードも各段に違います。

自分なりに考える姿勢がある社員には、上司や先輩も良い印象を持ちます。そして多くのチャンスを与え、成長させていこうとするでしょう。

また、わからないなりにも自分で考えることは、思考力を高めることにつながります。毎日の少しの努力が、数か月後、数年後に大きな差になっていくでしょう。

できることを見つける

小さなことでも良いので、できることを探そう

今の自分にできることを見つけようとする姿勢も重要です。会議室や資料の準備、取引先とのスケジュール調整など、目立たないけれど誰かがやらなくてはならない仕事は意外と多くあるものです。

忙しい上司や先輩に代わり、こうした仕事を率先して引き受けましょう。そのときに、何事も少しの工夫ができないか考えてみることが重要です。もっと効率的にやる方法はないか? 相手にわかりやすく伝える表現はないか? と考え実践してみるのです。これだけで、その業務は「単なる雑用」ではない立派な成果になります。

このように、関係者と協力し、限られた時間のなかで成果を出すために必要な行動を取れることが「プロ意識」なのです。

成長するための努力もプロには必要

与えられた勉強だけやっていればいいわけではない

プロスポーツ選手が日々の練習を積み重ねているように、与えられたタスクをこなすだけでなく、自分自身の成長のために努力をすることも必要です。

とくに今年から来年にかけては、新型コロナウイルス感染症の影響で、会社が主催する研修が中止あるいは延期になっている場合が多く、与えられる学習機会が減っています。そのため、自分自身で能力を高めていく必要が増しています

まずは目の前の業務に必要なスキルをつける

最低限、日々の業務に必要な知識や能力はつけておきましょう。基本的なパソコンスキルやビジネス文書の書き方、ビジネスマナーといった新社会人として得ておくべきスキルは早めに理解しておいて損はありません

さらに、配属先や職種が決まっているなら、その仕事に必要なスキル習得にも取り組んでおきましょう。

自分の仕事に関係するニュースを見る

勤務先や取引先の業界に関するニュースには目を通す習慣をつけていきましょう。新聞各紙や東洋経済オンライン、Newspicksなど、ビジネスに関するニュースを読めるサイトやアプリにはさまざまなものがあります。好みのメディアをひとつ見つけておくと習慣化しやすいでしょう。

将来の自分への投資もしておこう

「数年後には海外で仕事をしてみたい」「今の職種で力をつけてから、新しいチャレンジをしたい」といったように将来の展望を描いているなら、そのときに役立つであろうスキルアップに取り組むのも良いでしょう。

最初の配属先が希望通りではなかったとしても、その努力が会社へのアピールとなり、今後の異動希望が叶うかもしれません。

まとめ:相手へ貢献する意識を忘れず、社会人としてのプロになろう

成果を出す前に、社会人としての基本行動を忘れずに

仕事は誰かと一緒に進めていくものです。時間を守らない、あるいは自分ができることを見つけようとせず受け身の姿勢でいると損をすることしかありません。「この人と一緒に仕事をしたい」と周囲から思われない人は、チャンスをどんどん逃していきます。

社会人としてのプロ意識を持って仕事に取り組み、活躍できるチャンスを多く掴んでいきましょう。

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