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西繭香

西繭香

「どんな人にも優しい記事」を目標に、多角的な物事を等身大の視点から執筆するフリーライター。長いこと自分をマジョリティだと思ってたタイプのセクマイでアライ(あと腐女子)。ディズニーシーと猫が好き。Twitterを猫アカにするのが夢。 Twitter: @Nishi_mayuka

2020年11月9日

スポーツ業界にはどんな職業がある?選手やチームをサポートしスポーツを盛り上げる仕事5選

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大きなスタジアムにファンが集い、各々が応援する選手やチームに熱い声援を送るスポーツイベントは、私たちに非日常の楽しい時間を与えてくれます。

そんなスポーツイベントですが、その裏では、たくさんの人たちが働いています。選手に寄り添いサポートをする仕事や、スポーツイベントを企画・運営する仕事、それらを報道する仕事など、今回はスポーツ業界の職業から、裏側で働く5つの仕事を紹介していきます。

巨大化を続けるスポーツ産業を支える数多くの仕事

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たくさんの人々が熱狂する

スポーツ産業とは、「スポーツ用品産業」「スポーツ施設・空間産業」「スポーツサービス・情報産業」に代表される、スポーツに関連するすべての産業のことをいいます。

日本におけるスポーツ産業は、2012年時点で市場規模が約6兆円となっていました。政府は2016年に日本再興戦略の中で、2025年までに国内スポーツ市場を15兆円にまで増加させるという指標を立てています。国家成長戦略としてスポーツ産業を興進させようとしている現状から、スポーツ産業の現代においての注目度や重要性が見て取れます。

2015年には国の機関としてスポーツ庁が創設されました。そして、2018年のバレーボールVプレミアリーグの再編成、2019年にラグビーW杯のアジア初となる日本開催などを成功させています。世界的に見ても、オリンピックやサッカーW杯など、回を重ねるごとに巨大化しています。2020年には市場規模が11兆円に到達するという予測もあり、スポーツイベントは益々大きくなって行くでしょう。

また、テレビだけでなくインターネットを利用したメディアにおけるスポーツ産業の拡大や、「スポーツテック」とよばれるAIを活用したスポーツに関する最新のテクノロジー発展も進んでいます。選手の年俸も一部高騰を続け、有名選手による社会への影響力も増しています。

さらに近年は、ゲームを使用する「eスポーツ」が目覚しく成長を遂げており、2019年の市場規模は前年比の127%に及ぶ約61億円となっています。

スポーツ業界を裏から支える5つの仕事

華々しいスポーツ業界で忘れてはならないのが、スポーツを盛り上げ、選手を支える裏方の存在です。ここからは、巨大化するスポーツ業界を支える数多くの職業の中から、5つを選んでご紹介します。

医師としての専門知識を活かし選手をサポートする『スポーツドクター』の仕事

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身体の調子を医学的に評価する

スポーツドクターは、医師としての知識や技術を活かして、スポーツをする人のサポートをする職業です。スポーツ競技者の健康管理や怪我の診断・治療、怪我予防のための研究、競技力向上のための援助などを行います。

就業にはまず、国家資格である医師免許が必須となります。次に、「日本スポーツ協会公認スポーツドクター」「日本整形外科学会認定スポーツ医」「日本医師会認定健康スポーツ医」のいずれか、スポーツドクターにおける資格認定試験を受け合格した後に就業をします。

スポーツクラブ、病院やクリニック、地方自治体などに所属し業務を行います。複数の団体にて活動を行うこともあります。「日本スポーツ協会公認スポーツドクター」と「日本整形外科学会認定スポーツ医」の資格を取得しているスポーツドクターは主にスポーツ競技者のサポートを、「日本医師会認定健康スポーツ医」を取得しているスポーツドクターは主に社会の高齢者や地域住民・一般市民の健康増進のため活動をします。

スポーツに関連する医師としての知識や経験はもちろん、生理学、栄養学、スポーツ障害、スポーツマッサージ、テーピングなどの技術も必要です。競技者やスポーツを行う人と円滑に会話を行い症状や状況をヒアリングするための傾聴力やコミュニケーション能力、怪我を未然に防ぐために工夫を行う分析力や発想力、マネジメント能力やチームワーク力も重要です。

スポーツを行う人にとって、怪我などの身体の故障はいつ起こってもおかしくないトラブルです。その上、重傷の場合は回復に時間がかかったり、二度とスポーツができなくなることもあります。スポーツドクターは怪我を予防し、怪我をしてしまった時のフォローを行い、その悪影響を最低限に留める、なくてはならない職業です。

一日の仕事や必要なスキル、年収を知るには職業ナビ!
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運動をしたい人に寄り添い指導する『スポーツインストラクター』の仕事

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無理なく楽しくサポートをする

フィットネスクラブやスポーツジムなどで、運動を行いたい人に指導をする仕事です。利用者は、さまざまな目的を持っています。体を鍛えるだけでなく、ダイエット、ストレス解消、病後のリハビリなど、個人の目的に沿った適切なプログラムを組み立て、提供していきます。

怪我をさせないため安全面に配慮したり、楽しく、継続して運動を行えるようメンタル面でのサポートをしたりします。体操教室や健康増進教室、福祉施設、スイミングクラブ、ダンススクールなど、一般向けのさまざまなスポーツ関連施設で就業が可能です。スポーツクラブやフィットネスジムの従業員として所属する場合が多いですが、近年ではyoutubeやオンラインなどによりカリスマ的な人気で、フリーランスとして活躍するインスタラクターも増加しています。
適切な指導を行うために、スポーツや健康、医療に関する知識が必要です。大学や専門学校で学んだり、アルバイトやアシスタントとして経験を積んだりして知識を得ることが一般的です。

就業に必ず必要な資格はありませんが、「日本体育協会認定・スポーツ指導員」「日本トレーニング指導協会・トレーニング指導員」など、関連の資格が複数あり、目的に沿った資格を保有しておくと有利でしょう。

利用者のニーズを的確にヒアリングするためのカウンセリング能力をはじめ、課題解決のための計画力と指導力、良好な関係性を築くためのコミュニケーション能力や、運動へのやる気を引き出す働きかけ力、きめ細やかさや事務処理能力も必要です。

スポーツインストラクターの仕事は、トレーニングメニューの管理だけでなく、不安に思っていることのヒアリングや励ましの声かけも重要です。利用者の身体だけでなく、精神的な健康の維持にも一役買う、ひとりひとりに寄り添いサポートをしていく職業だといえるでしょう。

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スポーツイベントを運営し成功させる『スポーツプロモーター』の仕事

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楽しいイベントを複数人と協力して作り上げる

スポーツプロモーターは、スポーツイベントの企画・運営を行う職業です。子ども向けサッカーイベントからオリンピックやモータースポーツまで、さまざまな規模のイベントを手がけます。選手や出演者のキャスティングや交渉、選手やスポンサーとの良好な関係構築、会場や日時の調整、プロモーション活動を行い、楽しいイベントを滞りなく開催するために業務を行います。「プロモーター」とは、発起人や主催者、興行主という意味です。スポーツイベントプロモーターと呼ばれることもあります。

イベント制作企業、広告代理店、スポーツ競技場、プロスポーツチームなど、スポーツ関連のイベントの企画・運営に関わる企業に就職し勤務します。就業に必要な資格は特にありませんが、大学や専門学校などで生理学や運動学、スポーツビジネスに関連する知識を得ておくと有利でしょう。

関係者と円滑に交流するための高いコミュニケーション能力や、企画作成能力、スケジュール管理などの業務管理能力が必要です。複数人と業務を行うため、チームワーク力や役割認識力、柔軟性や体力も重要です。

参加者全員に楽しんでもらえるスポーツイベントを企画・運営するためには、まず自分自身がそのスポーツを好きであり、イベントを通じて人を楽しませようという責任感を持つ必要があります。スポーツプロモーターはエンターテインメントとしてのスポーツイベントを、ビジネスの知識や経験を用いて成功に導くのです。

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スポーツの情報と魅力を届ける『スポーツジャーナリスト』の仕事

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取材した内容を分かりやすく伝える

スポーツに関わるさまざまな題材を、独自の視点で報道する仕事です。選手や試合など自らが興味を持った事柄を取材し、原稿を執筆したり、本を出版したりします。ほかにもコメンテーターとしてのメディア出演、講演会などに参加することもあります。

新聞社、テレビ番組制作会社、雑誌出版社など、マスコミ関連企業にて就業します。競技経験者が引退後、その知識や経験を活かして働く場合もあります。実績を積むことでフリーランスとしての就業も可能です。就業に必要な資格はとくにありませんが、大学や専門学校にて、マスコミ学、メディア学、スポーツ経営学など、スポーツジャーナリズムに関する知識を得ておくと有利です。

取材を行うための提案力や企画力、実行力や傾聴力が必要です。取材した事柄を分かりやすくまとめるために必要な文章作成力、取材対象の真意を歪曲なく伝えるための洞察力や柔軟性、複数人と仕事をするためのコミュニケーション能力や人脈構築力も重要です。

スポーツジャーナリストは、自分の好きなスポーツの魅力を多くの人に伝える職業です。好奇心を持って競技や選手の情報を集め、試合結果の予測や分析をし、その面白さを知ってもらおうと積極的に行動をします。より多くの人に分かりやすく、スポーツについての情報を届けていくのです。

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スポーツの決定的瞬間を撮影する『スポーツカメラマン』の仕事

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集中して選手の動きを追う

スポーツカメラマンは、スポーツに関連する写真や動画を撮影する職業です。国内外の競技大会や試合、練習、イベントなどに直接おもむき、スポーツを行っている選手にカメラを向けます。とても速く、同じ動きを二度としない被写体を扱うため、一瞬のチャンスを逃さない高度な撮影技術を要します。

ボールが飛ぶ躍動感、得点を決めた表情、応援するファンの盛り上がりなど、その場の臨場感が伝わる場面を記録していきます。その後、多数の撮影物の中から、使用する作品データを選定して担当者へ渡します。ひとつの競技のみに特化する場合や、複数のスポーツを取り扱う場合もあります。

新聞社や出版社に所属、あるいはフリーランスとして就業します。必ず必要な資格はとくにありませんが、スポーツ写真と撮影に関する知識、選手の動きをある程度予測できるだけの該当のスポーツに関する知識も必要となります。

高度な撮影技術だけでなく、タイミングを逃さない瞬発力や集中力、洞察力、もし撮影に失敗してしまったとしても次に経験を活かそうと思えるストレス耐性や粘り強さも大切です。一緒に仕事をするスポーツライターや編集者、選手や監督などと円滑にコミュニケーションを取るための、関係構築能力も重要でしょう。

スポーツは、撮影の難しい被写体です。しかし、一枚とびきり良い写真が撮れれば、新聞、雑誌、テレビ、インターネットなどのさまざまな媒体で自分の作品が取り扱われることもあります。スポーツカメラマンは、経験に裏付けされた技術を用いて、スポーツの一瞬を切り取る仕事なのです。

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【まとめ】人に喜びを与える、スポーツを支える仕事

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応援する楽しさ

新型コロナウイルスの世界的流行により、一時全国的に開催が中止されていたスポーツイベント。現在は感染症対策を行いながらも、少しずつ再開されています。会場にはイベントを心待ちにしていたファンたちが集い、実際の会場で観戦できること、応援できることを喜んでいる様子が見受けられました。スポーツは、苦しいコロナ禍の時代においても人から求められ、喜びを与えるものなのでしょう。

会場、テレビ、インターネットと、スポーツを観戦する方法は時代と共に選択肢を増しています。また近年は「実際に体を動かす」という概念からも離脱し、ゲームを用いたスポーツも当たり前の存在となっています。さらに今後は、5Gによるモバイル通信の高速化により、“リアルとバーチャルの融合”が進んでいくでしょう。AIやVRも更に進化し、近未来的なスポーツも新しく生まれてくるのではないでしょうか。

スポーツ産業はどのような時代にも求められる、普遍的で、革新的な産業です。スポーツを支える仕事は、これからの新しい時代に欠かせない存在となるのです。

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