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ミスターJ

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ジョイキャリア中のヒト、新しいサービスやビジネスモデルに出会うと興奮を抑えきれずに記事を書いたり、インタビューに出たりと好き放題。とにかく仕事を楽しむこと、楽しい仕事をすること、新しい価値を生み出すことに情熱を注いでいる。「温泉ワーク」を研究中

2019年5月29日

公道でのレベル3の自動運転が可能となるのか?法改正により世界を追いかける!

運転ミスや暴走による事故が後を立たない自動車の運転だが、自動運転の実現が待たれる所だ。しかし、その実現には、自動運転やAIなどの技術開発だけでなく、法律や国際ルールの整備、自動車保険の整備、走行するインフラの整備、そして社会的なニーズなど様々な問題をクリアする必要がある。自動車先進国の日本だが、自動運転車に関する環境整備が世界に遅れている。そして、ここにきてようやく法整備に目処が立ったようだが、世界に追いつくには先はまだ長い。

レベル3の自動運転が可能となる法改正とは?

自動運転で移動も無駄なく過ごせる

自動運転車の開発が現実的になる中、その実現に向けて国の法整備も進んできた。日本経済新聞社によると、自動運転に必要な規定を盛り込んだ改正道路交通法が28日に衆院本会議で可決、成立したとの事だ。今回の改正では、自動運転を妨げていた道路交通法70条、71条の改正が含まれるようだ。

<道路交通法 第70条>
当該車両等のハンドル,ブレーキその他の装置を確実に操作し,かつ,道路,交通及び当該車両等の状況に応じ,他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない

<道路交通法 第71条>
携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置を通話のために使用し、又は当該自動車等に取り付けられ若しくは持ち込まれた画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと

今回の法改正では、レベル3の自動運転が可能になるといい、実現に向けて一歩進んだこととなる。レベル3は、特定の場所で全ての操作を自動化可能だが、緊急時には人間の運転に迅速に切り替え出来ることが条件となり、今回は主に高速道路での運転が中心となるようだ。

しかし、国内の法律がクリアされたとしても、日本が準拠している国際ルールであるジュネーブ交通条約では、まだレベル3の自動運転を認めておらず、国内の法改正を後ろ盾にこちらへの働きかけも強めて行きたい所だろう。

レベル3の自動運転が実現できれば、運転中に、テレビを見たり、スマホを操作することなどが可能となり、ドライバーには辛い渋滞も自動運転が実現すれば別のことをしながら乗り越える事などが可能となるだろう。

ただレベル3では、もしもの際に迅速に人間の運転に切り替える必要があるため、運転はせずとも常に注意を払い、交代できるよう備えておかなければならない。完全にリラックスとは行かないだろう。

自動運転車での覇権を取りたい日本

Googleの関連企業 Waymoによるレベル4の走行テスト

世界では、すでに自動運転車では特定の場所での運転を完全に自動化する事が可能となるレベル4の実現と生産が間近に迫っている。さらに、無人の完全自動化が可能となるレベル5に向けても動きが活発化してきている世界の中で、自動運転車で世界をリードしたい日本としても早々にレベル3を実用化しレベル4に向かいたい所だろう。

ドイツのハンブルクでは、2019年4月にフォルクスワーゲンが、レベル4の自動運転車の公道テストを開始している。Google関連のWaymoでも、米国内で16,000キロに及ぶ公道でのレベル4のテストをすでに実施し生産体制に入った。さらに中国でもダイムラーなどがレベル4のテストに関する許可を取得しているという。

このように、世界各地ではすでに公道でのテスト走行まで進んでいるのが実情だ。技術的には海外でのテストなどで実現可能かとか思うが、レベル3の本格的な公道での走行テストが未実施という国内の状況から、いかにして世界レベルに追いつくことが出来るのかが今後の課題となるだろう。

TOKYO2020を控え、技術的にも世界にその先進性をアピールしたい日本だが、あと1年で技術だけでなく、インフラ整備や社会的な受け入れ体制などどこまでが実現可能となるのだろうか?

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