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みよたかこ

みよたかこ

人材業界で10年以上働きながら、ライターとしても活動する就職氷河期世代。翻訳書出版の経験も持つ。現在の執筆テーマは、社会人のキャリアやスキルアップ、女性の生き方など。趣味は飲酒しながらの料理。

2020年7月24日

アフターコロナに必要な「自己管理」とは?コロナ禍で変化した働き方を考える。

今年新入社員になった皆さんのなかには、新型コロナウイルス感染症の影響で入社直後からリモートワークを余儀なくされ、上司や先輩が側にいない環境で未経験の業務に取り組んでいる人も多いと思います。

新人研修が終わり、「人事部や配属先の上司に言われたことだけをやる」状態ではなくなるにつれ、自分自身を管理しなければならなくなってきます。社会人に必要な自己管理とはどのようなことなのか、働き方の変化もふまえて考えていきましょう。

まだ先のことだと思っていたのに……急に働き方が変化した

リモートワークに必要なデスクやチェアは売り切れが続出

今回のコロナ禍をきっかけに、今後の働き方を変えようとしている会社が多くあります。どのような変化が起きているのでしょうか。

リモートワークは当たり前の世界に

新型コロナウイルス感染症の影響が深刻化した今春、多くの会社で慌ただしくリモートワークが導入されました。会社に集まって行う予定だった新入社員研修が急遽オンラインで行われたり、eラーニングに切り替わったりした人もいるのではないでしょうか。

リモートワークの長期化を見据えて自宅で仕事をするためのデスクやチェア、モニター、ヘッドセットなどを買い揃えた人も多かったようで、ネット通販ではこれらの売り切れが続出しました。

オフィスが存在しない会社!?

「ワーケーション」という言葉も耳にするようになった

リモートワークを余儀なくされた状況に後押しされ、ベンチャー企業を中心に、オフィスを解約する会社も出てきました。今後もオフィスを持たずにリモートワークを基本とし、必要なときだけレンタルスペースを借りて集まるスタイルを取るようです。

また、「ワーケーション」を導入する企業が増えるかもしれません。ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語で、帰省先や旅行先で仕事をすることを指します。大手企業では、日本航空(JAL)や日本マイクロソフトがすでにワーケーションを導入しています。

とはいえ、これからの働き方の「正解」は誰にもわからない

急激に働き方の変化が起きているとはいえ、これからの時代に最適な働き方に対して、まだ誰も解を持っていないのが現状です。急激に広がったリモートワークだけでなく、個人が歩むキャリアや家族の在り方が多様化するなかで、始業・終業時間を働く人が決められるフレックス制度も取り入れる会社も今後増えるでしょう。

働く場所に加えて勤務時間も選べる働き方が浸透すると、社会人一人ひとりが「自己管理」をいままでよりも求められるようになります。それはどのようなものなのか、タスク管理・モチベーション維持・自己成長へ責任の3つの観点から解説します。

これからの働き方で求められる自己管理①:タスク管理

仕事をするペースや途中経過も意識しよう

リモートワークが浸透すると、満員電車に乗る必要がなくなり、自宅から会社までの移動時間が不要になるメリットがあります。フレックス制度を使えば、プライベートの予定を過度に犠牲にすることなく働くことができます。

その一方で、自分の仕事は自分で管理することがいままでよりも強く求められるのです。

仕事の途中経過を誰も見てくれない

たとえば、あなたが仕事の進め方で悩んでいるとき、皆が同じ時間に出勤して仕事をしているなら、あなたの様子を察した上司や同僚が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるかもしれません。

ですが、お互い顔を合わせない状況では相手の様子が一切見えません。仕事を進める途中で悩んでも、誰も察してはくれないのです。

わからないことや不安が生じたら、ひとりで抱えない

これからの働き方において意識したいのは、いつまでもひとりで悩み続けないことです。仕事は何事も期限があるからです。

自分ひとりでタスクを完成させなければならないという責任感が生じるかもしれませんが、それよりも期限内に終わらせることを優先させましょう。期限を守れず上司やお客に迷惑をかけると、あなたの信用を失いかねません。

上司や顧客と仕事の進め方も含めて認識合わせをしよう

お互いの認識は最初から合わないのが当たり前

仕事に着手してからわからないことが多発してしまう事態をできるだけ防ぐためには、仕事に取り掛かる前に、上司や顧客とその目的や完成イメージの認識合わせをしておくことが重要です。

そして上司には、「途中で悩むことがあったらご相談させてください」と、一言お願いをしておくといいでしょう。上司もあなたから相談がくるかもしれないという心構えができます。

このように、上司や同僚があなたの様子を察しにくい環境でも、仕事の進め方を自己管理する必要があるのです。

これからの働き方で求められる自己管理②:心身の健康維持

肉体面のみならず、自分の精神面のケアもしていこう

自分の心身の健康を維持することも、気をつけたいポイントです。

とくに在宅で仕事をしていると、仕事をする場所と生活スペースが同じになります。そのため仕事のオン・オフの区別がつけにくく、過度に仕事をしてしまい逆に体調を崩してしまうケースもあるようです。

自分の心身の調子をきちんと理解しておこう

毎日仕事をしていれば、体調を崩してしまう日や、どうしてもやる気が出ない日もありますよね。モチベーションが上がらなかったり、体調が少しすぐれなかったとしても自分を責めず、まずは自分が調子がよくないことを認識し、その原因はなぜかを考えることから始めましょう。

そして調子があがらない日は無理をせず、早めに休むようにしましょう。

不調を未然に防ぐ自己ケアを怠らない

心身の健康維持も社会人の自己管理だ

給料をもらって仕事をしている「プロ」として実践したいのは、不調に陥らないよう普段から心身のケアをしておくことです。

適度な運動をして体力を維持する、栄養が偏らない食事を心がける、気分転換やモチベーションが上がる方法を見つけておく、といったことを実践しましょう。

今後もリモートワークが続くなら、自宅で仕事ができる環境も整えましょう。多少の出費があったとしても、環境を整えることは無駄遣いではなく、自分への投資です。

これからの働き方で求められる自己管理③:自己成長への責任

社会人になっても学習は必要

リモートワークやフレックス制度が浸透し、働く場所も時間も自由度が増すことが予想されるこれからの働き方において、着実に自分が成長していくために意識したいポイントがあります。

同期の仕事が見えず、自分の成長度合いがわかりにくい

リモートワーク中心の働き方をしていて、同期や年齢の近い先輩と顔を合わせる機会が少ない場合、自分の成長が遅れていることに気づきにくいというデメリットがあることを理解しておきましょう。

自分の成長スピードは客観的には把握しにくいものです。また、周囲の同僚が努力する様子から刺激を受けることも極端に少なくなります。

同期や他社で働く友人と情報交換をしよう

社会人になって数年経って初めて自分が成長していなかったことに気づいても、時間は巻き戻せません。このような事態に陥る前に、同期の仲間や他社で働く友人と定期的に情報交換をしておくといいでしょう。たとえば、

  • どのような仕事をしていて、どのような新しい経験を積んでいるのか
  • 自己成長のための努力や、スキルアップのための勉強をしているか

といったことです。気軽な情報交換から、自分が今後実現したいキャリアの方向性も見つかるかもしれません。

まとめ:自己管理がより求められる働き方へ対応していこう

自分なりの自己管理方法を見つけていこう

働く場所や時間を自分で選ぶことができ、働き方の自由度が増すことはメリットも大きいですが、相応の「自己管理」が求められることを理解しておいてください。

今回は自己管理の観点について述べましたが、自分なりのタスク管理、モチベーション維持、自己成長の方法を見つけられるといいですね。いろいろな方法を試して自分に合ったやり方を見つけ、これからの働き方に少しずつ適応していきましょう。

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