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西繭香

西繭香

「どんな人にも優しい記事」を目標に、多角的な物事を等身大の視点から執筆するフリーライター。長いこと自分をマジョリティだと思ってたタイプのセクマイでアライ(あと腐女子)。ディズニーシーと猫が好き。Twitterを猫アカにするのが夢。 Twitter: @Nishi_mayuka

2020年12月8日

クリスマスに働く仕事とは? 特別な一日を裏側から演出する職業7選

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クリスマスケーキにとっておきのワイン、ご馳走を囲む幸せな夜には、プレゼントもかかせません。街にはイルミネーションが輝き、特別な冬の日を演出します。

そんな愉しいクリスマスは、たくさんの人の仕事によって支えられているのです。そこで今回は、クリスマスに活躍する職業を紹介していきます。

大きな経済効果を持つ「クリスマス商戦」とは

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一年のご褒美に

クリスマス商戦とは、例年11月ごろからはじまる個人消費が増加する時期のことです。必要とされるサービスは多岐にわたり、商業施設や飲食をはじめ、アパレル、イルミネーションイベントや警備、ECサイトなど、一説によるとクリスマスの経済効果は7000億~1兆円を超えるという調査結果もあります。

クリスマスギフト、クリスマスリースなどの装飾品、ケーキやチキンなどの食品をはじめとした消耗品、お歳暮や正月用品などの需要に合わせて、各企業が独自の販売戦略を立てセールやキャンペーンを展開します。

その歴史は1900年、東京銀座の「明治屋」がクリスマスセールを行ったことが、日本におけるクリスマス商戦のはじまりといわれています。1927年から1947年までの21年間、12月25日が祭日となっていたことも後押しし、クリスマスは年中行事として日本に広まっていきました。

近年クリスマス商戦において「ブラックフライデー」という言葉が一般化しつつあります。これはアメリカ発祥の習慣で、11月の第4木曜日にあるサンクスギビングデーの、翌日に行われるセールを指します。また、ブラックフライデーの次の月曜日は「サイバーマンデー」と呼ばれ、日本では1週間ほど続くセール週間となることがあります。

クリスマスを演出する職業7つ

このように巨大な需要を支えるため、数多くの人々がさまざまな仕事をしています。ここからは、そんなクリスマス商戦の中でも、クリスマスをより素敵な日にする職業を7つ紹介していきます。

クリスマスケーキをつくる『パティシエ』の仕事

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マジパンのサンタクロースがのったクリスマスケーキ

パティシエは、洋菓子をつくる職業です。販売する洋菓子の製菓作業をはじめ、商品の開発や改良、試作や検討を行います。パティシエは「男性の菓子製造人」を意味するフランス語で、女性の場合はパティシエールとなります。しかし現在は、性別の区別なくすべての菓子職人のことをパティシエと呼びます。

個店やチェーン店、レストラン、ホテル式場、洋菓子工場などに所属し勤務を行います。勤務する場所によって業務内容が異なり、たとえば個店やレストランでは接客や販売、ホテル式場では行程ごとに分担された作業内容を、洋菓子工場では作業員のマネジメントなどを行うこともあります。

就業に必要な資格はありませんが、製菓に関わる知識や技術が必須となります。未経験で洋菓子専門店に所属し経験を積むことも可能ですが、製菓専門学校にて知識を得てから就業すると有利でしょう。海外の専門店やレストランへ留学をする選択肢もあります。

優れた味覚や嗅覚はもちろん、筋力や体力、自己管理能力も必要です。ほんの少しの配合量の違いで変わってしまう味を繊細に守るため、手先の器用さや集中力、毎日同じ単純作業を行うことができる根気強さも大切でしょう。

日本においてクリスマスケーキは、1910年にはじめて販売され、流行と共に一般化していきました。今やクリスマスは洋菓子店の繁忙期となっています。パティシエは寒い冬の日をあたたかく祝う、美味しいケーキを作るのです。

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クリスマスを花で彩る『フラワーデザイナー』の仕事

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伝統的でかわいいクリスマスリース

フラワーデザイナーは、花を用途に合わせてアレンジする職業です。お客様の要望に応じてアレンジメントを作成したり、花で空間を美しく演出したりします。市場にて花の選定や入荷、商品の配達、必要な花の発注、店頭に飾るディスプレイの作成なども行います。

フラワーショップや結婚式場、ホテル、イベントやディスプレイを専門とする企業やデザイン会社などに所属し勤務を行います。業務の中で実力や独立開業のノウハウを獲得していき、フリーランスとして働くことも場合によって可能です。

就業に必ず必要な資格はありませんが、一般社団法人東京都フラワー装飾技能士会・フラワー装飾技能士や、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会・フラワーデザイナー検定試験など、関連の資格を取得しておくと有利です。

生花を扱うため繊細で丁寧な作業をいとわない、きめ細やかさや集中力が大切です。クライアントの要望を正確にヒアリングするための傾聴力や提案力、コミュニケーション能力、審美眼も必要です。また温度設定の低い場所での作業も多く、体力や自己管理能力も重要でしょう。

店頭に並べられた花を自分の目で選ぶのも良いですが、最近ではオンラインに開設されたフラワーショップや、フラワーデザイナーに直接オーダーができるサイトもあります。フラワーデザイナーは、クリスマスリースやツリー、ポインセチアをはじめとして、クリスマスを花で彩るのです。

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子供たちに幸せを届ける『サンタクロース』の仕事

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クッキーとミルクを頂いてから

サンタクロースは、子どもにプレゼントを届けたり、訪問をしたりする職業です。グリーンランドに住む長老サンタクロースの補佐役として、クリスマス前に小児福祉施設や小児病棟を訪問するなど、彼がひとりではできない職務を世界約15か国・120名ほどの公認サンタクロースと分担して行います。

サンタクロースとして業務を行うには、グリーンランド国際サンタクロース協会が主催する試験に合格する必要があります。試験を受けるためには「これまでに、サンタクロースとして活動した経験があること」など、いくつかの条件があります。認定試験は、体力測定や面接、身だしなみの確認などを行います。

業務内容は基本的に各サンタクロースに委ねられていますが、毎年7月にデンマーク・コペンハーゲンで開催される世界サンタクロース会議に参加し、行動指針の共有を行う必要があります。

業務は無償のため、活動の他に収入源を持っていることが必須です。また、はしごで煙突に登り暖炉から這い出るなどの激しい運動を行うため、体力や筋力、ストレス耐性も必要です。英語やデンマーク語の語学知識、サンタクロースの衣装を自作するための手先の器用さも重要でしょう。

業務を行うときは、自宅から衣装を着用し、飛行機などの公共機関においても常にサンタクロースとして振る舞う必要があります。クリスマスにプレゼントを届けるだけでなく、世界中のあらゆる子どもたちに、責任を持って幸せを届けているのです。

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食卓に最適なワインを提供する『ワインソムリエ』の仕事

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ただの“飲み物”ではすまない

ワインソムリエは、ワインに関する知識を用いて、接客や、ワインの管理をする職業です。レストランにて料理に合うワインを選び仕入れを行ったり、実際にホールに出て客の好みに合わせたワインを提案したりします。お客様とのコミュニケーションの中から情報を掴み、最適なワインを選び、提供します。

専業として行う場合と、料理提供などのホールサービス全般を兼業として行う場合があります。就業に必要な資格はとくになく、ホテル、レストラン、ワインバーやワインショップなどに所属して勤務を行います。店が保有するワインの在庫や品質、関連する事柄を責任を持って把握し管理する必要があるため、ワインに関する深い知識が必須です。ワインソムリエに関連する資格を取得してから就業すると有利でしょう。

世界各地のワインに関する深い知識はもちろん、その他の飲料や料理・食材に関する知識を持ち、常に新しい情報を収集しようとする積極性が必要です。専門的な情報を分かりやすく伝えるためのプレゼンテーション力やユーモア力、コンサルティング力、傾聴力や接客力も重要でしょう。

クリスマスの祝いの夜には、赤ワインやシャンパンなどが昔から親しまれてきました。ワインソムリエはその豊富な知識と経験を使い、特別な夜に相応しいワインと思い出を提供するのです。

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大人のクリスマスプレゼントをつくる『ジュエリーデザイナー』の仕事

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美しい宝石を、より美しく

ジュエリーデザイナーは、宝飾品のデザインをする職業です。クライアントの要望に応じたジュエリーのデザイン画を作成したり、企画やマーケティングに関わったり、宝飾職人として制作作業を行う場合もあります。修理などのアフターサービスや、商品管理や販売を行うこともあります。

ジュエリーメーカーやデザインを専門とする企業に所属し、業務を行います。技術と経験を積んだ後、独立開業をすることも場合によって可能です。

ジュエリーデザインには、宝石や貴金属、デザイン、製図など多くの専門知識が必要です。芸術や美術を選考できる大学やジュエリーデザインの専門学校に通ったり、関連の資格を取得したりして知識を得てから就業をします。

評価されるデザインを作成するための高いセンスと審美眼が必須です。クライアントや宝飾職人と方向性を合わせるためのコミュニケーション能力や傾聴力、柔軟性、常に関連する最新の情報を得ようとする積極性、創造力、マーケティング能力も大切です。

ジュエリーの歴史は、古代にまで遡ります。4万年以上前に作成されたとされるダチョウの卵殻のビーズ、古代エジプトの金や彩色ガラス、メソポタミアの瑪瑙やラピスラズリ、人類はジュエリーをさまざまな目的で作成し使用してきたのです。

現代のクリスマス、大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美に、ジュエリーを求める人は少なくありません。ジュエリーデザイナーは、誰かの特別な一品をつくりあげる仕事なのです。

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クリスマスを光で演出する『照明デザイナー』の仕事

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クリスマスソングか聞こえてくる

照明デザイナーは、光によって空間を演出する職業です。テレビ・演劇・ライブ会場の舞台照明のデザイン、照明器具のデザイン、住居・商業施設・街灯のコーディネートを行います。あらゆる人が心地よく安全に過ごせる空間を、クライアントの希望に添ってデザインしていきます。インテリアデザイナーや建築士として、兼業で行う場合もあります。

照明器具メーカーや照明デザインを専門とする企業に所属して業務を行います。就業に必要な資格はとくにありませんが、大学や専門学校にて空間デザインやプロダクトデザインを学んだり、「照明コンサルタント」や「照明士」など資格を取得しておくと有利でしょう。空間デザイナーやインテリアコーディネーターなどの関連する職種にて経験を積んだ後に就業する選択肢もあります。

光を扱う職業であるため、自然光や照明が人や環境にどんな影響を与えるかを感性と論理で理解する能力が必須です。独創的な発想力、新しいことに挑戦する主体性と積極性、クライアントや関係者と連携して業務を行うためのコミュニケーション能力や柔軟性も重要です。

近年はLEDを初めとして照明技術が発展し、プロジェクションマッピングなどの照明演出も一般化してきています。照明は、明るく照らすためだけのものではなく、空間を演出するものとして認知されつつあるのです。

かねてよりクリスマスの時期は、街や民家がイルミネーションに飾られ賑やかになる時期です。照明デザイナーは、あらゆる人のためにクリスマスを光で演出するのです。

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クリスマスの楽しさを届ける『配送ドライバー』の仕事

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待っているお客様の元に

配送ドライバーは、荷物を配達先に届ける職業です。全国で預けられた荷物は、届け先に近い拠点に運ばれ、さらに細分化された営業所へと送られます。それらの荷物を営業所から持ち出し、指定された日時のとおりに、個人宅、企業、店舗などに届けるのです。また、担当地域の客の要望に応じて集荷も行います。

荷物の配送を専門とする企業に所属し業務を行います。自転車を使用する配達もあり、就業のために必ず必要な資格はありませんが、社員として働く場合は普通自動車第一種免許以上の関連する運転免許を取得しておくと良いでしょう。フォークリフト免許や大型一種免許を所持していると有利です。アルバイトで働くことも可能です。

指定された時間通りに配達先を訪問するための土地勘や、柔軟性が必要です。重い荷物を運ぶための筋力や体力、もし荷物破損などのトラブルがあったときも落ち着いて行動する責任感や判断力も重要です。民家のインターフォンを押して玄関先に入ることも多くある仕事柄、不信感を与えないような清潔感やコミュニケーション能力も大切でしょう。

クリスマスや歳暮シーズンが重なる年末は、運送業者にとって繁忙期です。84.6%がクリスマスを自宅ですごすとの調査結果もあり、この時期は多くの人に荷物を届けます。配送ドライバーはクリスマスをたのしく過ごすプレゼントを届ける職業なのです。

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【まとめ】クリスマスを裏側から支える数々の仕事

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クリスマスの幸せな朝

コロナ禍以降の購買の特徴として、ECサイトの利用者増加があげられます。総務省が行ったある調査によると、2019年から停滞していたネットショッピング利用世帯の割合が、2020年4月以降に上昇しています。特徴として、65歳以上の世帯の利用率が著しく伸びており、高齢者世帯においてもネットショッピングの利用が当たり前になりつつある現状が見て取れます。

外に出られないけれど、クリスマスは楽しみたい。だったらネットショッピングでうちに届けてもらおう。そんなニュースタンダードも、定着しつつあるのです。

多くの人で賑わう街中、レストラン、商業施設、あらゆる場所にソーシャルディスタンスなどの感染症対策が施されてからもう数ヶ月が経過し、見慣れた光景になりつつあります。去年と同じようでいて、大きく違う、そんなクリスマスがもう目の前です。クリスマスに活躍する仕事は、伝統的でいて常に新しく、今そこにある需要に真摯に答える職業なのです

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