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野下わかな

野下わかな

大学卒業後、女性向け月刊誌の編集者として勤務。その後、ママ向けWEBメディアのディレクターとして、動画コンテンツ制作や、記事サイトの立ち上げを担当。現在は、フリーランスの編集者・ライターとして活動。キャリアや生き方にまつわるインタビュー記事が大好物。心理学やコーチング資格についても勉強中。

2021年11月18日

女性が抱える職場の悩み。人間関係、給与、キャリアプラン、どう解決する?

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女性が職場で抱える悩みは、複雑で解決が難しいものが多くあります。職場内では解決が難しく、転職を考えている方もいるのではないでしょうか。今回はあなたが転職を選択する前に、「人間関係がうまくいかない」「給与に納得いかない」「キャリアプランが描けない」など、女性が職場でとくにぶつかりやすい課題について、その解決法を考えます。

この記事のポイント
  • ①9割近くの女性が職場で人間関係の悩みを抱えている。上司や、先輩・同僚ごとの解決法を紹介。ハラスメントの可能性も否定せず、周囲の力も借りて解決を目指そう
  • ②給与に悩みがあるなら、転職や副業を視野にキャリアの見直しを行おう。また、キャリアプランに悩みがあるなら、社内制度を確認したり、社内外にロールモデルを探してみよう
  • ③冷静に、今の職場でできることを判断しよう。さまざまな方法で解決の糸口を探し、どうしても無理なら転職も。あなたにとって心地いい働き方を見つけよう

女性が抱える職場の悩み①人間関係

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職場でのコミュニケーションは避けて通れない

エン・ジャパンが女性499名に行ったアンケートでは、「職場の人間関係で悩んだことはありますか?」という質問で、86%が「ある」と答えました。

この結果から、9割近くの女性が職場で人間関係の悩みを抱えていることがわかります。

また、悩んでいる相手の割合としては、

  • 上司 – 46%
  • 先輩 – 24%
  • 同僚 – 23%

でした。相手によってどう向き合えば、より円滑なコミュニケーションを取ることができるのでしょうか。

女性が抱える職場の悩み①人間関係上司に苦手意識がある人はどうする?

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まずは成果へのコミットに集中しよう

上司との関係は、仕事の評価に直結します。しかし、多くの人がなんとなく噛み合わなかったり、自分だけ正当に評価されていないように感じたりしたことがあるのではないでしょうか。

上司に苦手意識がある場合の対策①結果を出すことに集中する

「きっと嫌われている」という意識で上司と対峙しても、ますます萎縮して発言できない悪循環に陥ってしまいます。

たとえ上司が不機嫌だったとしても、それはほかの業務や体調不良、家庭の事情などが原因かもしれません。

不確定要素からあれこれ思案するより、一旦そうした意識は脇に置いて、結果を出すことに集中しましょう。目標に対する貢献が、上司の信頼を得るきっかけとなるはずです。

上司に苦手意識がある場合の対策②上司の視座に立つ

普段から自分の一つ上にあたる役職の上司になったつもりで仕事をしてみましょう。

「上司ならどう考えて動くだろう」という俯瞰した視点で考えると、チームの潜在的な課題や必要なアクションプランが見えてきます。

また、依頼された業務の意図を深く理解できると、アウトプットの質も変わるはず。上司の視座により近づくことで、意見を求められる機会も増えて今後のステップアップにつながる仕事を任せてもらえるかもしれません。

女性が抱える職場の悩み①人間関係先輩・同僚との付き合いに苦手意識がある人はどうする?

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自分が無理をしない関係が大切

先輩や同僚との関係では、ときに噂話に巻き込まれたり、マウンティングをされたり、さまざまなストレスが生じることもあるでしょう。無理のない関係性を築けるといいですね。

先輩・同僚に苦手意識がある場合の対策①ネガティブな会話に参加しない

先輩や同僚と噂話や悪口で盛り上がる場面があるかもしれません。そんなときは、話を肯定せずに受け流すか、自分から別の話題を提供してみましょう。

難しい場合は、トイレに行くなどさりげなくその場を離れる方法も有効です。また適度な距離は保ちつつ、普段からきちんと目を見て笑顔で挨拶するなど、気持ちの良いコミュニケーションを心がけておくこともポイントです。

先輩・同僚に苦手意識がある場合の対策②信頼できる味方を一人作る

心のバランスを保つためには、一人で悩みを抱え込まないことが大切です。何気ない会話ができたり本音を吐き出せたり、心理的な安全性が確保できる存在を見つけましょう

社内にいなければ、友人や家族でもかまいません。たくさんの人に自己開示をする必要はないので、自分の内面を見せる相手とそうでない相手を分けて、自分の心を守りましょう。

先輩・同僚に苦手意識がある場合の対策③それはハラスメントかも!?

日々職場で悩んでいることは、ハラスメントの可能性もあります。

  • 職場で権力のある人から心身に攻撃を受ける「パワーハラスメント
  • 性的な言動で不快感を与えられる「セクシャルハラスメント
  • 妊娠・出産によって嫌がらせを受ける「マタニティハラスメント

少しでも思い当たることがあれば、厚生労働省が情報提供している「あかるい職場応援団」※1 のチェックリストを見てみましょう。

万が一にもハラスメントを受けているのであれば、いつ・どこで・誰が・何を・何のために行ったのかを記録しておき、上司や人事担当者、上記サイト内の窓口に相談しましょう

ハラスメントをしている本人が自身の行為に気づいていない場合は、我慢しているうちにエスカレートする可能性も。周囲の力を借りて解決しましょう。

女性が抱える職場の悩み②給与

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給与はモチベーションにも関わる切実な要素

任されている仕事に対して、待遇が見合っていない現状に悩む女性もいるのではないでしょうか。

かつては男女間の給与格差が中心でしたが、女性の社会進出が進む近年では、職種や雇用形態による格差も生じています。

職種や雇用形態で給与に差があると感じる場合の対策

たとえば、一般職として入社したところ、仕事の量や質はほぼ同じである総合職と比べて給与に大きな差があるケースも見受けられます。正社員と契約社員、営業職と事務職の間でも同様のお悩みが見られるようです。

転職を視野に入れてスキルを補強する
仕事内容に対して給与が適性でない場合は、今いる職場でポジションや待遇の見直しを交渉できればベストです。

見込みがないなら、職場を変えることも視野に入れましょう。今すぐに転職しない場合も自分のスキルの棚卸しを行い、補強すべきスキルがあれば、セミナーへの参加や資格の取得など積極的に動いてみましょう。

副業を小さく始めてみる
副業にチャレンジするのも選択肢の一つです。毎月数万円の収益でも自分のスキルをいかして小さく続けていけば、スキルアップにもつながるはず

収入源をほかにも確保しておくことは、いざとなったら会社に依存しなくても済むという心のゆとりにもなります。

女性が抱える職場の悩み③キャリアプラン

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人生の優先順位を踏まえて考えよう

目前の仕事を懸命にがんばってきたけれど、ふと立ち止まると今の職場で将来のキャリアプランが描けない……そう感じる女性もいるのではないでしょうか。

まずは自分が今後どのような働き方や暮らし方を理想とするのかを思い描いてみましょう。そのうえで、今の職場で実現できるかどうかを考える必要があります。

結婚・出産との両立ができなさそうと感じる場合の対策

国連のSDGs(持続可能な開発目標)で掲げられた17の目標の一つには、「ジェンダー平等の実現」があります。一方、いまだ日本では結婚や出産を機に、キャリアをあきらめざるを得ない女性がいるのも事実です。

社内制度を確認をする
産休・育休制度や短時間勤務制度、所定外労働の制限など、実際の職場ではどの程度適用されているのかを確認しておきましょう。

また、転勤や出張が多い業務であれば部署移動が可能なのか、上司や人事担当者に聞いておくことも必要です。制度や環境を整える姿勢が見られない場合は、結婚や出産などの計画に合わせて早い段階で転職を検討しましょう。

家事分担やアウトソーシングをする
家庭と仕事の両立は、職場環境のほかにパートナー間での協力が必須。それぞれができる範囲の役割分担について、パートナーと率直に話す機会を設けておきましょう。

掃除家電や家事代行のサービスの活用も広がっています。自分たちだけですべてを完璧にこなそうとせず、周囲の手を借りることで、仕事に注げる時間や心の余裕を確保するようにしましょう。

女性が抱える職場の悩み③キャリアプラン職場に女性管理職のロールモデルがいない

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完璧なロールモデルは存在しない

内閣府男女共同参画局は、「2020年代の可能な限り早期に指導的地位に占める女性の割合が30%程度」となるよう目指していますが、日本では14.8%と低い割合です(2019年時点)。

将来は女性管理職として活躍したくても、職場に手本が少ないのが現状です。

ロールモデルがいない場合の対策①社内外問わず理想とする人を探す

職場で完璧なロールモデルを見つけることにこだわらず、社内外の人に目を向けることが大切です。まずは社内外の人と幅広く交流することから始めましょう。

ロールモデルは一人に絞らず、「プロジェクト推進の手腕はAさんから」「マネジメントのスキルはBさんから」「家庭との両立の仕方はCさんから」など、学べる所を組み合わせながら進み方を考えましょう。

ロールモデルがいない場合の対策②キャリアパスの相談をする

キャリアに対する展望や不安は、上司や人事担当者に一度相談しましょう。いずれは組織をリードし貢献していきたいという本人の意志が伝われば、キャリアパスや制度を整えてくれるかもしれません

可能性が低ければ、女性の活躍推進を掲げている会社への転職も考えてみましょう。

女性が働きやすい職場については、働く女性が活躍できる会社を増やすには?働きやすい会社を増やすために個人ができること3つの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

【まとめ】女性の職場の悩みは複雑。今の職場でできることを見極めよう

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まずは周囲に課題を伝えることで状況は動き出す

人間関係、給与・待遇、キャリアプランーー女性が職場で働くなかで抱えるお悩みは複雑です。現状についてあきらめる前に、まずは今の職場でできることと、できないことをしっかり見極めるのが肝心です。

自分の捉え方を変えてみる、上司や人事担当者と話し合う、家族のサポートを仰ぐ、さまざまな方法を試してみましょう。

一人で抱え込まず、まずはアクションを起こしてみることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。どうしても状況が改善しなければ、無理にその環境で消耗せずに職場を変えるのも前向きな一歩です。

一つひとつ不安要素をクリアにして、自分にとって心地いい働き方を見つけていきましょう。

ロールモデルから学ぶ!
女性がイキイキと働くためのコツとは?

働く女性を応援「働く女性のための働き方Tips」

仕事もプライベートも自分らしく!女性のための働き方Tips

※1 「ハラスメントで悩んでいる方」どんなハラスメントかチェック|あかるい職場応援団

出典 エン・ジャパン株式会社 女性に聞く「職場の人間関係」意識調査『エンウィメンズワーク』ユーザーアンケート 2019
出典 厚生労働省「あかるい職場応援団」
出典 内閣府男女共同参画局 第5次男女共同参画基本計画

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大学卒業後、女性向け月刊誌の編集者として勤務。その後、ママ向けWEBメディアのディレクターとして、動画コンテンツ制作や、記事サイトの立ち上げを担当。現在は、フリーランスの編集者・ライターとして活動。キャリアや生き方にまつわるインタビュー記事が大好物。心理学やコーチング資格についても勉強中。

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