この記事を書いたライター

ミスターJ

ミスターJ

ジョイキャリア中のヒト、新しいサービスやビジネスモデルに出会うと興奮を抑えきれずに記事を書いたり、インタビューに出たりと好き放題。とにかく仕事を楽しむこと、楽しい仕事をすること、新しい価値を生み出すことに情熱を注いでいる。「温泉ワーク」を研究中

2018年11月26日

成果が欲しいなら温泉に行け!「温泉ワーク」のススメ【 里山十帖 (新潟)編 】

私はいわゆる仕事人間だ。 経営者でもある私は寝る時間と子供と過ごす週末のわずかな時間以外はほとんど仕事のことを考えている。「仕事」が好きなのだ。そして息抜きにはふらっと温泉に行く、開放感と体をふわっと包み込む暖かさが日頃の疲れを癒してくれる。「温泉」も好きなのだ。そんな好きな「仕事」×「温泉」を掛け合わせたらどうなるだろう。仕事の成果をあげながら疲れも取れてしまうのだろうか?温泉好き待望!奇跡のマリアージュ「温泉ワーク」を試してみた。

リモートワークとリゾートワーク

リモートワークからリゾートワーク、そして温泉ワークへ

インターネットを活用し、多様なライフスタイルに合わせた働き方に対応することで雇用を確保し、会社までの移動や無駄な時間を排除することで生産性をあげる。そんなリモートワークを導入することは、もはや当たり前と思っていた。

しかし、総務省の調査では100人以上の企業での導入はわずか13.3%、米国の50%と比べると寂しい結果だ。まぁ国家のサイバーセキュリティを担う大臣がパソコンすら使わない我が日本においてはこんなものなだろう。

参照:総務省 平成28年通信利用動向調査「テレワークの導入状況(企業)」

そんなリモートワーク後進国でも独自の発展を遂げている働き方がリゾートワークだ。

自分の好きな場所で、好きなように仕事をする。もちろん相手あっての仕事ではコミュニケーションに支障がないことが前提だ。近年では国内においてもリゾートワークを推進する企業が増加しており、ンチャー企業やスタートアップ界隈ではもはや常識ですらある。

例えば、タスク管理ツールやチームコラボレーションツール「Backlog」を運営するヌーラボでは2018年6月より、社内からの公募により選抜されると、宮古島での「リーゾートワーク」が可能になる制度を宮古島市教育委員会と共同で開始している。

さらに、今から遡ること5年以上前の2012年には福島県会津若松市のシステム開発会社、Eyes,JAPAN(あいづ・ジャパン)が人気のスキー場であるアルツ磐梯の施設内に「スキーリゾートオフィス」を、リゾートオフィスの先駆けとしてスタートさせている。

このようなリゾートオフィスの流れに大手も参入、三菱地所が和歌山県白浜町の海辺へ「南紀白浜ワーケーションオフィス」を2018年内にもスタートさせることを発表している。

インターネットの普及やAIの発展により、今以上に仕事に創造性が求められる時代になるだろう。そんな時代においてより創造的な仕事を可能にするリゾートオフィスへの期待が高まっている。

そこで今回、この流れに乗るべく温泉好きの筆者としては温泉に的を絞ったリゾートワーク、「温泉ワーク」を身をもって検証してみた。

温泉ワーク検証の舞台「里山十帖」

エントランスロビー:築後約150年、貴重な総欅の古民家

今回「温泉ワーク」の舞台に選んだ場所は、先日ジョイキャリア でもインタビュー記事を掲載させていただいた「里山十帖」だ。運営する自遊人の岩佐代表のインタビューでお聴きした「リアルメディア」を一度体験したいと思っていたところだったので、チャンスとばかりにこの機会に活用させて頂いた。

「里山十帖」はリアルメディアとして、体験と発見を届ける「Redefine Luxury」がコンセプトだ。絶景を眺める温泉に豊かな自然と古民家の伝統、家具や食器、随所に散りばめられるアート作品、そして地元で採れる季節の食材にこだわった料理、これらの体験によるラグジュアリーの再定義、まさにリモートワークの再定義「温泉ワーク」にうってつけの場所なのだ。

越後の山々を見渡す絶景温泉

それにしても、数々のメディアで温泉ランキング一位を獲得する絶景を見渡す温泉は最高としか言いようがない。朝は清々しい空気を感じながらスイッチオン、夕刻には夕日が映る山々を眺めながらリフレッシュ、夜は月と星空を眺めながら至福のひと時を過ごす。人間の体と脳はこれ以上に求めるものがあるのだろうか?と思わせるほど心地よい時間だ。

そして食事だ。メインディッシュは「お米」、地元の素材に地域伝統の食文化を体験させるメニューの数々、素材の風味を活かし、いかにも健康的という印象でありながら味わいは抜群、料理に華を添える器も素晴らしい。その全てはメインの「お米」に至るプロセスだ。さすが、お米にこだわり新潟は南魚沼まで来て宿をオープンした実力は本物だ。

すべての料理は「お米」に通ず。メインのお米

今回のテーマは「温泉ワーク」、こんな感性溢れる空間で人間の持つ創造性のポテンシャルが引き出されないハズは無いだろう。

温泉ワークを実践した二日間

裏の田んぼから見える金城山にはうっすら雪景色

東京からわずか一時間半で来られる新潟県南魚沼の大沢山温泉。この里山感満載の中にその名の通り「里山十帖」はある。宿に着くと私の到着を待っていたかのように小雨がパラつきはじめる。観光なら少々気が滅入るところだが、晴耕雨読、仕事にはもってこいのシチュエーションと言えるだろう。これから二日間の「温泉ワーク」の始まりだ。

選んだ部屋は「クリエイターズ・ツイン」、木の温かみ感じられる明るい部屋に大きなデスク、これも仕事モードに誘うツールとなる。椅子に座り大きな窓から曇り空を眺めていると自然と本が読みたくなる。まずはスマートフォンを手元に置きながら読書でウォーミングアップだ。読書をしながらいくつかの進行中プロジェクトのSlackやBacklogからの通知に対応、便利なもので調整業務はこれでほぼ問題はない。

部屋の広々したデスクは御菓子スペースも十分だ

仕事の合間の休憩はもちろん温泉となる。豊かな自然風景を見ながら湯に浸かっていると頭もリフレッシュして、脳が活性化するのがわかる気がする。湯から上がると夕食までまた仕事を進める。ちょうど良い時間配分だ。宿自慢のオーガニック素材と伝統的調理方法を融合した多彩な夕食は五感を心地よく刺激する。

軽くお酒も入れるがこの後さらに仕事のため飲みすぎないよう注意が必要。食事後はさらに読書をしながら夜型のスタッフやライターさん達から来る依頼や原稿などをチェック、それが終わると寝る前の月見温泉、湯からあがると読書をしながら寝落ちする。なんと幸せな時間だろうか。

二日目、この日も小雨がパラつく、今日も仕事日和だ。ほぼ昨日と同じワークスタイルを実践するも部屋にだけ籠っているとさすがに少し飽きて来る。そんな時にありがたいのが共有のカフェスペースに雄大な自然風景だ。気分転換にカフェスペースでひとり読書に耽っていると時間も忘れる。

ここらで注意したいのは怠慢だ、人間自分に甘くなるのは避けられない。決して忘れてはならない、これは「温泉ワーク」、ただの温泉ではない。そんな弱さが出そうになったらランニングがオススメだ。ストイックに体を酷使する事で弱い精神は消えてゆく。「温泉ワーク」もまた自分との戦いなのだ。

フリードリンク&フリーナッツのカフェスペース

そうしているうちに初日と同じように夕刻となり温泉に入り、至高の食事を終える。まぁ最終日なので少しお酒でも飲もう。これも大切なモチベーションだ。

温泉ワーク心得10カ条

第五条:温泉は朝、昼、晩入ること(アイデアの源泉だ)

そんな今回の「温泉ワーク」の実践を通して、甘えと誘惑に負けず成果を十分に発揮する為の方法を自分なりに10カ条にまとめてみた。(十帖と言いたいところだが敢えて我慢)あくまで、筆者による今回の体験を通して考えながら実践した心得であり、皆様には当てはまらないかもしれないが今後のためにも書き記しておく、活用頂ければ幸いだ。

(一)テレビは見ないこと(部屋にないのが望ましい)
(二)意識はあくまでも仕事に向ける(観光気分にならない)
(三)共有スペースを活用すること(気分転換は大切だ)
(四)無理はしないこと(あるがままに行動する)
(五)温泉は朝、夕、晩入ること(アイデアの源泉だ)
(六)トレーニングウェアを用意すること(体を動かすと心も整う)
七)お酒はほどほどに(良い食事後にもまとめの仕事をする)
(八)カーテンは閉めずに寝る(自然のままに目覚める)
(九)悪天候でもポジティブに捉える(むしろ仕事に集中できる)
(十)SNSでの投稿は自粛する(嫉妬や勘違いされる)

もちろん、これを実践して納得のいく成果が見込めた暁にはご褒美が必要だ。それをモチベーションにしてしっかり仕事に取り組む姿勢を持つことも「温泉ワーク」には必要となる。

「温泉ワーク」をしっかりやった後の酒は格別だ。

いかがだろう?これは今回、だった1回だけの体験で得た心得であり、もちろん場所や季節、自分の置かれる立場やメンタリティーによっても変わるだろう。そのあたりも今後、継続的に調査して行きたい。

そして、今回、大変お世話になった「里山十帖」のスタッフの皆さま、とても素晴らしいサービスをご提供頂きましたことに心からの感謝を申し上げます。

もちろん、「温泉ワーク」としてもまた来させて頂くが、ぜひ温泉旅行としてもゆっくり来たいと思える最高の宿であった。

まとめ

今回の「温泉ワーク」での筆者の成果は日常のプロデュースやディレクション業務の他に、本2冊と1/3の読了。読んだ本の内容をサービスに反映させる設計なども実施し、インプットとアウトプット共に普段以上のパフォーマンスを発揮出来たと感じる。しかもストレス無く、リフレッシュしながらだ。

もちろん意識を高めていた事や、チョイスした「里山十帖」というシチュエーションを考えれば当然といえば当然だが、この成果は自分としては大きな価値がある。リモートワークは単に自分の都合に合わせた場所で働くというだけでなく、”自分が最もパフォーマンスを発揮できる場所で働く”という視点もこれからは必要になると感じた。

リーモートワークの再定義「温泉ワーク」、ぜひ読者の皆様にもお試し頂きたい。そんなこの記事も「温泉ワーク」中に考えついて書き上げたことは言うまでもない。

「温泉ワーク」認定のお宿(001):
絶景露天風呂「里山十帖」 created by 自遊人 越後湯沢・大沢山温泉

体験型リアルメディア「里山十帖」

この記事を書いたライター
ミスターJ

ミスターJ

ジョイキャリア中のヒト、新しいサービスやビジネスモデルに出会うと興奮を抑えきれずに記事を書いたり、インタビューに出たりと好き放題。とにかく仕事を楽しむこと、楽しい仕事をすること、新しい価値を生み出すことに情熱を注いでいる。「温泉ワーク」を研究中

TOPへ戻る