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伊藤璃帆子

伊藤璃帆子

芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

2020年5月1日

GW明けは要注意!五月病を予防するための原因と対策

4月から新たな環境で、慣れない仕事や職場に緊張の連続だった方も多いことでしょう。GWはそんな緊張や不安から解放しリフレッシュする期間。しかし、そんな日々もまもなく終わり、普通の日常に戻ろうとしている。そこで今回はGW明けに陥りがちな「五月病」について、早めに原因と対策を考えてみよう。

この記事のポイント
  • 五月病を予防するために、まずは五月病を知る
  • 五月病の予兆やなりやすいタイプを把握し予防する
  • 五月病かも?と思ったら実施できる生活習慣の対策

そもそも五月病って何?

予防するためには“敵”を知ろう

五月病とは、GW明けに会社や学校に行く気が起きなかったり、体調不良に陥ったりと心身の不調が現れる症状だ。

人によって症状は異なるが、5月の長期休暇明けごろに起こることから「五月病」と呼ばれている。

今回はこの五月病を解説するとともに、五月病にならないための予防策などを紹介していきたい。

五月病の原因とは

「五月病」って病気なの?その原因は?

五月病はストレスに起因する心の病と考えられており、うつ病に似たような症状が確認される。

ただ、先程も触れたように五月病という名称は通称であって正式な病名ではない医学的には、適応障害、うつ病、パーソナリティー障害、不眠症など、症状に応じて異なる診断をされることが多い。

五月病のきっかけは、4月の環境変化によることも大きいといわれる。というのも、4月は新年度のスタートの時期ということもあり、多くの人が大なり小なり環境の変化を経験する時期だからである。学生であれば入学やクラス替え、社会人であれば転勤や異動による環境の変化など。

環境が変わる際には誰しもが新たな希望や不安など様々な感情などを抱くものだが、過度に期待に応えようと無理をしたり、不安を払拭しようとする気持ちが強いと、自分でも気づかないうちにストレスを体に溜め込んでしまう

そうした新天地で蓄積した1ヶ月分の負荷を抱えたのち、長期の休みに入るとピンっと張っていた緊張の糸が急に緩み、反動で不摂生が続いたりすると、疲労回復どころか悪循環を招くことになる。

こうして休みが終盤にさしかかるころ、会社や学校のことを考えると行くのが億劫になったり、実際に体調不良などの症状を自覚するようになる。

つまり五月病の原因は4月の生活の振る舞い方、そして連休の休み方にあるといえる。

こんな症状が見られたら五月病

五月病の症状とは?

五月病の症状は様々だが、主な自覚症状としては次のようなものがある。例えば体がだるくなる、覇気がない、やる気が出ない、眠れない、食欲がないといった症状だ。

今まで元気だったのに、休みの終盤や休み明けにこのような症状を自覚したときは、五月病の可能性が高い。

また気分的なものだけではなく、上記で上げた症状がきっかけとなり、頭痛や腹痛など、はっきりとした体の不調を感じ、学校や会社に行くことができなくなってしまうこともある。

5月でなくとも起こりうる体調の変化だからといって、軽視したり、気のせいと思い込んでしまうケースもあるが、心に負荷がかかっている状態で無理をしてしまうと症状が更に悪化することになりかねない。

何か異変を感じたら、まずは無理せず、体を休めること。それでも回復しないようなら病院で診てもらうことをおすすめする。

こんな人は五月病に注意!

あなたの性格は大丈夫?

気を遣いがちなタイプ

冒頭でも触れたとおり、4月は新年度のスタートの時期。

学生の皆さんは学校への入学やクラス替え、社会人の皆さんは就職や新たな職場に異動するなど、新しい環境でスタートを切ったところだと思うが、早く新しい環境に馴染みたいと思っていつも以上に気遣いや我慢をしてはいないだろうか

こうしたストレスを抱えてGWに入った人は五月病になってしまう危険が高いのだ。

社会人として生きていく上での適度な気遣いは大切だ。しかし、これからという時に五月病となって体調を崩してしまうようであれば、せっかく頑張ってきた結果が台無しになってしまう。

自分が気遣いタイプと自覚している人は、意識的に気を遣いすぎない、我慢しすぎないように気をつけて無理のない範囲でコミュニケーションすることを心がけよう。

キャラクターを演じるタイプ

そのキャラ、無理してないですか?

自分のありのままのキャラクターではなく、他人が求めるキャラクターを演じてしまう人も注意が必要だ。

新たな環境、新しい仲間! 早く自分を覚えてもらいたい!

自分とはあまりにかけ離れたキャラクターを演じてしまう人は少なくない。そうして大型連休でホッと肩をなでおろした途端、休み明けにはまた演じ続けなくてはならないことに憂鬱になっていくのである。

他人が求める人物像を追求することも大切だが、ありのままの自分を理解してもらうということも同じくらい大切なことだ。

初対面の印象も大切だが、過度な演技は長続きしないことを理解して、これから先を考えた長期的な目線での付き合いを考えた立ち振る舞いをしていこう

責任感が強い人

頑張り屋さんなあなたも五月病になる可能性あり!?

周りからの期待に応えようと無理をしたり、迷惑をかけまいと一人で抱え込んでしまう人も注意が必要だ。

新しい環境でのスタートは、未経験で判断できないこと、理解できないことが数多くある。自分ですべてを解決しようとして抱え込んでしまうと、なかなか前に進めずにその環境に戻ることが億劫になってしまう

職場でわからないことにぶち当たった時、質問するのにはある程度の勇気が必要かもしれない。

だが、ある程度考えてもわからなければ、素直に周囲の人に聞いてみること。後輩に教えることも、先輩たちの仕事の一部なのだと考えてみよう。

五月病は予防できる!

五月病を予防するために、自分自身を見直そう

上記のような人たちは、周囲を気にして抱え込んでしまう傾向が共通している。自分で解決しようとすることは大切だが、ひとしきり考え悩んだあとは、ときにスパッと切り替え周囲の人に相談してみること

自分では意外と見えていなかったことに気づいたり、考えもしなかったような観点からアドバイスを貰えたりすることもあるだろう。

これから長く続く人間関係で、無理をしてもいつか限界がきてしまう。周囲にうまく頼ることも手段の一つと割り切るだけで気が楽になるだろう。

もちろんこうしたことはお互い様、誰かが困っているときはその分自分がフォローしてあげることも大切だ。

五月病かもと思ったら?

五月病気味なあなたは日々の生活から見直そう!

五月病の大きな原因はストレスが関係しているため、無理に頑張ろうとしても逆効果

気力で乗り越えようとする強さは、時として取り返しのつかないダメージを与えることもある。心と体はつながっていることを自覚して、大事に至る前に対処しておこう。

悪循環に陥る前に、まずはできるだけストレスをためないよう、普段の自分を意識することが大切だ。

具体的には生活習慣を整えることから始めてみよう。

夜更かしは控え、睡眠時間を確保すること。その際、目覚めに太陽の光を取り入れることも効果的。

寝る前にカーテンを少し開けたり、遮光性の低い素材を選ぶなど、太陽の光が入るようにしておくと、体のリズムを整えやすいのでおすすめだ

次に、日中は外で体を動かすことを心がけよう。運動が苦手であれば散歩したり、通勤時に一駅分だけ歩くのも良いだろう。

体を動かすことは精神を安定させるセロトニンを分泌する効果もある。また運動による適度な疲れは心地よい睡眠を誘う。

このように、毎日簡単にできることから始めて、徐々に心身を整えてみてはいかがだろうか。

まとめ

五月病は誰しもがなり得るもの。自分は大丈夫と思っている人ほど注意が必要かもしれない。新しい環境では気づかないうちに心身に無理をさせている可能性があるのだ。

GWで、ついハメを外してしまい、飲み過ぎや昼夜逆転など、不摂生してしまっている人は、生活リズムを正しく心がけよう。

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伊藤璃帆子

伊藤璃帆子

芸術大学で美術、写真を学び、ITマーケティング会社を経て、独立。現在フリーでライター、編集、撮影、イラスト、フードスタイリングなどを手掛ける。

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