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西繭香

西繭香

「どんな人にも優しい記事」を目標に、多角的な物事を等身大の視点から執筆するフリーライター。長いこと自分をマジョリティだと思ってたタイプのセクマイでアライ(あと腐女子)。ディズニーシーと猫が好き。Twitterを猫アカにするのが夢。 Twitter: @Nishi_mayuka

2021年4月22日

アウトドアに関わる仕事とは??アウトドア・レジャーの職業7選

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アウトドア・レジャー業界には、山や海などの自然の中や、テーマパークなどの娯楽施設で働く職業があります。テーマパークスタッフやアウトドアスポーツのガイドとなる職業など、私たちがアウトドアを楽しむために欠かせない職業がたくさんあるのです。今回は、アウトドア・レジャー業界の仕事を紹介します。

アウトドア・レジャーの根強い人気と市場規模

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自然が作り出すアウトドアアクティビティ

アウトドアとは、英単語の「outdoor activity(野外活動)」を指す言葉で、現代日本では自然の中で行う活動のことを表します。アウトドアスポーツ、アウトドアイベントなど、「アウトドア」の後に言葉がつく場合、自然の中で行われるという意味になります。

一方レジャーは、「余暇」という意味の英単語で、日本においては趣味などの楽しいことを指します。様々なテーマパークやプールなどの娯楽施設は「レジャー施設」とよばれ、一般的には人工的な施設で楽しまれる活動となります。

近年では健康や環境、そして地方創生など、SDGsの推進としても注目されてきたアウトドア・レジャーですが、昨年からの新型コロナウィルスの流行が旅行やレジャー業界を一変させる中で、密を避け一人でもできるアウトドアレジャーが更なる注目を集めています。

ビジネス市場においても、国内アウトドア市場は2019年時点で約5,170億円規模となっており、新型コロナウイルスが感染拡大した2020年の予想としても、下りはするものの2017年の約4660億円より上となる約4900億円。キャンプなど、感染リスクの少ないアウトドア需要の根強い人気が見て取れます。

アウトドア・レジャーに関わる仕事7選

そんな注目をあつめるアウトドア・レジャーにはどのような仕事があるのでしょうか? ここからはアウトドア・レジャーに関わる仕事を、7つ紹介しています。

テーマパークで人々をもてなす『テーマパークスタッフ』の仕事

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楽しむ人々の安全をまもる

テーマパークスタッフは、テーマパークに訪れる人々をもてなす仕事です。チケット販売、入退場案内、アトラクション担当、場内案内、飲食提供、物販、清掃、場内点検・管理、企画、事務など業務は多種多様です。

テーマパークにアルバイトや派遣社員、正社員などさまざまな雇用形態で所属し勤務をします。必要な資格はとくにありませんが、さまざまな国の人々をもてなすため、英語や中国語をはじめとした外国語知識があると有利です。

来場者に分かりやすく案内をするためのコミュニケーション能力や表現力、多くの人と協力して業務を行うチームワーク力やフォローアップ力、指導力や主体性も大切です。

全国区から地元密着型まで日本には数多くのテーマパークがあり、毎日多くの人がやってきます。2019年の国内調査では「東京ディズニーリゾート」の入場者数がもっとも多く、年間で約3256万人の集客を記録しています。

テーマパークにはそれぞれの特色や楽しさ、よいところがあり、運営側は来場者を楽しませるための工夫を日々続けています。たとえば東京ディズニーリゾートの場合、お客様を「ゲスト」スタッフを「キャスト」と呼び、ゲストが楽しむパーク内を「オンステージ」キャストが業務で使う通路や建物内を「バックステージ」と呼んでいます。“パーク内のあらゆるものがテーマショー”となるオンステージでキャストは演者となり、毎日ゲストにハピネス(幸福感)を提供しているのです。テーマパークスタッフは、人々の心の潤いとなる場所をつくる仕事といえるでしょう。

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自然を楽しく体験する『ネイチャーガイド』の仕事

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土地の歴史や自然を深く理解する

ネイチャーガイドは、自然を楽しむ体験を企画し、参加者のガイドをする仕事です。企画したイベントの参加者たちに土地の自然の歴史を説明したり、季節や土地を楽しむアクティビティのガイドをします。

ネイチャーガイド団体、自然公園や保護区域の管理を行う行政機関や協会、NPO法人、旅行会社、ホテルを運営する企業に所属し勤務を行います。フリーランスでの就業も場合によって可能です。就業に必ず必要な資格はありませんが、大学や専門学校などで環境について学んだり、アウトドアスポーツを行う場合は関連する資格を取得していると有利です。

参加者に分かりやすくガイドを行うためのコミュニケーション能力や表現力はもちろん、事務処理能力やプレゼンテーション能力も必要です。体力や筋力、アウトドアスポーツの危険性や起こりうる事故、応急処置の知識も大切です。

たとえば海に魅力がある地域では、浜辺から眺めながら歴史を聞くだけでも興味深いですが、海に潜ってそこに生きる生物を見た方がより楽しめるという方もいます。川であればカヌーやラフティング、山であればナイトハイクなど、その地の自然をより楽しむためにさまざまなツアーが企画されています。ネイチャーガイドは土地の魅力である自然を深く理解し、参加者が安全に楽しめる企画を考え、工夫をしながら魅力を伝える仕事なのです。

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川を熟知しガイドをする『リバーガイド』の仕事

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激流を降るラフティング

リバーガイドは川に関するアクティビティのガイドとして、参加者の安全を守り楽しく大自然の魅力を伝える仕事です。リバーアクティビティにはラフティング、カヌー、スタンドアップパドル・サーフィン(SUP)などいくつかの種類があります。たとえば激流をボートで下るラフティングであれば、ボートのコントロールを操り、同上する参加者が急流を超えるためのサポートを行います。川の流れ、とくに危険な場所など、安全なラフティングに必要な情報をすべて記憶し、楽しいトークの合間にも常に川の流れに意識を集中させます。

お客様を安全にガイドするに足る、リバーアクティビティに関する技術が必須です。所属する企業や団体ごとに規定のトレーニング内容は異なりますが、就業の前に一定の技術を習得している必要があります。必須の資格はありませんが、「RAJリバーガイド認定試験」をはじめとした関連の資格を取得していると能力の証明となります。

大自然の魅力を楽しく伝えるためにコミュニケーション能力やユーモア力、主体性や表現力が必要です。一歩間違えれば事故に繋がりかねない川のアクティビティにおいて、瞬時に危険を察知する情況把握力、集中力、判断力やストレス耐性も大切です。筋力や体力、応急処置に関する知識も重要でしょう。

白波が立つ激流は、一見すると人間が太刀打ちできないほど力強く見えます。実際にリバーアクティビティは時として危険で、素人だけで安全に楽しむことは不可能といえるでしょう。しかし川を熟知したガイドがいれば、自然がつくり出した天然のジェットコースターを乗りこなすことも、みんなで協力して難所を突破する達成感を得ることも可能となるのです。リバーガイドは、川を熟知しリバーアクティビティを安全に参加者に提供する仕事なのです。

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海と共に旅客を歓迎する『マリーナスタッフ』の仕事

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海をこころから楽しむ

マリーナスタッフは、ヨット、モーターボートなどのレジャー用船舶を係留し保管するマリーナで働く仕事です。預かる船のメンテナンスや整備のほかにもクルージングやウェイクボード、釣りやバーベキューなどマリンレジャーやアクティビティのサポートや、広報誌を作成することもあります。

マリーナを運営する企業に所属し勤務を行います。フォークリフト、クレーンの運転免許、危険物取扱主任責任者資格、船舶関連の資格などほかにも必要な資格がいくつかありますが、入社後に取得することも企業によっては可能です。普通自動車免許が必須となる場合もあります。

海やレジャー用船舶に関する知識はもちろん、協力して業務を行うためのコミュニケーション能力や接客力が必要です。釣りに役立つ情報などを積極的に知ろうとする主体性や、それを楽しくお客様に伝えるユーモア力も大切です。

マリーナは複合施設としての側面もあります。レストランやショップ、宿泊施設、プールやマンションが併設している場所もあり、日本国内では一定の基準を満たしたマリーナを「海の駅」や「フィッシャリーナ」と呼ぶこともあります。海やマリンスポーツが好きなお客様のため全国各地の港にマリーナがあり、その土地土地の魅力を提供しているのです。朝夕移り変わる海の光景をいつも近くに見ながら、潮風を感じて一日を過ごす。マリーナスタッフは海の側で海と共に来訪客を歓迎し、楽しさを伝える仕事なのです。

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登山の拠点『山小屋スタッフ』の仕事

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山の景色に溶け込む

山小屋スタッフは、登山客が宿泊や避難をする「山小屋」で管理人として働く仕事です。受付や客室清掃、調理などの宿泊客対応をはじめとして、小屋の屋根や外壁、発電器、水道設備などの保守・整備を行います。ほかにも登山道の整備や遭難救助対応、ヘリコプターからの荷受け・荷揚げ、売店業務など山小屋で起こるすべての業務を行います。

山小屋は期間を限定して営業している場所があり、就業場所によっては雪の少ない5月から11月ごろ、7月と8月のみの業務となる場合もあります。四季を通して入山と宿泊が多い山では、通年営業を行っていることもあります。

物が壊れても修理業者を呼ぶことはできないため、建物を修繕したり機械を修理したりするスキルが必要です。登山知識や調理・清掃スキルはもちろんのこと、過酷な環境の山で住み込みの生活をするため心身が健康であることや、ストレス耐性、体力や筋力、スタッフと円滑に協力するためのコミュニケーション能力やチームワーク力、接客力と柔軟性も大切です。山岳救助のスキルも必要となることがあります。

近年はWiFi環境が整っていたりクレジットカードが利用できたりと、ITを取り入れる山小屋も出てきています。雑魚寝のほかにも個室が選択できたり、食品の輸送や保管技術の進歩により生鮮食品が食べられたり、山小屋の環境は進化を続けています。しかし一歩外に出るとそこは雄大な山の中。山はいくら技術が進歩しても大きく、美しく、苛烈な残酷さも持っています。山小屋スタッフはそんな山に暮らし、登山客を暖かく迎え安全と安心を提供する仕事なのです。

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山の絶景をカメラに収める『山岳カメラマン』の仕事

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雄大で幻想的な山の景色

山岳カメラマンは、山での撮影を得意分野とするカメラマンです。映像と写真、両方に特化した職業があり、写真を撮影する職業は山岳フォトグラファーや山岳写真家ともよばれます。登山のための諸準備や登山中の撮影はもちろん、講演会に登壇したり執筆活動をすることもあります。高山での撮影だけでなく、低山を専門とする場合もあります。

専門学校や大学、著名なカメラマンに弟子入りをして写真に関する知識を学び、フリーランスや、テレビ局など報道機関、アウトドアショップなどに所属し就業をします。必要な資格はとくにありませんが、山中で撮影を行うために登山や山に関する知識、体力や筋力、自己管理能力、ストレス耐性が必須です。作品を出版社に売り込む場合は、企画力や実行力、プレゼンテーション能力も必要です。関係者と人脈をつなぐ人脈構築力やコミュニケーション能力、チームワーク力も大切でしょう。

ときにエベレストなどの最高峰の山に挑戦し、世界でも限られた人にしか見られない光景を納めることもある山岳カメラマン。平地よりもはるかに薄い酸素の中で、雲よりも高い空と山脈を撮影します。近年はドローンを用いた空撮で、今までに見たことがない映像もカメラに収められるようになりました。撮影班が命綱を着けて断崖を登る俯瞰図や、山頂より高い位置からのパノラマ写真など、山岳写真の可能性はIT技術により広がり続けています。さまざまな困難を乗り越えた先で山岳カメラマンが収める圧巻の光景は、世界中の多くの人々に感動をあたえる作品となるのです。

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アウトドアを楽しむ人を支える『山岳救助隊』の仕事

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救助要請に駆けつける

山岳救助隊は、山中で怪我や遭難などのトラブルに見舞われた人の救助をする職業です。山の環境調査や山火事の防止、救助のトレーニングを行い、管轄地域の山で救助申請があり次第救助活動に向かい、救助対象者を発見し搬送を行います。

消防署や消防本部に所属し勤務を行います。警察に所属する場合は、山岳警備隊となることもあります。遭難・救助、登山と山に関する十分な知識が必須です。山岳警備隊や自衛隊など多くの救助関係者と協力して救助を行うためのコミュニケーション能力、役割認識力、体力や筋力、ストレス耐性も大切です。

山でのアウトドアアクティビティは滑落や遭難、熱中症、体力消耗、怪我、危険生物との遭遇などさまざまな危険があります。高山病などの高山特有のリスクはありますが、低山にリスクがないということはなく、一歩足を踏み入れればどのような山でも山は山、常にあらゆる危険が想定されます。山岳救助隊は、山でのアウトドアを楽しむ人々を支える仕事なのです。

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【まとめ】訪れる人々と“大好き”を共有するアウトドア・レジャーの仕事

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長い道のりの先にある

新型コロナウイルスの影響による外出自粛の波を受け、アウトドア・レジャー業界は急激な変化に対応せざるを得ませんでした。感染防止対策や休業・時間短縮営業など、多くの工夫をしつつ今も様々な企業や団体が業務を行なっています。

日々の疲れを癒したり、楽しい気持ちになれるアウトドア・レジャー。私たち利用者が何気なく遊びに行けていた日常は、当たり前のものではなかったのです。少し考えればわかることではあったのですが、実際に行けなくなってはじめて、楽しかったあの場所がいかにたくさんの人々の仕事があってこそ成り立っていたのかを実感します。

アウトドア・レジャー業界は、時代と共に発展・拡大をしています。モノ の消費が娯楽であった時代から、コト(体験)の娯楽にニーズが移行している現代。SDGsの推進、地方創生、密を避ける新型コロナウイルスの感染防止の観点など、アウトドア・レジャーに関わる仕事はこれから先の社会においてより一層必要とされ、成長を続けていくでしょう

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「職業ナビ」は、あなたの職の可能性をひろげる職業情報サイトです。今回ご紹介した職業以外にも情報や娯楽を届ける職業や様々な業界、業種の職業をご紹介しています。多くの職業を知ることは、自分のキャリア選択に活かせるだけでなく、周囲の方々への理解を深めるきっかけにもなります。

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