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みよたかこ

みよたかこ

人材業界で10年以上働いた経験を持つ、就職氷河期世代のライター。翻訳書出版の実績もある。現在の執筆テーマは、社会人のキャリアやスキルアップ、女性の生き方など。趣味は飲酒しながらの料理。

2020年11月2日

ポータブルスキルは転職にも有利?20代で身につけておきたい仕事で使えるスキル

あなたのまわりに、どんな仕事をしても活躍できる人はいませんか? 人事異動によって仕事内容が変わっても、早々に結果を出す人は何を持っているのでしょうか?

そのひとつが「ポータブルスキル」です。近い将来、いまとは違う仕事をすることになっても身につけておいて損はないポータブルスキルについてご紹介します。

ポータブルスキルって何?なぜ必要なの?

ポータブル=「持ち運べる」スキル!?

生まれたときから不景気が続き、大手企業に就職したからといって安泰ではないといわれる時代を生きる20代。この先どんな環境であっても生き抜ける技術や能力を持つことが重要だと感じている人は多いでしょう。そこで注目したいのがポータブルスキルです。

いろいろな仕事で役立つポータブルスキル

ポータブルスキルとは厚生労働省が提唱しているもので、特定の会社や時代背景にとらわずにいかせる能力を指します。仕事をする環境が変わっても役立つスキルともいえるでしょう。

ポータブルスキルの例として、課題解決力や対人コミュニケーション力などが挙げられます。

ポータブルスキルがあると、どんないいことがある?

20代での転職では「活躍する可能性」も問われる

部門異動などによって仕事が変わったとしても、ポータブルスキルはいかせます。新しい仕事をするために覚えなければならない業務知識はあるものの、ポータブルスキルがあると、

  • 仕事の段取りを考えられる
  • 新しい仕事の関係者との信頼関係を早期に築ける
  • 取り組むべき課題を見つけ、解決案を出せる

といった成果を早めに出すことができます。

ポテンシャル(活躍する可能性)があれば、経験値や成果が必ずしも求められるとはかぎらない20代のうちは、ポータブルスキルがあると転職にも有利になるでしょう。ポータブルスキルがあることは企業が人材採用において重視するポイントです。

これからの時代に役立つポータブルスキルとは

いろいろな種類のポータブルスキルがある

ポータブルスキルにはさまざまな種類のスキルが含まれます。厚生労働省による定義では、

  1. 専門知識・専門技術
  2. 仕事の仕方
  3. 人との関わり方

の3つに分類されます。今回はこのうち「②仕事の仕方」と「③人との関わり方」にまつわるポータブルスキルをご紹介します。

「仕事の仕方」のポータブルスキル

課題を見つけ、解決策を考え、計画を立てて実行するためのスキルが「仕事の仕方」に関連するポータブルスキルです。

現状の因果関係を理解して課題を発見する論理思考力や、必要な情報を集めて分析し傾向を見出すデータ分析力などが該当します。

課題への解決策を実行するにあたって必要なスケジュール管理力や、想定外のことが起きても柔軟に対応する力も含まれます。

「人との関わり方」のポータブルスキル

どんな仕事でも誰かと一緒に進めることが必要だ

対人コミュニケーション力は、どのような業種、職種でも役に立ちます。仕事は誰かと一緒に進めるものだからです。

また、上司や同僚、顧客との信頼関係を築き、相手が言っていることを正確に把握してコミュニケーションを取る力も重要です。今後キャリアを重ねていくと、部下マネジメント力も必要になっていきます。

すべて同時に身につけることは難しい。どんなポータブルスキルから鍛える?

友達と一緒にスキルアップするのもいいですね

さまざまな種類があるポータブルスキル。自分は何から身につけていけばいいのか迷いますよね……。そんなときの考え方をご紹介します。

まずは目の前の仕事で使う可能性があるスキルから

何かを学ぶときは、必要性に迫られているほうがやる気が出ますよね。逆にいまの仕事にあまり必要でなかったり、学んだことをどういかせるのかが想像できないと、学ぶモチベーションが湧きにくいものです。

まずは、いまの仕事に役立ちそうなスキルから身につけることを目標にしてみてはいかがでしょうか。

わからなければ先輩やキャリアアドバイザーに聞いてみるのもいい

ポータブルスキルはあらゆる場面にいかせるがゆえに、身につけたスキルを具体的な仕事にどう活用できるのかのイメージが持てないこともあるかもしれません。

そのようなときは、信頼できる社内の先輩や、プロのキャリアアドバイザーにポータブルスキルの仕事へのいかし方を聞いてみるといいでしょう。ひとりで悩んでいてもなかなか答えは出ないものです。

スキルの鍛え方は「理論+実践」のセットで

学生の勉強とは違う。実践も重ねよう

ポータブルスキルを鍛えるときは、学生のときの勉強と、社会人で仕事にいかすための勉強とはやり方が異なる点に注意しましょう。

ポータブルスキルは、知識ではない

ポータブルスキルとは「何かを知っている」という知識とは違います。そのため、そのスキルに関するビジネス本を読んでるだけでは身につきません。小さなことでもいいので、学んだことを仕事で使ってみることが大切です。

何かを学ぶというと、学生時代の習慣で本を読んだりノートに書いたりすることばかりに偏りがちですが、社会人の勉強は「理論」と「実践」のセットで行いましょう

実践することで、自分の得意不得意も理解できる

仕事で実践してみると、すんなりスキルを発揮できることと、逆に難しく感じることがそれぞれあると思います。実践すると、自分の強みや弱みを理解することもできるのです

深く自己理解ができていると、転職でも有利になることがあります。自分の強みを発揮できるポジションに応募できますし、面接で自分の強み・弱みを聞かれたときにも明確に答えられるからです。

まとめ:ポータブルスキルを武器にして、自分が望むキャリアを歩もう

ポータブルスキルが無駄になることはない

安泰だと思っていた大企業が経営破綻したり、急激な不況が訪れて仕事のチャンスが減ったりすることは当たり前の時代になりました。

いまの仕事で活躍できるように努力することはもちろん、どこでも生き抜くことができる自分になっておくために、ポータブルスキルにぜひ着目してみてください。

出典:厚生労働省 ミドル層のキャリアチェンジにおける支援技法

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人材業界で10年以上働いた経験を持つ、就職氷河期世代のライター。翻訳書出版の実績もある。現在の執筆テーマは、社会人のキャリアやスキルアップ、女性の生き方など。趣味は飲酒しながらの料理。

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