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露木 めぐみ

露木 めぐみ

2013年よりライター活動を開始。主に、転職支援サイトの原稿、メルマガ執筆、新卒向けサイトの企業インタビューなどを担当。その後、音楽配信サービス会社で、LIVEレポやリリース情報、ラジオ番組情報などを担当し、2018年からフリーランスに。その他、女性誌でのコスメランキングなどの執筆経験あり。趣味は日本舞踊と野球観戦。

2018年10月2日

就活をもっと自由に!偽りの就活にNO! 自分らしさを打ち出そう!

大手ヘアケアブランドのパンテーンの広告が話題になっています。新聞の一面広告となっていたり、TVCMやネット広告で流れていたりしたので、目にした方も多いのではないでしょうか。 この広告では、女性にスポットを当て飛躍を後押しするとともに、日本の就職活動について考えるきっかけを提供しています。みなさんはこの広告をご覧になり、何を思いましたか?

世界的には異質な日本の就職活動

多くの学生が思っていながらも伝えられない就活の本音を詰め込んだ同広告ですが、もともと日本の就活形態は非常に珍しく、「画一的で没個性的」といわれる一因でもあります。

海外では就活期間が特に決められておらず、企業も年間を通して採用活動をしていますが、一方、日本は4月入学・3月卒業と学校の制度が大きく影響していることから、大学を3月に卒業し、4月から入社する流れが古くから定着しています。

また、3年次から就活を始めインターンを経験し、経団連が定めた「就活ルール」にそって始まる面接を受け、内定を得るというのが一般的な就活のパターンとなっており、「没個性」というのも、この中から生まれてきた「就活スタイル」といえるのではないでしょうか。

「就活スタイル」といえば、男性も女性も、髪型は黒髪で清潔感のある長さ、リクルートスーツと呼ばれる就活用のいでたちで説明会や面接に向かう・・・。

皆さんが「就活スタイル」といわれてパッと思い浮かべる姿は、ほぼ相違ないでしょう。これこそが没個性なのです!

多くの学生が自分を隠している現実

広告前面に展開されているモザイクアートは、就職活動時における髪型に関するアンケートコメントで構成されています。(細かいので目を凝らしてよく見てくださいね)

パンテーン“1,000人の就職活動のホンネ”調査 特設HP

“1000人の就職活動生のホンネ”広告画像

その中の一部をご紹介します。

「内定がほしかったから、似合わないひっつめ髪をしていました。」「みんな同じ髪型は変だと思いながら、自分だけ浮くのは嫌なので合わせていました。」「茶色の地毛を、黒に染めていました。」「ネットで探した量産型の髪型は、自分ではないみたいでした。」「丸顔がコンプレックスなのに、おでこを出して推奨される髪型にしていました。」

※P&G社、2018年9月当社調べ。就職活動時における髪型に関するアンケートより。2013年以降に新卒採⽤活動に参加した女性1044人の回答。

みなさん、今までの自分をいったん封印し、就活に挑んでいる様子が分かります。つまり、個性を消し自分を偽り、企業に受けがよさそうな姿を見せながら活動を続けてきました。それは、先輩社会人のほとんどが通って来た道でもあります。

ただ、このような就活も、いつか終わりを迎える時が来るかもしれません。この広告はその将来を予見する一つともいえます。

まだまだ一部に限られますが、紋切り型でどこを切っても同じような答えをする学生よりも、個性あふれる学生を採用したいと考えている企業もあります。

誰もが「右に同じ」の就活は、選考過程で「失点」はないかもしれませんが、個性が伝わることもありません。そしてなによりも、内定を得ることだけを目的に、本来の自分を隠し、企業に合わせ本音でない受け答えをする、その先にあるものはなんでしょうか。そしてそれはあなたにとって正しいことなのでしょうか?

自分を隠すのは誰のため?

「自分を偽るような就活をしている」と心当たりのある学生のみなさん、少し考え方を変えてみませんか?

自分を偽るような就活をしていませんか?

もちろん、常識は必要です。しかし、皆と同じようなスーツを着て、紋切り型の受け答えをすることは、あなたの本当の姿でしょうか?

就活を始める前の服装、髪型からあまりに変わってしまい、自分らしくないことに息苦しさを感じたり、落ち込んだり、悩んだりしていませんか?面接で自分らしくない優等生的な発言に終始していませんか?

もしそうだとしたら、そこから少し自分らしさを開放してみることをお勧めします。企業も、「サークル・アルバイト先でリーダー的立場だった」「尊敬する人は両親」という、ありきたりの答えよりも本当のあなたが見たいのです。

自分を偽り就活し、内定を得た先にあるものは何でしょう?入社後も「優等生キャラ」を演じ続けるのでしょうか?

自分を偽り続け頑張って就活しているにもかかわらず内定が得られていないのなら・・・。

もしかしたら、偽りの自分があなたの本当の良さを封じ込めてしまっていて、それが企業に伝わり結果につながっていないのかもしれませんね。

就活は誰のためなのか、誰のために頑張っているのか?

多くの人は自分の将来のためだと思います。企業のために頑張っているわけではないですよね?

そうだとしたら、偽るのがあなたのためになっていないのであれば・・・、普段の自分をもっと見せること、伝えることを意識した方があなたらしくあることができ、就活に後悔することもないのではないでしょうか?

周囲の影響を考えない個性は「身勝手」

ただ、自分らしくといっても限度があります。Tシャツ短パン、ボサボサの髪、サンダルでの企業訪問を推奨するわけではありませんし、「それが自分らしさだ!」と言ってしまうのも違うと思います。つまり「TPO」です。

社会に出ることで、学生時代以上に求められることの一つに「TPO」があります。Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)それぞれの頭文字で、時・所・場合に応じた服装、マナーなどを使い分けましょう、ということです。

同じように、「自由と責任」という言葉も頭に置いておきましょう。個性的な服装をするのも、髪の色を変えるのも、どんな言葉遣いをするのも自由ですが、そこには責任が生じます。

もしそれを意識せず「自分の好きなようにする」とだけ主張しているのであれば、それは自由ではなく身勝手なだけです。自分の服装や言動に責任をとれないのであれば、周囲に合わせた格好をし、相応にふるまうべきでしょう。

個性を主張することは素晴らしいことです。一方でそれが周囲や自分の将来にどのような影響を与えるかを考えましょう。もし、悪影響を与えているのであれば、それ個性を主張にするのにふさわしくない時・場所・場合なのかもしれません。「自由」の隣には「責任」が存在することも忘れないでほしいのです。

まとめ

少し前にニュースで経団連会長が「就活ルールの見直し」について言及しました。数年したら就活の概念に変化があるかもしれません。

同様に、画一的・没個性な就活に一石を投じる企業も現れるでしょう。外資系企業の一部は、すでにその傾向はあります。話題となった広告が訴えたかったことは、「自分らしくいよう」ということではないでしょうか。

自分を偽り、押し殺しながら就活を続けるのではなく、自分らしさを開放した先に、あなたらしく働くことができる企業との出会いや、あなたらしい飛躍があるはずです。

飾らないそのままのあなたを評価してくれた企業であれば、肩ひじ張らずにきっと楽しく働けるでしょう。次の面接ではあなたらしさをアピールしてみてはいかがでしょうか?就活は、「偽りのあなた」ではなく、「あなたらしさ」を表現する場なのですから。

この記事を書いたライター
露木 めぐみ

露木 めぐみ

2013年よりライター活動を開始。主に、転職支援サイトの原稿、メルマガ執筆、新卒向けサイトの企業インタビューなどを担当。その後、音楽配信サービス会社で、LIVEレポやリリース情報、ラジオ番組情報などを担当し、2018年からフリーランスに。その他、女性誌でのコスメランキングなどの執筆経験あり。趣味は日本舞踊と野球観戦。

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