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栢原陽子

栢原陽子

WEBでのパーソナルブランディング、セールスライティングを得意とするライター/編集者。これまでに医師や起業家、大学講師などをプロデュース。 2020年、中小企業診断士合格を目指し勉強中。執筆テーマは女性の働き方、WEBブランディング、小さな起業。

2020年5月11日

仕事のストレスはコントロールするもの!五月病に打ち勝つ5つの方法

4月から社会人になった方、就職活動の開始や部署異動などで環境が変わった方といったように新年度のはじまりは変化が多い時期です。最初は緊張により気が引き締まっていたので気づかなかったストレスも、5月になると慣れや気の緩みで精神的疲労として出がちです。大型連休明けに学校や会社に行きたくない、なんだかやる気が出ないなど憂鬱な気分になる「五月病」という言葉もあるほど。

ではもし、そんな気分になったとき、なりそうなときに、仕事でのストレスとどう向き合えばいいのでしょうか。

ストレスはコントロールできるものだと知る

ストレスはコントロールできるって知ってますか?

まず、ストレスはある程度コントロールできるものです。そのことを詳しくお伝えする前に「ストレスとは何か?」についてご説明します。

ストレスはやりがいや達成感に必用なもの

ストレスとは、外部からの刺激により心身に負荷がかかることを言います。「重圧に押しつぶされそう」というように負荷が重すぎると心身に不調をきたします。ではストレスがまったくない状態がベストか? というと、そういうことでもありません。

ストレスが限りなく少ない状態、たとえば「日常的に食べるものには困らない状態で、簡単な作業を淡々とこなすだけの生活」と「ちょっと大変なこともありながらも、目標に向かって周りと協力して自分の力を発揮しながら達成感を感じる生活」だと、どちらがあなたが送りたい生活に近いですか?

後者と答える人が多いのではないでしょうか? 後者は、ストレスがある一方で、適度なストレスが刺激となり満足度を高めることができる生活です。何も刺激がないなかでは、人はやりがいや達成感を感じることができず、成長することもできません。

嬉しいことでもストレスになる

結婚や妊娠も意外とストレス評価点は高いです

ストレスというと悪いもののように考えがちですが、嬉しい出来事や楽しいイベントでもストレスになることはあります。

たとえば、アメリカの精神科医によって実施されたライフイベントのストレス評価点の調査では、最もストレスが高いのは「配偶者の死」(100点)であることがわかっています。次いで、「離婚」(73点)、「夫婦別居」(65点)となっていますが、「結婚」は50点と「失業」の47点よりも高いストレス評価点を出しています。「妊娠」も40点と「夫婦喧嘩の増加」の35点よりも高得点です。

つまり、悪いことだけでなく、嬉しいことであっても人は「変化すること」にストレスを感じるということです。

ストレス自体が悪いわけではなく、ストレスを必要以上に抱えることや、押しつぶされそうなほど重く感じてしまうことが、不調につながってしまうのです。

では、そんなストレスをコントロールしてうまく付き合うにはどうすればよいのでしょうか?

方法1:事実を見る練習をする

あなたにストレスを与えているのは出来事ですか?それとも勝手な思い込みですか?

ストレスを感じる状況はさまざまですが、ここでは過去に起きた出来事に対するストレスコントロールについて紹介します。まず、何か出来事が起きたときに事実をそのまま受け止める練習をしましょう。

たとえば仕事で大きなミスをして上司に怒られて、最後に「おまえには、がっかりだ」と言われたとします。この出来事に対してストレスを感じる人もいれば、それほどストレスに感じない人もいます。

この2人の違いは、

Aさん:事実だけを見ているタイプ
Bさん:ストレスを勝手に大きくしているタイプ

にあります。Aさんの場合、事実だけを見ると「大きなミスをしてしまい、上司に怒られてしまった」というだけです。

Bさんのようにストレスを必要以上に感じてしまう場合は「大きなミスをしてしまった、上司も怒ってがっかりさせてしまった。私、もうダメかも……上司に嫌われたかもしれない。明日からどんな顔して会えばいいんだろう。周りも上司の味方で社内で孤立しちゃったらどうしよう」と勝手にいろいろ考えてストレスを大きくしてしまいます。

また、上司にとっては何気ない一言だったかもしれませんが、必要以上に重く受け止めて「おまえにはがっかりだ」を頭の中で反芻し、「私はダメな人間だ」と考え始めてしまうこともあります。

繰り返しますが、事実は「ミスをして叱られた」ということだけが事実です。上司が実際どれほど落胆しているのかはあなたにはわかりません。もしかしたら上司はもうその言葉を発したことすら忘れているかもしれません。

にも関わらず、勝手に悩んでいるのは受け手に問題があるからです。

男性と比べて、女性は出来事とそのときに湧き起こった自分の感情を混ぜて考える傾向があるといわれています。その結果、ストレスが勝手にどんどん大きくなってしまうのです。

ストレスを感じるような出来事があり不安や悩みが生じたときは、どこまでが事実の出来事で、どこからが自分の感情や不安なのかを分けることが大切です。一時の感情に振り回されずに起こった事実と向き合う練習をしましょう。

方法2:ストレスの原因を分析する

あなたがもっともストレスを感じるのは何に対してですか?

仕事で大きなミスをして上司に怒られたとします。そのとき、あなたがストレスを感じるのは何に対してですか?

怒っている上司に対して? ミスをしてしまった自分に対して? 怒られている姿を見ている周りの目? 今後の評価? 査定?

ストレスの要因がどこにあるかは人によって異なります。

上司に怒られて、「嫌われてしまったかも」と考える人は、人間関係にストレスを抱えやすい人です。「無能な人間だと思われたかも」と考える人は、評価にストレスを抱えやすい人です。「ボーナスに反映されたらどうしよう」と考える人は、お金にストレスを抱えやすい人です。

自分が何に対してストレスを感じやすいのか知っておくと、対処しやすくなります

たとえば給料が減ることがストレスなのであれば、副業を始めて別の収入を持っておくことで本業の収入が減ることに対するストレスが減ります。同じお金の問題でも貯金が減るのがストレスなのであれば、支出を減らすことで貯金を増やして対応することもできます。

漠然と不安を感じてストレスを増大させるよりも、冷静に不安やストレスを分析することで対処できることもあります。

方法3:コントロールできるか否かに分ける

相手の感情のコントロールはできなくても、自分の感情はコントロールできるもの

世の中にはコントロールできるものとコントロールできないものがあります。

たとえば、仕事の人間関係でストレスを抱えている場合。

相手があなたを好きか嫌いかは、コントロールできないものです。どれだけ好きになってほしいと思ってもコントロールできません。たとえ相手が「あなたがのことが好き」と言っていても、内心はどうかわからないのが現実です。逆に口では「なんとも思っていない」と言っていても、本当は好きということもありますよね。

このように、人の感情はコントロールできないものです。

では、人間関係でストレスを抱えたときや人に嫌われたくないと思ったときには、どう対処すればいいのでしょうか?

1番は相手の感情はコントロールできないものであることを知って、気にしないことです。気にしないとは言いつつも、人間関係を築くうえでコントロールできることはあります。

  • 一生懸命仕事に取り組む
  • 相手の仕事をサポートする
  • 丁寧な仕事や気配りをする

これらはあなたの意識次第でできることです。

たとえ嫌われている相手でも、苦手な上司でも、きちんと礼儀正しく接して、相手の仕事をサポートするような働きを続けていれば、きっとその溝は浅くなっていきます。

相手の感情はコントロールできないものですが、自分の意思や行動などコントロールできることでアプローチすることは可能です。

上司の評価や枠が決まっている出世もコントロールできないもののひとつです。いくら上司に「気に入られたいです」「評価を上げたいです」と伝えてもコントロールできませんし、いくらあなたが頑張ってももっと優秀な同期がいたら出世できないこともあります。

コントロールできないものの多くは、ただの結果です。無理にコントロールしようとするのではなく気にしないのが1番。それよりもあなたがコントロールできるもの、意思や行動で変えられるものに時間や労力を注ぐようにしましょう

方法4:ストレスが大きいものほど先に取り掛かる

嫌な仕事ほど、朝のうちに取り掛かるなどストレスを長く抱えない対策を

嫌いな仕事や、苦手な相手との話し合いなど、ストレスを感じる仕事は必ずあります。そんな仕事ほど先に取り掛かるようにしましょう。

たとえば苦手な相手との話し合いを先延ばしにしていると、いつまでも「あの人と話をしなければならない」というストレスを抱え続けることになります。過度なストレスを抱え続けている状態というのは心身にとってあまり良い状態ではないので、なるべく早めに手放しましょう

相手に嫌われている、相手の雰囲気が怖いなどコントロールできないものはあります。でも、「まずは自分から好きになる努力をしてみる」「おいしいお菓子を持って挑んでみる」など、あなたが努力できるところもあります。

行動を起こした結果、あまり良くない状態になったとしても、一歩状況が進んだことには意味があります。そして世の中のほとんどの仕事にはいずれ終わりがあります。仕事において、あなたが最終的に責任をとって辞めなければならないような状態は極まれです。

言い方を変えれば、ストレスが大きい仕事ほど早く着手することで、ストレスを抱える時間が短くて済むということです。逃げたい仕事こそ先に取り掛かるようにしましょう。

方法5:仕事は常に100点より70点を狙う

仕事で一発で完璧を目指そうとすること自体がストレスになる

嫌いな仕事や苦手なことほど先に取り組む、そのためにも100点より70点を意識しましょう。

そもそも「完璧を目指さなければ」「これ一発で納得してもらわなければ」と考えるとストレスになります

なぜ始めから100点を目指す必用がないかというと、多くの仕事は相手ありきだからです。上司やクライアントといった相手がいる仕事において、相手の意図を100%汲んだ提案を一発でするのはなかなか至難の業です。

もし多くの時間をかけてあなたにとっては完璧だと思えるものを提案したとしても、相手から大きく修正がきた場合には「こんなに頑張ったのに」とまたストレスになります。

たとえ70点だとしても「ここまでで一度方向性を確認してください」といった感じで早めに対応することで、納期までに時間があるなら修正が可能です。上司やクライアントの意向に沿いながら最終的に100点を目指すことができます。

まずは70点を目指し、早めに対応してストレスをなるべく抱えない状況を作りましょう。

仕事でのストレスに打ち勝つ方法:まとめ

ストレスの良し悪しはあなた次第。そのストレス、どう受け止めますか?

仕事でストレスを感じたとき、どのように向き合えばよいか伝わりましたでしょうか?

ストレスの原因となるもの自体は良いものでも悪いものでもなく、ただの出来事です。それを自分がどう解釈するか、どう向き合うかで重圧にもなれば、あなたを成長させ達成感を与えるプレッシャーにもなってくれます。

ぜひ今回ご紹介した方法を使って、ストレスも楽しめる社会人になってください。

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