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立石郁

立石郁

学生時代から放送メディアで企画・制作に携わる。芸能・IT企業で勤めた後、デジタルマーケティングの企業で人事・総務・経理・広報などのバックオフィスを経験。並行して、2003年よりライターとし雑誌やWeb、広告などで、暮らし・美容・(特に女性の)働きかた・アート・音楽など、興味のある分野について広く執筆している。日本放送作家協会 会員。

2019年10月21日

【中谷美紀主演】10月21日スタート!ドラマBiz『ハル ~総合商社の女~』 記者発表会の様子、見どころ、キャストをまとめてご紹介!

ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」のポスター

毎週月曜22時からのテレビ東京系列「ドラマBizシリーズ」は、「シゴトのたのしいを伝えるメディア」をコンセプトに掲げるジョイキャリアが注目する、「働き方」をテーマにしたドラマシリーズです。

2018年4月からスタートしたこのシリーズも今回で7シリーズ目。豪華キャスト陣が誠心誠意を尽くして仕事を成し遂げる様子は、「月曜22時」というスタートダッシュを終えたビジネスパーソンのエンジンに「今週も頑張ろう!」と火をつけるような、そんなオトナの熱さが評判です。

とくに本日10月21日からスタートとなる新シリーズ「ハル ~総合商社の女~」は、ドラマのプロデューサー栗原美和子氏の実体験に基づいて制作されたというリアルなストーリーが出色の作品。

ここで、主演の女優・中谷美紀さんが登壇した記者発表会の様子と、本作の見どころやキャスト、第1話のあらすじを見ていきましょう。

「ハル ~総合商社の女~」ってどんなドラマ?

中谷美紀/ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

中途採用ながら、格別の待遇で入社した晴にさまざまな試練が待ち受ける ©テレビ東京

物語は、「ラーメンからロケットまで」と幅広い商材を扱う、日本独特の企業形態である「総合商社」が舞台です。

大手総合商社に経営企画部・部長補佐という待遇で転職してきた、中谷美紀さん演じるシングルマザーの海原晴(ハル)が主人公。

アメリカのビジネス界の第一線でバリバリ働くパワーウーマンであった晴が、旧態然とした商社で一般常識にとらわれることなく、膨大な各部門や系列会社で起こる問題を解決するために奮闘する姿を描いています。

ときにはトップダウンすら覆し、思いもよらない方法で周囲を巻き込み、解決への道を切り開いていく、なんとも爽快なヒューマンドラマ。

ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

ラーメンチェーンの再建を担う晴と青柳 ©テレビ東京

聞いたことはあっても、意外に知られていない商社の実態も垣間見ることができるこちらのドラマ。仕事に息苦しさを感じているビジネスパーソンなら誰もがグッと来るような脚本は、『星の金貨』『ピュア』『バージンロード』映画『四月は君の嘘』などのヒット作の脚本を手掛けてきた龍居由佳里氏によるものです。

舞台が舞台だけに、ドラマの中にはビジネス用語が多々登場しますが、龍居さんの脚本により説明的なセリフではなく、人間味のある温かいセリフに言い換えられ、見る人にとって難しくなくすんなり入ってくるように仕上げられているそう。

そして、仕事に関する物語だけでなく、女性が見ていてワクワクするような恋愛要素もさりげなく織り込められています。

第1話のあらすじ

ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

シングルマザーの主人公・晴を演じる中谷美紀 ©テレビ東京

アメリカのビジネス界で活躍していた海原晴は、日本の大手総合商社「五木商事」に社長直々のヘッドハントにより転職し、凱旋帰国を果たします。

エリート集団である経営企画部の部長補佐に就任するも、なんと、そこで待ち構えていた直属の上司は10年前に離婚した元夫(藤木直人)……!

「ラーメンからロケットまで…」と、ありとあらゆるビジネスを取り扱う総合商社を舞台に、主人公の晴が社内の各部門や系列会社が抱えるさまざまな問題に挑み、日々奮闘する姿を描きます

保守的な副社長一派が牛耳る停滞した空気の中、データ主義を嫌い、「私は楽しく仕事がしたい!」と公言する晴が、常識を覆すやり方で毎回難題を解決! 社内に新風を吹き込んでいきます。

晴が所属する「企画経営部」って?

会社の舵取りを行う部署「企画経営部」

一般に、会社の中でもコアな「経営」に関わる部署で、中長期的に会社の方針を考え、その方針に則り経営を実行していく舵取りを行う部署とされています。

市場のニーズ動向分析や競合他社の調査、各部署から上がってきた数値を基に事業の立て直しや経営企画の立案を行う、多くの大企業に実際に存在する部署です。

晴が入社した総合商社「五木商事」は超大手。都心の大きなオフィスビルの1階から最上階までが全て五木商事のさまざまな部門が入居しているというから、その規模は国内有数のもの!

そんなマンモス企業の中でも、「特別扱いの精鋭部隊」として知られる企画経営部。そこに突然、中途採用で部長補佐として入ってきた紅一点の晴は、アウェイ感満載。でもそんな空気をものともせず、仕事のために突き進む姿がとても清々しい!

中谷美紀のしなやかで爽快な演技に注目

ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

伏魔殿のような旧態然とした社内で、これから何が起きるのだろうか ©テレビ東京

中谷美紀さんは、今回がテレビ東京の連続ドラマ初出演。
ドラマでは世界中とつながる総合商社らしく、流暢な英語で海外の取引先とやり取りする場面もしばしば。英語とフランス語が堪能な中谷さんならではの、素晴らしい演技が見ものです。

第1話には、晴がカラリと「どこでも生きていける自信があるんで」と話すシーンがあります。中谷さん自身がインドで4か月ほど旅をして「もう、地べたを這いつくばっても生きていけるな」という体験をしたことがあるそうで、そんな経験と重ね合わせながら演じた、中谷さんが好きな晴のセリフの一つなのだとか。

そんな中谷さんの知的な美しさと仕事人としてのタフさが、晴を演じる上での強力な説得力になっているこのドラマ。見ていくほどにどんどんのめり込んで晴を応援し、そして晴に励まされる自分がいることに気づく、そんな爽快な後味を残すこと間違いなしです。

記者発表会の様子をレポート!

記者発表会/ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

中谷美紀さん、共演の藤木直人さん、白洲迅さん、奥田瑛二さんが出席した豪華な発表会

「仕事が好き」という気持ちを大切に

ドラマ放映に先んじて、先日第1話の試写会と記者発表会が行われました。

俳優陣が登場する前には、以前ジョイキャリアでインタビューに答えてくださったチーフプロデューサーの稲田秀樹さんが登壇。

稲田さんは次のようにドラマにかけた思いを語ってくれました。

ひとりの女性が、『好きな仕事がしたい』という思いで奮闘する姿が爽快に思えて、企画書を見ながら本当にワクワクしました

仕事をしているといろんなプレッシャーや落ち込んでしまうことなど、いろんなハードルやネガティブなことがたくさんあると思いますが、人生において『仕事』って本当に大きな割合を占めているもの。

長く続けていけば素敵な出会いや嬉しい再会もあるものだから、僕自身、できるだけ楽しいと思って仕事をしたいなと思っています。このドラマを通じて、そんな思いやちょっとした勇気を感じてもらえたら」

藤木直人さんの「困った仕事ぶり」とは

藤木直人/ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

晴の元夫であり、晴がサポートする部長・和田寿史を演じる藤木直人 ©テレビ東京

中谷さんは、共演者でなかなかNGを出さない完璧な藤木直人さんを「誰よりも多くセリフを話すのに、NGを出さない困った人なんですよ。私は緊張して毎回毎回NGを出しまくっているんですが、藤木さんはNGを出さないです。いつ出すのかなって楽しみにしているんですけど(笑)」と、その仕事ぶりをユーモアたっぷりに紹介していました。

ドラマでは、藤木直人さん演じる元夫・和田寿史が突然上司になり、白洲迅さん演じる部下の青柳悠馬に慕われる晴。彼女を取り巻く恋模様も見どころのひとつ

藤木さんは「(僕が演じる役は)敵なのか味方なのかわからないという立場で、元夫っていうことも、これから演じる上で何らかの意図はあるのかなと思います。結婚前の回想シーンがあって、ほんの一瞬のシーンだけどそれがとても楽しかった」と話しています。

白洲さんは「破天荒な晴さんに青柳が振り回されるということが多んですが、振り回されながらも憧れの念を強めていって、それが恋心に発展する……のか? というところが見どころです。若者代表ということで、若者ならではの演技ができたらと思っています」と話していました。

今後の展開にも注目ですね。

ドラマ撮影の舞台裏では「労働改革」も

記者発表会/ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

左からプロデューサーの栗原美和子、主演の中谷美紀さん、脚本家の龍居由佳里さん

そして最後には、中谷美紀さん・栗原プロデューサー・脚本家の龍居由佳里さんの3者で、「働く女性」をテーマにトーク。ファンから寄せられた、働く女性についての質問に答えていきました。

仕事とプライベートのバランスの取り方についての質問には、中谷さんが回答。

「一度撮影に入ると、本当に労働時間が長いんです。ちょっとここでは言えないぐらいの労働時間で……(笑)。全然、優雅な世界ではなくて、演技のお仕事は過酷な職業です」と話し、「私は3、4か月働いて2、3か月休むようにしています。自分に休むことを課して、情熱をキープするためにも休むようにしています」と、ハードな仕事の中でのバランスの取り方を提案していました。

栗原さんは「今回はとても珍しいんですが、全8話分の脚本が揃っていたんですね。意外に思われるかもしれませんが、実はドラマの現場では『明日撮る分の台本がない』という悲惨な現場もあるんです。

私はずっと『それではいけない』と思っていて。なるべく早く台本があって、演じる側もたくさんシュミレーションをして、スタッフもそれぞれによく練ったものを視聴者の方には見せなければいけないと思いました。

それにはまず台本がないといけないと思って、今回は龍居さんに始めから全8話分の脚本を用意していただきました」と、ドラマ制作における「労働改革」の裏話も披露してくれました。

楽しく働く方法を、晴の横顔から見つけて欲しい

ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

熱く楽しく仕事を乗り切る晴にとって、息子との晩御飯は戦士の休息 ©テレビ東京

最後に、皆さんへのメッセージをという問いには、栗原プロデューサーが熱く語ってくれました。

「今回は私のオリジナルの企画。その中で一番やりたかったのは『楽しく働く女性を見せたい』というのがありました。セクハラやパワハラ、働き方の問題など、いろんな問題がいま本当にあると思うんですが、皆さんには常に『楽しく仕事をするにはどうしたらいいか』ということを考えて欲しいと思います

まったく解決方法がないということはないと信じているので、『ハル ~総合商社の女~』を見ながら考えて、ぜひ楽しく仕事していってもらいたいと考えています」

中谷さんも「このドラマを通じて、栗原さんの思いをバトンのようにしていただいて、自分自身が成長させて頂ける機会になったのではと思います。

私も仕事をする人間として、節目節目、自分にいいことも悪いこともあったと思いますが、ぜひ、男女問わずみんな楽しく仕事をし続けていってくれたら嬉しいです」と語りました。

龍居さんは「どうしても辛くなった時は、逃げてもいいと思う。逃げましょう! 自分のことを考えることをしましょう。それで新しい何かが見つかると思うので……」とまた違ったお答え。

人気女優として第一線を走り続ける中谷さんと、男女雇用機会均等法が施行された1986年の翌年に業界に就職し、超オトコ社会の中で活躍してきた栗原プロデューサー。

そして男女雇用機会均等法が作られるずっと前に就職し、子育てもしながら脚本家のキャリアを積み上げてきた龍居さんという、それぞれにタイプの違う、一件華やかな業界の”キャリアウーマン”のトークは深く印象に残りました。

まとめ

記者発表会/ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

ファンに向かって手を振る出演者の皆さん

楽しく働くということは、単純なことではないかもしれません。ただ、最終的にひとつの仕事が着地して、振り返って「楽しかったな」と思えるためには、今からできることはたくさんあるかもしれないと思えた、そんな第1話と記者発表会でした。

ジョイキャリアでは今後も、晴の駆け抜けるその様子を追いかけたいと思います!

明日からのビジネスに活かせるドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」はテレビ東京で本日10月21日より毎週月曜22:00から放送。初回は15分拡大版でお送りするとのことなので、どうぞお楽しみに!

作品紹介

ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」のポスター

©テレビ東京


ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」
テレビ東京系(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ) 月曜 22:00
10月21日放送スタート<初回15分拡大>
BSテレ東 10月25日 毎週金曜 21:00

公式サイト:ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」

主演中谷美紀
監督土方政人 都築淳一 三木茂(共同テレビ)
脚本龍居由佳里 本田隆朗
主題歌wacci「Baton」
オープニングテーマ琴音「白く塗りつぶせ」
音楽ワンミュージック
チーフプロデューサー浅野太(テレビ東京)
プロデューサー稲田秀樹 戸石紀子(テレビ東京)
プロデューサー栗原美和子 高田良平(共同テレビ)
演出土方政人 都築淳一 三木茂 (共同テレビ)
製作著作テレビ東京 共同テレビ

【ジョイキャリア×ドラマBiz】

主演 中谷美紀さんインタビュー:
『ハル ~総合商社の女~』主演 中谷美紀さんインタビュー。NGを出すのも仕事のうち!? 女優・中谷美紀が考える、仕事を楽しむコツとは

白洲迅さんインタビュー:
『ハル ~総合商社の女~』出演、白洲迅さんインタビュー。中谷美紀さんの仕事ぶりに感嘆!「仕事のアツさは、自ら作り出す!」という仕事観とは?

1話〜3話のあらすじまとめ:
中谷美紀主演ドラマ「ハル 〜総合商社の女〜」は、仕事愛を補充できるような“エモさ”が話題!次回に向けてのまとめ(1話〜3話)

4話、5話のあらすじまとめ:
中谷美紀主演ドラマ『ハル 〜総合商社の女〜』。怒られて得られるものがある。仕事って素晴らしい!次回に向けてのまとめ(4話、5話)

6話、7話のあらすじまとめ:
中谷美紀主演ドラマ『ハル 〜総合商社の女〜』。意欲があれば会社の中でも新しいことにチャレンジできる!最終回に向けてのまとめ(6話、7話)

最終話のあらすじまとめ:
中谷美紀主演『ハル 〜総合商社の女〜』がフィナーレ!最終回で見せた、それぞれの“仕事人としてのプライド”がかっこいい!次回作のあらすじもご紹介!

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この記事を書いたライター
立石郁

立石郁

学生時代から放送メディアで企画・制作に携わる。芸能・IT企業で勤めた後、デジタルマーケティングの企業で人事・総務・経理・広報などのバックオフィスを経験。並行して、2003年よりライターとし雑誌やWeb、広告などで、暮らし・美容・(特に女性の)働きかた・アート・音楽など、興味のある分野について広く執筆している。日本放送作家協会 会員。

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