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伊藤祐介

伊藤祐介

「世の中に届ける情報は自分の目と耳で確かめたものだけ』をモットーに、取材と撮影をベースにした執筆を続けています。サラリーマン経験が長く、ビジネス系のコンテンツ制作が主戦場。それでも最近はグルメ本の制作、動画制作など幅を広げています。

2021年9月3日

医療・ヘルスケア業界にはどんな仕事がある?「人間の心と体を守る」医療・ヘルスケアの職業7選

医療・ヘルスケアの仕事職業紹介タイトルイメージ

医療・ヘルスケア業界の仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。超高齢化社会を迎えた現在の日本では、労働人口の増加に向けて、健康寿命の延伸や健康経営など医療・ヘルスケア分野で活躍する人材へのニーズが高まっています。他人の命に関わることもある大変な仕事である一方で、やりがいのある仕事ばかり。今回は、医療・ヘルスケア業界の仕事を7つ紹介していきます。

この記事のポイント
  • ①日本における医療の歴史と西洋医学。新型コロナウイルスによる医療従事者への注目度の高まりと、将来性について
  • ②「内科医」「外科医」「看護師」「臨床心理士」「医療ソーシャルワーカー」「検疫官」「医薬品開発者」医療・ヘルスケア業界の7つの仕事紹介
  • ③ 人の命に関わることもある医療・ヘルスケア業界の仕事。大きな責任と同じだけ、やりがいもある。テクノロジーがどれだけ進化しても、治療すべき病気がある限り必要とされ続ける

医療・ヘルスケア業界の仕事医療の歴史と、多様化する医療分野の専門家

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最前線で奮闘する医療従事者たち

日本では、古代の時代から医療の役割は大きいのものでした。とくに「首長」には医療の技術が求められていましたが、治療が成功しなければ権威に悪影響を与えたことから、首長とは別に「医者」という役割が誕生したと言われています。

飛鳥時代になると、中国で発展した東洋医学が日本へと伝わり、試験に合格した者が官医として活躍しました。

室町時代に、ようやく西洋医学が日本へ伝わって来ました。江戸時代に入ると、杉田玄白らが「解体新書」を出版したことで、西洋医学は日本で急速に広まっていきます。

新型コロナウイルスと医療分野で働く人々

日本を代表する医者の一人に、野口英世がいます。細菌学者の野口英世は、子供の頃に火傷した左手を医者が手術してくれたことに感激し、「将来は医療分野に進もう」と決心したそうです。

近年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延するなか、医者や看護師など医療分野で働く人達の奮闘ぶりがメディアで伝えられています

子供時代の野口英夫のように、「将来は医療分野に進みたい」と考える人も増えるのではないでしょうか。

しかし、医療分野の仕事といっても、そこには医者や看護師、医薬品開発者などさまざまな専門家がいます。ここからは、医療・ヘルスケア分野の仕事7つを選定し、その特長を紹介していきます。

医療・ヘルスケア業界の仕事『内科医』の仕事

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幅広い知識を求められるのが内科医の仕事

「医者」と聞いて多くの人が真っ先に思い出す姿は、街中の病院で働く姿ではないでしょうか。

風邪をひいたり、呼吸が苦しい時などに病院で診察してくれるその医者を「内科医」と呼びます。身体の内側の不調を診るため、眼科医や歯科医を内科医とは呼びません。

内科医になるためには、大学を卒業して医師の国家試験に合格し、医療機関で研修医として経験を積まなければなりません。その期間中に自分の専門性に磨きをかけます。

内科医の専門とは、循環器内科や消化器内科、呼吸器内科、脳神経内科など多岐に渡ります。将来、開業医として独立した時には、専門分野が一つの強みになる一方で、様々な症状をもった患者が来院するため、全般的な知識が必要となります。内科医の実務能力については、職業ナビでも紹介しているのであわせてご覧ください。

最近は、専門を絞り過ぎず病気全般の治療にあたることを志す総合内科という分野もあります。お年寄りの患者は複数の病気を抱えていることもあるため、総合的に診ることのできる内科医の需要がますます高まっているようです。

医療・ヘルスケア業界の仕事『外科医』の仕事

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ゴットハンドとも称される外科医は技術職

漫画やドラマ、映画で題材に取り上げられやすい医者といえば「外科医」ではないでしょうか。外科医の仕事内容については、職業ナビで紹介していますのであわせてご覧ください。

古くは手塚治虫の漫画「ブラックジャック」にはじまり、「白い巨塔」「ドクターX」「A LIFE」など、人気作が多くあります。そんな外科医には、脳神経外科や心臓血管外科、消化器外科、整形外科など様々な専門があります

外科医は、手術で治療にあたることが多いため、「手先が器用でなくてはならない」と言われています。また、1回の手術が10時間に及ぶこともあり、集中力も求められます。命に直結する重症患者を目の前にして、タフな精神力も必要でしょう。

外科医の行う手術は、一人で執刀できるものではなく、麻酔科医や看護師たちとうまく連携しながら行われます。チームを率いるリーダーシップも重要でしょう。

医療・ヘルスケア業界の仕事『看護師』の仕事

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患者に寄り添い、とても感謝される看護師の仕事

医療チームの一員として患者さんを手助けするのが「看護師」の役割です看護師の仕事内容については職業ナビでも紹介していますので、あわせてご覧ください。

看護師国家試験に合格し、看護師免許を取得してはじめて看護師を名乗ることができます。似たような職種として「准看護士」が挙げられます。

看護師と准看護士で行う仕事内容に大きな違いはありませんが、准看護師が都道府県で認可される職種であるのに対して看護師は国家資格です。

看護師は、病院に入院した患者が退院する時にとても感謝される仕事のひとつです。その理由は、血圧を測ったり、体温を測ったり、脈拍を測ったりと、看護師が患者さんと多くの接点をもつからではないでしょうか。

とても責任の重い仕事でもあります。医師からの指示により、患者に対して点滴を行うのも看護師の役割ですが、指示どおりに点滴をしなかったり、点滴の刺入部位を腫らせてしまったりすると、患者の命に関わる重大なミスにつながるからです。

しかし誰かがやらなければならない仕事であり、責任ある立場を「やりがい」と感じることができれば、高いモチベーションで仕事することができるでしょう。

医療・ヘルスケア業界の仕事『臨床心理士』の仕事

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心の病を治療する臨床心理士の活躍するフィールドが広がっている

職場では、働き過ぎや人間関係などに疲れて心を病んでしまう人が増えています。そうした心の問題を解決する職種が「臨床心理士」です。

昨今、注目されているのが労働分野で活躍する臨床心理士。パワハラやセクハラをはじめ、職場の人間関係に悩む上司の相談にのることもあります。

本人が不利益を被ることのないよう最大限の配慮をしながら会社組織の問題を解決する、とてもやりがいのある仕事といえるでしょう。

司法分野で活躍する臨床心理士もいます。たとえば、家庭裁判所では事件の調査官として関与したり、鑑別所では少年ごとの適切な処遇を検討したり、刑務所では受刑者に対してカウンセリングをしたりします。

警察においては、非行少年の相談にのったり、犯罪被害者の心のケアをしたりもします。

臨床心理士は医者ではありません。臨床心理士になるためには、日本臨床心理士資格検定協会の実施する試験に合格する必要があります。

その試験を受験するためにも受験資格を満たす必要があり、主な受験資格は、指定の大学院を修了したり、臨床心理士を養成する専門職大学院を修了したりすることです。医師免許取得者で心理臨床経験が2年以上ある医者にも受験資格があります。

臨床心理士のスキルについては、職業ナビで紹介していますのであわせてご覧ください。

医療・ヘルスケア業界の仕事『医療ソーシャルワーカー』の仕事

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親身になって患者の悩みに答える医療ソーシャルワーカー

病気になると治療費用の問題や病気に対する不安などで落ち込む患者も多くいます。また、患者の家族にも経済面や心理面での負担が重くのしかかることも。

そうした患者やその家族を社会福祉の立場からサポートする役割を担うのが「医療ソーシャルワーカー」です医療ソーシャルワーカーの仕事内容については、職業ナビでも紹介しています。

医療ソーシャルワーカーのニーズが最も高い場面は、患者が退院する時です。退院後のリハビリや在宅復帰支援などについて患者から相談を受けることが多くあるからでしょう。

「家族に迷惑をかけるのが心苦しい」といった方の相談にのることも。解決する手段は、各種施設や自治体と連携をしながら最適解をみつけることです。

「医療ソーシャルワーカー」という特定の資格があるわけではなく、国家資格である社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持つ人が医療ソーシャルワーカーとして活躍できます。

社会的にニーズの高まっている職種ですが、医療現場で活躍している医療ソーシャルワーカーはまだまだ少ないのが実情です。

医療・ヘルスケア業界の仕事『検疫官』の仕事

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感染症の拡大を水際で防ぐ検疫官

検疫官は、国外からの渡航や運搬の窓口である港湾や空港など厚生労働省が管轄している検疫所で活躍する仕事です。

検疫法に基づき、SARSやエボラ出血熱、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などが外国から日本国内に持ち込まれるのを防ぐ役割を担っています。

感染症に対する検疫業務や健康相談業務、海外へ渡航する人に対して予防接種を行ったりもします。

昨今では、検疫官の働く姿をテレビなどの映像で見たことのある人も多いのではないでしょうか。空港でサーモグラフィーを用いて乗客の体温をチェックしている人たちが検疫官です。

飛行機や船に乗り込んで、ネズミや蚊などの媒介動物や、輸入禁止の食物を持ち込んでいないかなどを検査することもあります。検疫官の仕事内容については、職業ナビでも紹介しています。

検疫官は国家公務員です。医師や看護師の資格を持っている人だけが検疫官になることができます。検疫官として活躍するには、感染症を水際で防ぐといった責任感や、怪しいことを見分ける洞察力が必要になるでしょう。

医療・ヘルスケア業界の仕事『医薬品開発者』の仕事

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スピードも求められる医薬品開発者

ワクチンをはじめとした新薬の開発に取り組んでいるのが「医薬品開発者」です。製薬会社の研究職として働き、10年以上の年月をかけて1つの薬を開発するといった、長期間に渡るプロジェクトに従事します。

ベンチャー企業で新しい薬の開発に情熱を傾ける人もいます。いずれにしても、人の命を救う、とてもやりがいのある仕事といえるでしょう。医薬品開発者として活躍したいのであれば、薬学や化学を学んでおきましょう。

その中でも人間の体内にある酵素や抗体、ホルモンなどを応用して作られる「バイオ医薬品」は、とても注目を集めています。

ワクチンや抗体医薬品、細胞性医薬品などの種類があり、遺伝子組み換え技術を用いて作られたヒトインスリンはよく知られています。開発者には遺伝子工学や細胞工学など、最先端の医療技術や知識も求められるでしょう。

医薬品開発者のスキルについては、職業ナビでも紹介していますので、あわせてご覧ください。

【まとめ】人にしか担えない、医療・ヘルスケアの仕事

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人から感謝されることの多い医療分野の職業

医療・ヘルスケア分野で働く人の多くに共通して言えることは、人の命に関わることもある重要な任務を担っているということ

内科医や外科医だけでなく、検疫官も医薬品開発者も同様です。責任の重い仕事である一方で、大きなやりがいのある仕事ともいえるでしょう。

少子高齢化が進み、AIやロボティスクなどが発達すると、世の中で必要とされる職業にも変化が訪れます。

医療・ヘルスケア業界においても、担い手が人以外に置き換えられる職業が出てくるかもしれません。しかし今回紹介した職業は、人間による高度な判断が必要であったり、コミュニケーション力が求められたりと、人にしか担えない部分が多い職業だといえます。

新型コロナウィルス感染症への対応でもわかったように、最新のテクノロジーを駆使しても治療不可能な病気が今後も発生する可能性は大いに考えられます。

そんな時に最前線で対応する医療・ヘルスケア関連の仕事は、これからより重要になって行くのではないでしょうか。

人々の生活になくてはならない職業については、エッセンシャルワーカーの仕事とは?あらゆる業界にある“日常生活になくてはならない職業”7選の記事でも紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。


約500の仕事を掲載中!職の可能性をひろげる「職業ナビ」

「職業ナビ」は、あなたの職の可能性をひろげる職業情報サイトです。今回ご紹介した職業以外にも様々な業界、業種の職業をご紹介しています。多くの職業を知ることは、自分のキャリア選択に活かせるだけでなく、周囲の方々への理解を深めるきっかけにもなります。

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