この記事を書いたライター

さかた えみ

さかた えみ

大学卒業後、生命保険業界に勤務。結婚退職し、二児の母となる。転勤を経験したことから「地方にいても働く方法」を模索し、ライターとして活動を始めた。現在は、ライター活動の他、広報やSNSの管理などもおこなっている。

2020年11月20日

リモート疲れはどう解消する?リモートワークの疲れを解消する方法

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、これまでの常識が変わり始めています。毎日オフィスに出社することが当たり前だった日常から、会社以外の場所で仕事をする「リモートワーク」へシフトしていることもそのひとつでしょう。

リモートワークが普及する一方で、慣れないリモートワークによって心身の不調を感じる人も増えているようです。「リモート疲れ」といわれるこの現象、何が原因で起こっているのでしょうか? リモート疲れの原因と解消方法を考えます。

コロナ禍を乗り切るため普及したリモートワーク

会社以外の場所で仕事ができるリモートワークは今注目の働き方

リモートワークとは、出社することなく会社以外の場所で仕事をする働き方のことです。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために発令された緊急事態宣言がきっかけとなり、多くの企業で採用されました。

緊急事態宣言が解除された後も、リモートワークを継続する企業は少なくありません。リモートワークが継続される理由は、リモートワークが新型コロナウイルスの感染拡大防止だけでなく多くの人にメリットのある働き方だからです。

たとえば出産後の女性や親の介護を必要とする人にとって、出勤する必要のないリモートワークは仕事と育児・介護を両立しやすい働き方といえます。 またインターネット環境の充実により、自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースなど、さまざまな場所で仕事ができるようになったのもリモートワークの継続を後押ししているといえるでしょう。

しかしリモートワークが歓迎される一方で、デメリットも指摘されています。

リモートワークのデメリットがリモート疲れにつながる

 

リモートワークには3つのデメリットがある

リモートワークを続けているなかで、「なんとなくしんどい」「出社していたときよりもやる気が出ない」と思うことはないでしょうか。こうしたなんとなく感じる不調が「リモート疲れ」です。リモート疲れは、リモートワークのデメリットにより引き起こされます。

リモート疲れにつながる、リモートワークのデメリットとは次の3つです。

1.リモートワークでコミュニケーションがうまくいかない

リモートワークは、出社していたときと比べて対面でのコミュニケーションが少なくなります。いままでなら簡単にできていた軽い相談や情報共有も、リモートだとためらってしまうこともあるでしょう。

またチャットやSNSツールなどを使った文字だけのやりとりでは、なるべく簡潔にわかりやすく伝えることが優先されるため、たがいにそっけない印象を与えがちです。相手の表情や気持ちが読めないことで、必要のない不安を抱えてしまう可能性もあります。

2.リモートワークは自己管理が難しい

出社したら会社をオン、帰宅したら自宅をオフとして仕事と生活を切り分けることができたこれまでとは違い、リモートワークではオフの空間に仕事を持ち込むことになります。仕事と生活の境界線があいまいになり、気づくと休憩時間を取っていないまま長時間仕事をしてしまうようなことも起こるでしょう。

逆にいったん休憩すると再び集中するまでに時間がかかり、ついだらだらして仕事が進まない、という人もいるでしょう。リモートワークではいままで以上の自己管理が必要になります。

3.リモートワークでは、他者からの評価を感じにくい

これまでは、日ごろの頑張りに対して上司からの評価や同僚からの共感を得ることができましたが、リモートワークではふだんの努力や勤務態度が評価されにくいというデメリットがあります。他者から褒められたり気にかけてもらったりといった経験が少ないと、仕事へのモチベーションが下がってしまうことになりかねません。

リモート疲れが長引くとどうなる?

リモート疲れは放置してはいけない

これらのデメリットを解消せずリモート疲れを抱えたままリモートワークを続けると、思うように仕事が進まず生産性が低下してしまいます。それだけではなく、会社を退職することにもつながりかねません。詳しくみていきましょう。

リモート疲れは生産性の低下を招く

リモートワークでは相談できる同僚や相手が近くにいないため、コミュニケーションが減ることを先ほど説明しました。
これにより、悩みを抱え込んだり少しの失敗を引きずってしまう可能性があります。コミュニケーションが十分でないと信頼関係を築くのが難しいため、組織力やチームワークの低下につながりかねません。組織やチームがうまくいかないと、生産性も低下します。

リモート疲れが退職につながることも

リモートワークではふだんの努力や勤務態度が周りから見えづらくなるため、これまで以上に成果が重視されます。他者からの評価が感じられない日常が続くと「自分はこの会社に必要ないのではないか」と不安を覚えるかもしれません。コミュニケーション不足による組織への帰属意識の低下も相まって、退職に対するハードルが下がることも考えられます。

リモート疲れの解消法

リモート疲れを解消して元気に働こう

このように、リモート疲れは放っておくと生産性の低下や退職につながってしまう可能性があります。リモート疲れを感じたら、以下の6つの解消法を試してみましょう。

1.仕事に集中できる環境を作る

もともとリモートワークだった人を除いて、自宅は仕事に集中できる環境ではない場合がほとんどではないでしょうか。その場合は、まずは仕事に集中できる環境を自宅に作りましょう。

書斎などの仕事スペースがなくどうしても集中できない人は、デスク周りについたてを立てる、テントを張るなどして強制的にスペースを作るのもよいかもしれません。視界が限定されるため仕事に集中できますし、Web会議で部屋を見られたくないときにも役立ちます。

また自宅のデスクやチェアが長時間のパソコン作業に向いていない場合、購入を強くおすすめします。自分に合わないデスクやチェアを使うと肩こりや腰痛になるだけでなく、精神的にも落ち込んでしまうことが多いからです。

2.意識的に休憩をはさむ

人間が一度に集中できる時間には限界があるため、休憩をせずに仕事をし続けると生産性が下がります。意識的に休憩をとるようにしましょう。集中力の波は15分周期だといわれていますので15分をひとつの単位として考えてもよいでしょう。また休憩を意識するために時間割を作るのもおすすめです。小学校の時間割を参考にして45分ごとに休憩をはさむのもよいでしょう。

3.同僚とのコミュニケーションをとる

先に述べたとおり、リモートワークの大きなデメリットはコミュニケーション不足です。たとえばランチタイムにオンライン雑談会をしたり、始業前に一緒にオンラインヨガをしたりしてもいいかもしれません。意識的にコミュニケーションの時間を設けるようにしましょう。好きな本や映画などテーマを決めて開催すれば、話が盛り上がりやすくなるためおすすめです。

4.仕事スイッチを作る

物理的に、オンオフスイッチを作りましょう

仕事と休みの切り替えをはっきりさせるために、自分の中にオン・オフのスイッチを作りましょう。

たとえば、女性なら髪をまとめたらスイッチオン、髪をおろしているときはスイッチオフというように、物理的にオン・オフの行動が取れるものを決めるといいでしょう。

またはその日の目標(ゴール)を決めて、達成できたときのための自分用のご褒美を用意するのもおすすめです。少し高めのスイーツを買う、お気に入りの入浴剤を入れて長めにバスタイムを楽しむ、など小さなことでかまいません。「仕事が終わったら幸せな休み(オフ)がある」と思えば、仕事(オン)も頑張れるはずです。

5.上司とミーティングの時間を作る

リモートワークで希薄になるコミュニケーションは、同僚だけでなく上司との間でも同じです。上司と定期的なミーティングが設けられていない場合、自分から申し出てはどうでしょうか。自分がどんな仕事をしているか上司と共有できるだけでなく、見落としていることがないか確認もできます。

6.しんどいと思う自分に寛容になる

これまでと違う働き方に、不安や緊張を覚えるのは当たり前のことです。「出社していないのにどうしてしんどいんだろう」と自分を責めるのではなく、慣れない環境になじもうとしている自分を寛容な気持ちで受け止めましょう。

リモート疲れを解消して、心も体も元気に働こう!

早めの対策でリモートワークでもパフォーマンスをUP

リモートワークの推奨によって通勤時間が減った一方で、生活リズムが乱れたりコミュニケーション不足で孤独や不安を感じたりと、「リモート疲れ」を自覚する人が少なくありません。リモート疲れを放置していると、うつ状態になってしまう可能性もあります。どんな人であっても知らず知らずにストレスはたまるもの。はっきりとした自覚症状がある人も、最近なんとなくやる気が出ないと感じる人も、心身ともに健康的に過ごせるよう、今回紹介したリモート疲れ解消法を参考にしてください。

この記事を読んだあなたにおすすめの記事

この記事を書いたライター
さかた えみ

さかた えみ

大学卒業後、生命保険業界に勤務。結婚退職し、二児の母となる。転勤を経験したことから「地方にいても働く方法」を模索し、ライターとして活動を始めた。現在は、ライター活動の他、広報やSNSの管理などもおこなっている。

TOPへ戻る