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みよたかこ

みよたかこ

人材業界で10年以上働いた経験を持つ、就職氷河期世代のライター。翻訳書出版の実績もある。現在の執筆テーマは、社会人のキャリアやスキルアップ、女性の生き方など。趣味は飲酒しながらの料理。

2021年11月16日

ロールモデルの意味と活用方法。将来のキャリアを実現するために必要な理由

ロールモデルの意味と活用方法タイトルイメージ

ロールモデルがいると自分の将来像が考えやすくなり、望むキャリアの実現に向けて行動しやすくなります。キャリアの歩み方が多様になっているいまの時代、ロールモデルの重要性は増しているのです。ロールモデルはどのような意味があり、どう活用するといいのでしょうか。詳しくご紹介します。

ロールモデルとは?どんな意味がある?

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羅針盤のような存在

キャリアを重ねるうえでお手本となる人をロールモデルといいます。1940年代にアメリカの社会学者ロバート・K・マートン氏によって定義された言葉です。

ロールモデルは仕事におけるお手本という意味でよく用いられますが、女性はプライベートも含めた人生設計のロールモデルを探す傾向にあります。結婚、出産、育児といったライフイベントによる仕事への影響もふまえてキャリアを考える人が多いからだと思われます。

ロールモデルはなぜ必要?

お手本にしたい人がいると将来の目標ができるだけでなく、いまの仕事への意味づけもしやすくなるメリットがあります。仕事において具体的にどのような行動をし、どのような努力をすればいいのか考えやすくなるのです。目指す将来の姿が明確になり、毎日を前向きに過ごす原動力にもなります。

逆に今後のキャリア像がないといまの仕事への意味づけがしにくく、モチベーションが保てなかったり不安が募ったりしがちです。

仕事のモチベーションについては「仕事のモチベーションの上げ方は? モチベーションが高い人の特徴と向上させる方法」でも解説していますので、参考にしてみてください。

実は会社にとってもメリットがある

私たちがロールモデルを見つけると、雇用主である会社にもメリットがあります。社員が自社でのキャリアの築き方を考えるようになるので、会社にとっては長期的に活躍してくれる見込みが持てるのです。

また、後輩社員がロールモデルの先輩社員に頼んで仕事を教えてもらう機会も増えるかもしれません。こうした社員同士の交流が盛んになることも期待されます。

ロールモデルの見つけ方とは

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会社に先輩はたくさんいるけれど……

ロールモデルにしたい人に出会っていない人は、「どうやって見つけるの?」「本当に見つかるの?」と疑問や不安に思うこともあるでしょう。

ロールモデルを見つけなければいけない、と思い悩む必要はありません。まずは軽い気持ちで考えていいのです。

最初は憧れる気持ちから

ロールモデルを見つけることは、「この先輩、かっこいいな」「この女優さんのようになりたいな」といった憧れの気持ちから始まるものです。

漠然とした憧れが続くにつれて「この人のような仕事をしたい」「この人のような人生を歩みたい」という目標に変わっていきます。憧れる気持ちが目標に変わったと感じたら、その人があなたのロールモデルかもしれません。

憧れる人さえも見つからない場合は、「こんな仕事ぶりをしたい人は?」と聞かれて思い浮かぶ人を考えてみてはいかがでしょうか。身近な先輩や有名人をまず思い浮かべると思います。

ロールモデルは漫画やドラマの登場人物でもいいのですが、実在する人のほうが具体的な目標にしやすいでしょう。

どんな人をロールモデルにするといい?

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身近な人を思い浮かべてみて

20代の社会人がロールモデルを見つけるなら、その仕事ぶりを直接見ている身近な人が望ましいでしょう。有名人をロールモデルにするのもいいのですが、ロールモデルに近づくためにどう行動すればいいのかイメージしにくいという欠点があります。

プライベートも含めた人生設計におけるロールモデルを探すなら、30代の先輩がいいかもしれません。女性のライフスタイルの変化が起きやすいのは30代なので、仕事と家庭の両立という意味でも参考になるでしょう。

ロールモデルは1人でなくともいい

ビジネスパーソンを取り巻く変化が激しく、キャリアの歩み方が十人十色であるいまの時代は、ロールモデルを1人にするのは難しいのが現実です。1人のロールモデルを見つけようとすると、逆に見つからなくて悩んでしまう可能性もあります。

例えば、

  • いまの仕事ではAさん
  • 10年後までのキャリアを考えるならBさん
  • 仕事とプライベートの両立であればCさん

といったように、複数のロールモデルを見つけるのが現実的です。

ロールモデルをどう活用する?

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頭の整理のために、書き出してみるといいですね

ロールモデルを見つけたら、その人に近づくためにどのような行動をすればいいのでしょうか。ロールモデルの活用方法をご紹介します。

どのような点をお手本にしたいかを考える

ロールモデルのどのようなところをお手本にしたいのか、具体的に考えてみましょう。いまの仕事におけるロールモデルであれば、

  • 顧客や社内関係者とのコミュニケーションの仕方
  • 資料やメールなどのアウトプット
  • 新しい仕事に次々チャレンジする姿勢

など、さまざまな観点で考えられます。このように具体的に考えると、自分がどのような行動をすればロールモデルに近づけるかがイメージしやすくなります。

あるいは今後のキャリア形成におけるロールモデルであれば、

  • 営業部門を経てマーケティング部門に異動したロールモデルの「現場をしっかり理解してから本社部門で戦略を考える仕事に携わるキャリアを実現した点」をお手本にしたい
  • 勉強して資格取得し、違う職種に就いたロールモデルの「スキルアップしてキャリアを実現する点」をお手本にしたい
  • 子どもの妊娠・出産をきっかけに転職したロールモデルの「家族との時間もじゅうぶんに取るために、自分の裁量で仕事ができる環境を選んだ点」をお手本にしたい

といった内容が挙げられます。

ロールモデルのまねをできそうな所を考える

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ロールモデルに近づく第一歩

次に、できそうなことからロールモデルのまねをしてみましょう。仕事におけるコミュニケーションひとつでも、生活パターンでも構いません。

ロールモデルの活用方法の第一歩としては、まねるだけでいいのです。「学ぶ」の語源は「真似(まね)ぶ」という説もあるくらいですので、まねているうちに自分がロールモデルに近づいている実感を持てるでしょう。

スキル面で足りない点を補う

ロールモデルをまねて行動していると、自分がスキル面で足りない点に気づき始めます。まねるときにうまくいかないことが浮き彫りになってくるのです。その足りない点を補うためにスキルアップしていきましょう。これもロールモデルの活用方法のひとつです。

自分のスキル不足を感じても、不安になる必要はありません。ロールモデルを見つけ、その人を参考に行動したからこそ気づけたのですから、むしろ成長している証拠です。

まとめ:将来のキャリアを実現するために、ロールモデルを上手に活用しよう

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ロールモデルをお手本に、まず行動!

会社によっては「メンター制度」を導入し、メンターとなる先輩を会社側が指定して一緒に仕事をする場合もあります。

ですが、自らロールモデルを設定するほうが将来どういう人生を歩みたいか、そのためにいま何をすべきかを主体的に考えられます。

もし、ロールモデルを身近に見つけられないという場合は、「ロールモデルから考える女性のキャリア。「なりたい人」が周囲に居ない時、転職する?自分でつくる?」でも解説していますので、参考にしてみてください。

ロールモデルを上手に活用して、納得のいくキャリア形成に役立ててください。

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